《女流書道家高山華流ブログ》TVでも紹介されたユニークな書道教室

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《私は。。。》

2011-04-26 00:36:03 | Weblog
1番苦しい人達の傍に居たい。
その人達の迷惑にならない範囲での距離で、痛みを分かち合いたい。

今日、改めてそう思った。

大げさに親切や心配の安売りをせず、真摯に静かにその痛みを自分の痛みとして感じて生きていきたい。

その人達の痛みがどんなものなのかを勝手に判断せず、きちんと耳と心を傾けて身体全身と心いっぱいで受け止めていきたい。

凄く大きな事だけど・・・
こんなちっぽけな人間だけど・・・

自分なりに一所懸命考え、悩み、落ち込みながらでも、それでも少しでも寄り添っていきたい。

生かされた命だから、それが当たり前の事なんだって思う。



来月、大阪で美術出版社企画の東日本大震災チャリティイベントに作品を出品します。
「えっ、先生は被災地の方です。」
びっくりされました。

同じ被災地で様々な問題があっても、私は自分の家で暮らせています。
仕事もやっと復興出来ました。
同じ東北人が大変な思いをしている時、自分に何が出来るか、そして長期戦だと云う事が分かっている中で、これからどんな事が出来るかを日々考え、考えているだけでは何も意味がなく、それをいかに実践していかなければいけないか。

大震災はこれからも続いていきます。
むしろこれからが大変な道のりです。

このチャリティイベントの収益金は、全て被災地へ義援金として送られます。
詳細は後程お知らせ致しますので、皆様のご協力を宜しくお願い致します。

【仙台駅東口教室お引っ越し】

2011-04-24 18:36:07 | Weblog
仙台駅東口にありますパルシティ仙台内で開講していました「実用書道館仙台駅東口教室」は、5月6日から仙台駅西口で「実用書道館仙台駅前教室」として授業を再開致します

旧東口教室の生徒さん方と、又ご一緒にお勉強が出来る事を楽しみにしています


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【巨大津波の足跡。。。宮城県山元町】

2011-04-12 18:51:25 | Weblog
巨大津波の足跡


3月11日の大震災の後、巨大津波にのみこまれた宮城県山元町の「今」です。

先日の日曜日、手作りの平仮名とカタカナのお手本教材。
漢字問題。
文房具。
飲料水。
作品ポストカード。
そして、山元町への毛筆エール揮豪を持参致しました。

『山元町』
イチゴとホッキ貝で有名な町。

イチゴ農家は壊滅との事で、復興迄数年かかるとの事でした。


人も家も車も一瞬にしてのみこまれ、後に残った物は、津波が運んで来た家々の瓦礫の山と、そこにあった筈の家の跡形もない光景と、中身を津波にさらわれた外観のみの家。

私の祖父と祖母と父の眠る『普門寺』の住職さんと行動を共にし、よく知っている浜通りに参りました。

住職さんから「沢山の人達に山元町の現状を知ってもらいたい。全国に発信して欲しい」とのお言葉を受け、凄惨な状況を皆様に知って頂く為に、撮影して来た写真をup致します。

今現在、安否確認が出来ない方々の人数約200名。

安否確認の方々のチラシが沢山貼られ、胸が痛くなりました。

幸せそうに笑っている母子の写真等あり、11日のあの日迄、当たり前の日常生活を過ごされていた方々のお顔を、私はまともに見る事が出来ませんでした。


小さな町で、震災後の物資が届く迄、かなりの日数がかかり、全国ニュースでもほとんど取りあげてももらえず、未だに3月11日のあの大震災から、時が止まった状態の被災地です。

地元で流れる映像を観ていましたが、現地に足を踏み入れた瞬間、眼に飛び込む光景に最初は呆然とし、次には「心が折れました」

これ以上、言葉では表現出来ません。

映像や写真では、あの凄惨な状況は決して分かりません。
正直に言うと、皆様にも現地に足を運んで頂き、ご自分の肉眼で見て頂きたい。。。

そんな思いでいっぱいです。

今は、自衛隊の方々のお仕事の邪魔になる事と、まだ余震が続いているので難しい状況ですので、心が折れた私が撮った写真で伝わらないかもしれませんが、是非ご覧頂き、ほんの少しでも皆様のお心に何かしら生まれましたらと願いながら、したためさせて頂きました。


「地震はまだいい。津波は恐ろしい。一瞬にして何もかも無くなってしまう。」との住職さんのお言葉と、「夢の中に居る様です。」との私の不注意な言葉に対し、「夢だったらどんなにいいでしょう・・・明日起きて元に戻っていたらどんなにいいでしょう・・・」とのお言葉が、私の頭と心の中で毎日グルグル回っています。。。


*お寺の本堂の壁についている幾筋もの泥は、津波の引き跡です。
本堂の屋根の上には椅子が乗っています。

☆心の言葉《希望》☆

2011-04-04 12:57:36 | Weblog


3月いっぱい、兵庫県の芦屋中央病院に展示した色紙作品です。

病と闘っていらっしゃる方々に心を籠めて書作した作品が、今、私をも慰めてくれています。
そして、力をも与えてくれています。

被災された方々、天国へ逝ってしまわれた方々にも、この言葉が届く事を願い、1つずつ作品をupして参ります。

そして、今日、石巻の友人Mちゃんが親族に見守られ、秋田の地で荼毘に伏されます。
秋田は彼女の母親の実家です。
発見されてから19日振りで、やっと安らかな眠りにつけます。

Mちゃん、これからは、天国のお父様とお母様と一緒だね。
う~んと甘えて下さいね。。。