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CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

17-267「蠱毒 ミートボールマシン」(日本)

2017年09月09日 01時44分37秒 | 日本映画
近頃はジェイスン・ステイサムって言われる
 優しい性格が災いし、まったく成績が上がらない取り立て屋の野田勇次。
 ある日、彼の暮らす街が突然巨大なフラスコに包まれ、外の世界と遮断されてしまう。人々は次々と謎の寄生生物によって戦闘マシン“ネクロボーグ”に変貌し、壮絶な殺し合いを始める。
 勇次もまた、ネクロボーグへと姿を変えてしまうが、愛する女性・三田カヲルへの想いが、辛うじて彼の正気を保たせる。
 そして、行方不明となったカヲルを守るべく、立ち上がる勇次だったが。(「allcinema」より)


 2005年に製作された「MEATBALL MACHINE ミートボールマシン」をリブートした作品。

 オリジナルでは効果、造型を担当していた、「東京残酷警察」「ヘルドライバー HELLDRIVER」の西村喜廣が本作では監督。

 ということで、オリジナル以上に血飛沫満載のスプラッタ・アクション・ホラーとなっている。

 
 序盤はうだつの上がらない中年男、野田勇次のツキのない日常を映し出すだけで、街中で白線を引いている謎の女は登場するものの、なかなか話が展開するきっかけもないので、少々退屈。

 しかし、宇宙から巨大なフラスコが落ちてきてからは、怒涛の展開になっていく。

 謎の生物に寄生された人間が、マシンのようなものに身を包まれ、ネクロボーグとなって激しい戦いを演じる。

 野田勇次も謎の生物に襲われ、寄生されかけるのだが、患っていた癌細胞が生物を駆逐する。

 姿はマシンに身を包んだネクロボーグであるが、人間の意識を残したまま他のネクロボーグと戦い、想いを寄せていた女性、三田カヲルを救うため奮闘する。

 
 グロ映像も多い、血飛沫満載のスプラッタであるが、そこにコミカルなところを多々入れているのは西村監督らしい感じ。

 加えて、エロも少々。

 基本的には、様々な形のネクロボーグたちと勇次や警察の面々が血飛沫飛ばしながら、笑いも交えて死闘を繰り広げていくという展開。

 そして、少しだけロマンス要素も入れている。

 ラストは、また滑稽な結末であったが、タイトルにある〝蠱毒〟をアレンジしたような最後だったな。


 野田勇次を演じたのは、先日鑑賞した「阿修羅少女(アシュラ・ガール) BLOOD-C異聞」など、数多くの作品に脇役として出演している田中要次で、映画初主演。

 ちなみにオリジナルで主役を演じたのは、高橋一生だったよう。


 これでもかというぐらいのスプラッタ映像で畳み掛けてくる作品で、高揚するものあるが、ラストは少々脱力を感じるような作品だったな。

/5

監督:西村喜廣
出演:田中要次、百合沙、鳥居みゆき、川瀬陽太、杉村蝉之介、三元雅芸、しいなえいひ、斎藤工、仁科貴
    安部智凛、矢部太郎、ジジ・ぶぅ、こまつよしお、冨手麻妙、沼澤邪鬼、島津健太郎、山中アラタ
於:新宿武蔵野館

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