ダイアナが飛んでた
ファッションデザイナーのクリスティーンは、夫フェリックスや幼い娘ボブスと共にダブリン郊外で順風満帆な生活を送っていた。
ある日の仕事中、彼女はダニに寄生された犬の幻影に襲われる。8カ月後、クリスティーンは筋肉の痙攣や記憶喪失、幻覚などを引き起こす原因不明の体調不良に悩まされていた。
そんなクリスティーンの前に、彼女を助けに来たというフィリピン人の乳母ダイアナが訪ねて . . . 本文を読む
本当に怖いのは家族だから
ハロウィンの前週、少女チャーの母アンジェラが不可解な失踪をした。
翌日の夜、アンジェラは何事もなかったかのように帰宅するが、失踪については何も話そうとしない。チャーと祖母リタは、そんなアンジェラの様子に違和感を抱く。アンジェラは見た目や声こそ変わらないが性格も立ち居振る舞いも失踪前と異なっており、まるで悪意ある何者かに取って代わられたかのようだった。
やがてアンジェ . . . 本文を読む
ビタミンD不足だろ
スーパーマーケットで働くティーンエイジャーのマットは、兄デコがバンパイアになってしまったという衝撃の事実を知る。
兄をこのまま生かすべきか、それとも杭を打ち込んで退治するべきか、究極の選択を突きつけられるマットだったが。(「作品資料」より)
兄がヴァンパイアとなってしまった青年の葛藤を描いたホラー・コメディ。
原題は「ぼくのエリ 200歳の少女」の英語タイトルをも . . . 本文を読む
全ては死から始まる
15歳の高校生、フェイスは、父親と2人暮し。
ある日、彼女の高校のフィールド・ホッケー部のコーチに、神秘的な魅力を持つシシー・ヤングが就任する。実はシシーは魔女一族のリーダーで、古代の桜の木の実を使った秘密の儀式により、死者を蘇らせる力を持っていた。
父親の命がもう長くないと知ったフェイスに、交換条件付きで父親を治すと申し出るシシー。その条件とは、子どもを産み、シシーに渡 . . . 本文を読む
あれは、あなたの息子じゃない
シングルマザーのサラは、幼い息子クリスを連れてアイルランドの田舎町に移住してくる。クリスは次第に不審な行動を取るようになり、サラは息子が何かに取り憑かれているのではないかと考え始める。
家の裏手に広がる森にできた巨大な穴に、その謎が隠されているのではないかと疑うサラだったが。(「作品資料」より)
山道を車で走り、よそ見をしていると必ず事故が起こるというのが定 . . . 本文を読む
呪いで生きている
アイルランド。両親を亡くした双子の姉弟レイチェルとエドワードは、先祖代々保有している古い屋敷で暮らしている。そんな二人は、この屋敷に伝わる3つの掟を守ってきた。
『“0時の鐘が鳴る前にベッドに入りなさい”“よそ者を家に入れてはなりません”“姉弟は離れてはなりません”よき姉、よき弟よ。従えば、お前たちは先祖に守られる。だが、掟を破れば邪悪な存在が現れるだろう――』。引きこもりが . . . 本文を読む
キミを汚さず、自分の意識を高めた
息子を殺され、悲しみに暮れるソフィアは、黒魔術による犯人たちへの復讐を企てていた。そんなある日、オカルト信仰者のソロモンを雇ったソフィアは、禁断の儀式を行うためウェールズの田舎の家を借り、彼を連れていく。
だが、拷問のような儀式は半年間にもおよび、もし失敗すれば何者かに魂を奪われるという大変危険な賭けだった。(「KINENOTE」より)
田舎の一軒家を借 . . . 本文を読む
失くしたのは信仰ではない、教会への恐怖だ
1209年、アイルランド。世界の果てとも呼べる島。修道士の一行は修道院の神聖な聖遺物「マティアの石」をローマに運ぶ巡礼の旅に出る。だがそれは数世紀にもわたり繰り返されてきた部族間の戦争と上陸が活発化する侵略者ノルマン人が横行する危険な旅路であった。
信仰心の篤い若き修道士ダーマッドと暗い過去を持つ口がきけない助修士らは、盗賊や部族たちに襲われながらも聖 . . . 本文を読む
誰かが私を見ている
陸上競技コーチのデイナ・ミルグロムはジョギング中に自動車事故に巻き込まれ、臨死体験を経てホープウェル病院に緊急入院する。
喉に人工呼吸器をつけたまま、不自由な入院生活を送ることになった彼女はある夜、病室の隅のクローゼットの扉から近づいてくる不気味なゴーストを目撃。デイナは、“ネイルズ”と呼ばれるその存在を証明しようとするが、事故のストレス過多で幻想を見ているのだろうと夫のス . . . 本文を読む