CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

22-087「THE BATMAN ザ・バットマン」(アメリカ)

2022年04月18日 00時15分22秒 | アメリカ映画
死人が吐く嘘とは何だ?
 両親を殺された過去を持つ青年ブルースは復讐を誓い、夜になると黒いマスクで素顔を隠し、犯罪者を見つけては力でねじ伏せる「バットマン」となった。
 ブルースがバットマンとして悪と対峙するようになって2年目になったある日、権力者を標的とした連続殺人事件が発生。史上最狂の知能犯リドラーが犯人として名乗りを上げる。
 リドラーは犯行の際、必ず「なぞなぞ」を残し、警察やブルースを挑発する。やがて権力者たちの陰謀やブルースにまつわる過去、ブルースの亡き父が犯した罪が暴かれていく。(「作品資料」より)


 DCコミックの〝バットマン〟がまたまた実写映画化。

 今回、バットマン=ブルース・ウェインを演じるのは「トワイライト」シリーズのロバート・パティンソン。

 バットマンとしてすでに街の浄化にあたっているブルース・ウェイン。

 そんな中で、権力者を標的とした連続殺人が発生し、バットマンは調査に乗り出すが、それは混沌とした街の裏側をあぶり出し、やがてブルース自身にも降りかかってくる。

 全体的には退廃したムードが漂い、ほとんどが夜のシーン。

 これは「ダークナイト」を受け継いでいるのか、それとも原作の持つイメージなのか。

 連続殺人の現場になぞなぞを残す犯人。

 それは、バットマンに宛てたもので、バットマン自身の過去をも暴いていこうというもの。

 ヒーローものであるが、どちらかと言えば、バットマンは探偵役であり、探偵モノという感じも否めない。

 退廃したムードの街の様子が、どことなく30年代頃のノワール的な雰囲気も湛えている。

 そんなためか、殺人犯が残したなぞなぞの解読なども、あまりスッキリした感じを受けず、ずっと混沌とした感じだけが残されている。

 連続殺人の犯人はリドラーであるが、ペンギンやキャットウーマンも登場する。

 果たして、リドラーが連続殺人によって暴き出そうとする街の噓とは何なのか。

 そして、ブルース自身にも降りかかってくる噓がどのような決着を迎えるのか。

 アクションも満載の作品ではあったが、ノワール的な雰囲気を湛えた探偵行として楽しめる一本であった。

 ペンギンを演じていたのが、コリン・ファレルだとは全く気付かなかったな。

 何となく、続編を予感させる映像も最終盤にあったが、「ジョーカー」は登場するのかな。

/5

監督:マット・リーブス
出演:ロバート・パティンソン、ゾーイ・クラヴィッツ、ジェフリー・ライト、ポール・ダノ
   コリン・ファレル、アンディ・サーキス、ジョン・タトゥーロ、ピーター・サースガード
於:グランドシネマサンシャイン池袋

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1 コメント

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続編、ありありでしょう!!(笑) (onscreen)
2022-04-25 05:58:15
悪役キャラたちはどれも凄いダークだし、
各人とも「凄く」気合が入ってました!

故人 ヒース・レジャー の影響だという
ことに違いないと思います。

誰かは忘れましたが今回のジョーカー
も一瞬とはいえ有名どころだそうです


なので、

続編、ありありでしょう!(笑)
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