過去を見ずして、未来は見えぬ
その惑星を制する者が全宇宙を制すると言われる砂の惑星デューンで繰り広げられたアトレイデス家とハルコンネン家の戦い。ハルコンネン家の陰謀により一族を滅ぼされたアトレイデス家の後継者ポールは、ついに反撃の狼煙を上げる。
砂漠の民フレメンのチャニと心を通わせながら、救世主として民を率いていくポールだったが、宿敵ハルコンネン家の次期男爵フェイド=ラウサがデューンの新たな支配者として送り込まれてくる。(「作品資料」より)
「DUNE デューン 砂の惑星」の続編。
砂の惑星、デューンにおける戦いでハルコンネン家に一族を全滅させられ、唯一生き残ったアトレイデス家のポール。
砂漠の民、フレメンと行動を共にしながら、反撃の機会を待っている。
砂漠で生き残るための術を身につけていくポールであるが、やがてその行動が伝説の救世主だという想いをフレメンに募らせていく。
特にフレメンのリーダーの1人、スティルガーはポールに心酔していく。
また母親のジェシカは、教母となり、ポールを救世主と認めさせ、ハルコンネン家との戦いに民を向かわせるため画策していく。
ポールは予知夢で、自分が戦いを仕掛けることによって多くの犠牲者を出すことを知り、戦いに躊躇する。
そんな中、ポールを伝説の救世主だと崇める者たちが増加し、ポールは恐怖さえ感じるようになる。
果たして、ポールは復讐を果たすのか。
ハルコンネン家に限らず、皇帝をも敵とする戦いに徐々に向かっていく展開。
それはポールにとって避けられないものとなっていくよう。
更に自らとハルコンネン家との思わぬ繋がりも知ることとなる。
避けられない戦いをすることとなるポールの運命がどうなるのか。
あることを境にポールの様子が変わってくる。
様々な思惑も絡む中、どのような戦いとなるのか、そしてその顛末が興味深かった。
ある意味、決着を見たような結末であったが、これで完結なのか。
戦いは続きそうで、まだ続きがありそうなラストであったな。
/5
監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ
出演:ティモシー・シャラメ、ゼンデイヤ、レベッカ・ファーガソン、ハビエル・バルデム、オースティン・バトラー、レア・セドゥ、フローレンス・ピュー、クリストファー・ウォーケン、ジョシュ・ブローリン、デイブ・バウティスタ、スエイラ・ヤクーブ、ステラン・スカルスガルド、シャーロット・ランプリング
於:TOHOシネマズ池袋
嬉しいっす!!!