敵艦は恐れず沈める、だが人間は助けよう
1940年10月。イタリア海軍の潜水艦コマンダンテ・カッペリーニは、イギリス軍への物資供給を断つために地中海からジブラルタル海峡を抜けて大西洋へ向かっていた。その途中で遭遇した船籍不明の船を撃沈するが、それは中立国ベルギー船籍の貨物船カバロ号だった。
コマンダンテ・カッペリーニのサルバトーレ・トーダロ艦長はカバロ号の乗組員たちを救助して最寄りの港まで . . . 本文を読む
美的観点から言うと、この位置が最高だ
慈善財団の幹部を務めるセイヤーは、その一方で女性に対する征服欲や加虐性を抱えていた。
ある日彼はジャーナリストのメアリーを拉致して秘密のアジトに監禁し、肉体的・精神的凌辱の限りを尽くす。
窮地に追い込まれたメアリーはおびえながらも果敢な姿勢でセイヤーの心の隙を突き、やがてセイヤーは弱音を吐きはじめる。(「作品資料」より)
1969年製作、日本 . . . 本文を読む
生きるならマシな場所で
イタリア移民の労働問題が叫ばれていた1920年代のボストン。靴職人のニコラ・サッコと魚行商人のバルトメオ・バンゼッティはともに護身用のピストルを携帯しており、それを見とがめた警察は彼らがイタリア人だと知るや、即座に逮捕。
2人はまるで身に覚えがない製靴会社の現金強盗殺人犯とされ、次々と提示される証言や証拠によって有罪の判決が下されてしまう。(「作品資料」より)
& . . . 本文を読む
こんなに大勢が犬死なんて
南北戦争末期のアメリカ西部。“善玉”ブロンディと“卑劣漢”テュコはコンビを組み、詐欺まがいの手口で賞金を荒稼ぎしていた。
ある日、彼らは瀕死に陥った兵士から、巷で噂されていた20万ドルの金貨の隠し場所を聞く。
ブロンディとテュコは互いを出し抜く機会を狙いながら大金の行方を追うが、そこへ以前からその大金を探していた . . . 本文を読む
撃ち合いになるんなら、休んでおかないとな
凶悪犯エル・インディオが刑務所から脱獄し、1万ドルの賞金が懸けられた。インディオ一味を追う若き賞金稼ぎ・モンコと商売敵のモーティマー大佐は、一味全員の賞金を山分けすることを条件に手を組むことに。
2人は反発し合いながらも次第に絆を深め、インディオを追い詰めていくが、大佐にはある別の目的があった。(「作品資料」より)
1965年製 . . . 本文を読む
導火線に火を点ける時が来たな
メキシコ国境に近いアメリカの小さな町に現れた流れ者のガンマン。
ジョーと名乗るその男は、この町では悪徳保安官バクスターと悪党ロホ兄弟の2大勢力が対立していることを知り、彼らを争わせて共倒れさせようと画策する。(「作品資料」より)
1964年製作、日本では1965年に初公開されたマカロニ・ウエスタン。
さすがに初公開時は産まれる前なので、 . . . 本文を読む
静かにして、あの人に聞かれる
ニューヨークで暮らすエマは歌手を目指しているが、オーディションに落ち続け自信を失っていた。
そんな中、父が入院したとの報せを受けた彼女は、恋人セバと一緒に故郷イタリアへ向かう。父は面会謝絶となっており、母に理由を聞くと、急に暴れ出した父から殺されそうになったという。
その夜、実家に泊まることになったエマは、ガラクタ修理が趣味の父の隠し部屋で古いラジオを見つ . . . 本文を読む
死んだやつは殺しようがないだろ
ニューギニア奥地の化学プラントで事故が発生し、漏れ出したガスを浴びた職員たちがゾンビと化した。
調査のためジャングルの奥深くに足を踏み入れた特殊部隊とテレビ記者たちは、恐ろしい食人族やゾンビの大群に襲われ次々と命を落としていく。(「作品資料」より)
ニューギニアにある化学プラントで事故が発生し、漏れ出したガスによって死者が動き出す。
最初はネズミに噛ま . . . 本文を読む
何があろうと君は今もオレのものだ
イタリア郊外の片田舎にある朽ちかけた大邸宅に、ある家族が引越してきた。若くて美しい妻ドラと優しい夫ブルーノとその子供マルコの3人だ。
ドラは、実は前夫に先立たれ、前夫との間の子供マルコを引き連れてパイロットのブルーノと再婚したのだった。前夫と住んでいたこの邸宅で、新しい生活を始めようと、久しぶりに戻って来たのだった。
引越しの片づけも済み、一段落した家族に、 . . . 本文を読む
次は、あなただけを見てあげる
ある人物からの情報をもとに、金細工で生計を立てる老夫婦宅に強盗に入った3人の男女。
老夫婦を縛りあげ、鉄の扉で仕切られた工房から金細工品を奪い去ろうとするが、老夫婦の思わぬ反撃にあい、逆に工房に閉じ込められてしまう。(「作品資料」より)
アリアナ、ロベルト、ステファノの三人は、幼い頃からの友人で、強盗など犯罪を繰り返して暮らしている模様。
そんな三人が狙 . . . 本文を読む
何も怖がらなくていい
第2次世界大戦下のイタリア。ユダヤ人の団長・イスラエルが率いる小さなサーカス団には、光と電気を操る少女、虫使い、多毛症の怪力男、磁石人間の道化師と、その特殊な能力のせいで普通に暮らすことができない団員たちが肩を寄せ合いながら暮らしていた。
イタリア国内でもナチス・ドイツの影響が強まる中、戦火を逃がれてサーカス団ごとアメリカへの脱出を考えていた団長のイスラエルが、突然姿を消 . . . 本文を読む
食事に招かれたぞ
ドキュメンタリー撮影のため南米アマゾン奥地の「グリーン・インフェルノ」と呼ばれる秘境を探索していたアメリカ人男女4人組が消息を絶った。
現地へ向かった救助隊は未開のジャングル奥地で食人族の村にたどりつき、白骨化した遺体を発見。
持ち帰った撮影済みフィルムを確認すると、そこには想像を絶する地獄絵図が記録されていた。(「作品資料」より)
1980年製作、日本では1983年 . . . 本文を読む
太陽と死は直視できない
イタリア、ローマで娼婦ばかりを狙った猟奇的な連続殺人事件が発生する。
殺人鬼の4人目のターゲットになってしまったコールガールのディアナは、ある夜、執拗に追いかけられた末に、車が衝突する大事故に遭う。一命はとりとめたものの両目の視力を失ってしまったディアナは、同じ事故に巻き込まれて両親を亡くした中国人少年のチンとの間に特別な絆が生まれ、2人は一緒に暮らすことになる。
し . . . 本文を読む
アイリスが三つ、青を回して
バレリーナを目指すスージーはアメリカからドイツのバレエ学校に留学するが、到着早々、奇妙な出来事が次々と起こる。さらに、天井から大量のうじ虫が落ちてきたり、盲目のピアニストが盲導犬に噛み殺されたりと不可解な事件が続発。
やがて、この学校に隠された恐ろしい秘密が明らかになり。(「作品資料」より)
「フェノミナ」「スリープレス」のダリオ・アルジェント監督が1977年 . . . 本文を読む
亡霊に呼び戻された
現代のイタリア。ある娼婦が帰り間際、客の持ち物であるファイルをバッグに入れたまま夜汽車に乗る。そのファイルには、犯人の自殺で結末のついた17年前のある殺人事件に関する資料が入っていた。男が真犯人だと気づいた娼婦は追ってきた男に惨殺され、警察が動き出す。
かつての事件の担当だったモレッティは、被害者の息子であったジャコモと、独自の追跡を開始。
しかし彼らをあざ笑うかのように . . . 本文を読む