見えました
<第一話「贋作」>恋人を作った妻が出て行ったノボルの家の前にある日、包丁を持った女性サエコが横たわっていた。やがてノボルとサエコの奇妙な生活が始まる。
<第二話「横濱の仮族」>横浜に住む富豪・横濱権蔵は、火事で失った家族を取り戻すため、容姿がそっくりな人間を拉致し、“仮族”としての生活をスタートさせる。そして、“家族そっくりな誰かに殺してもら . . . 本文を読む
急がば3年、寝て8年
探偵社を営む荘太郎は、近頃世間を騒がせている集団失踪事件の捜査に乗り出す。目撃者はおらず、犯人の意図も不明、その足取りには必ず不気味な轍(わだち)が現れる。
手がかりを求めて街の地下領域「クラガリ」へ向かった荘太郎は、黒がねの装甲列車とその指揮官タンネに出会い、運命を大きく動かされていく。(「作品資料」より)
「クラメルカガリ」と同じく塚原重義監督 . . . 本文を読む
生きるならマシな場所で
イタリア移民の労働問題が叫ばれていた1920年代のボストン。靴職人のニコラ・サッコと魚行商人のバルトメオ・バンゼッティはともに護身用のピストルを携帯しており、それを見とがめた警察は彼らがイタリア人だと知るや、即座に逮捕。
2人はまるで身に覚えがない製靴会社の現金強盗殺人犯とされ、次々と提示される証言や証拠によって有罪の判決が下されてしまう。(「作品資料」より)
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オレ、酔ってないぞ
ロサンゼルスで保険調査員として働くレナードは、自宅に侵入してきた男に妻を殺され、自らも頭部を損傷して記憶障害を負ってしまう。
それ以来、新しい記憶を約10分しか覚えていられなくなった彼は、ポラロイド写真を撮ってメモを書き入れ、重要な情報を身体のあちこちにタトゥーで刻んで記憶を繋ぎ止めながら、妻を殺した犯人を追うが。(「作品資料」より)
クリストファー . . . 本文を読む
掘ってみてのお楽しみ
零細採掘業者がひしめく炭鉱町「箱庭」で生まれ育った少女カガリは、刻々と変化していく町並みを地図に書き留める「箱庭紡ぎ」を生業としている。一方、少年ユウヤは箱庭からの脱却を夢みていた。
やがて2人は個性豊かな住民たちとともに、この町全体を揺るがす陰謀に巻き込まれていく。(「作品資料」より)
〝箱庭〟と呼ばれる炭鉱町で、地図屋(紡ぎ)を生業としている少 . . . 本文を読む
彼女にとってはただの宝物だった
1938年。考古学者インディは富豪ドノヴァンから、キリストの血を受けた聖杯の捜索を依頼される。最初は渋っていたインディだったが、行方不明になったという前任者が自分の父ヘンリーだと知り引き受けることに。
ベネチアで父の同僚シュナイダー博士と合流したインディは、父から託された聖杯日誌を頼りに、聖杯の在り処を示す手掛かりをつかむが。(「作品資料」より)
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何か変なことがあったら相談してください
夫と娘と3人で中古の一軒家に引っ越してきた萩乃。家族に恵まれずに育った彼女にとって、自ら築いた家庭で過ごす日々は夢にまで見た幸せな生活だった。
そんなある日、外出中の萩乃のもとに、娘の萌花から助けを求める電話が掛かってくる。慌てて帰宅すると我が家は荒れ果てており、そこには洋服を切り裂かれた萌花に馬乗りになって大きなハサミを握りしめる見知らぬ少女の姿が . . . 本文を読む
過去じゃない、今ここにある現実だ
ニューヨーク、ブルックリンに暮らす精神科医のパトリシアと、現代オペラ作曲家のスティーブンの夫婦。人生最大のスランプに陥っていたスティーブンは、愛犬との散歩先のとあるバーで、風変わりな船長のカトリーナと出会う。
カトリーナに誘われて船に乗り込んだスティーブンを襲ったある事態により、夫婦の人生は劇的に変化していく。(「作品資料」より)
新作 . . . 本文を読む
沈没じゃなく墜落よ
前作より1年前の1935年。上海のナイトクラブでマフィアとトラブルになったインディは、クラブの歌姫ウィリーと現地の少年ショーティを連れて逃亡するが、飛行機が墜落しインドの山奥に不時着してしまう。
寂れた村に辿り着いた彼らは、この村の子どもたちが邪教集団にさらわれ、村の秘宝「サンカラストーン」も奪われたことを知る。
奪還を依頼されたインディたちは、邪教集団の根城である . . . 本文を読む
また会えたね
フィリピンで暮らす貧しい青年マルコは病気の母のため、地下格闘で日銭を稼いでいた。
ある日、マルコはこれまで一度も会ったことのない韓国人の父が自分を捜していると聞き、韓国へ向けて旅立つ。マルコは飛行機の機内で、自らを「友達(チング)」と呼ぶ怪しい男「貴公子」と出会う。
美しい顔立ちで不気味に笑う貴公子に恐怖を感じて逃げ出すマルコだったが、執拗に追われ徐々に追い詰められていく . . . 本文を読む
お前、セリフあったんだ
知的でハンサムだが不器用なノ・ジョンヨルと、家柄もキャリアも申し分ないが破天荒な性格のホン・ナラは大恋愛の末に結婚したが、お互いの価値観の違いに耐えきれなくなり離婚を決意する。裁判所の調停で熟慮期間を経た30日後に離婚することが決まったものの、その帰り道に交通事故に遭い、2人とも記憶喪失になってしまう。
愛した記憶も憎み合った記憶もすべて失った2人は、家族や友人を巻 . . . 本文を読む
外は消えた
さまざまな人種の住民たちが暮らすフランスの集合住宅。
ある朝、アシタンが目を覚ますと、窓の外が闇で覆われていた。その闇に物を投げ入れると物体は消滅し、体が触れるとその部分が鋭利な刃物で切られたように消えてしまう。テレビやラジオの電波は途絶え、携帯電話も圏外となっているが、なぜか電気と水道は使用できる。外の世界から遮断され建物の中に閉じ込められてしまった住民たちは、知り合いや人種 . . . 本文を読む
金がなくなれば、盗めばいい
ニューヨークの下町ブルックリンで生まれたヘンリーは、幼い頃からマフィアに憧れて育つ。地元を牛耳るポーリーの下で働き始めた彼は、兄貴分のジミーや野心旺盛なトミーらと犯罪を重ね、組織内での地位を高めていく。
そして1978年、一味はケネディ国際空港を襲撃し、600万ドルの強奪に成功。
FBIの捜査の手が迫る中、ジミーらは口封じのため事件の関係者を次々と殺害してい . . . 本文を読む
釘抜き付きならドアも開けられる
作家志望のビルは創作のヒントを得るため、街で目に止まった人々を尾行する日々を送っていた。
そんなある日、ビルは尾行していることをターゲットの男に気づかれてしまう。その男コッブもまた、他人のアパートに不法侵入して私生活を覗き見る行為を繰り返しており、ビルはそんなコッブに次第に感化されていく。
数日後、コッブとともにアパートに侵入したビルは、そこで見た写真の . . . 本文を読む
アザを探せ
アメリカ人のマーガレットは新たな人生を歩むべくイタリア・ローマの教会で奉仕生活を始めるが、不可解な連続死に巻き込まれてしまう。やがて彼女は、恐怖で人々を支配するため悪の化身を生み出そうとする教会の恐ろしい陰謀を知る。
全てを明らかにしようとするマーガレットだったが、さらなる戦慄の真実が彼女を待ち受けていた。(「作品資料」より)
1976年製作、日本でも同じ年 . . . 本文を読む