CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

22-277「RRR」(インド)

2022年12月14日 01時23分04秒 | インド映画
成文律と不文律の友情
 1920年、英国植民地時代のインド。
 英国軍にさらわれた幼い少女を救うため立ち上がったビームと、大義のため英国政府の警察となったラーマ。それぞれに熱い思いを胸に秘めた2人は敵対する立場にあったが、互いの素性を知らずに、運命に導かれるように出会い、無二の親友となる。
 しかし、ある事件をきっかけに、2人は友情か使命かの選択を迫られることになる。(「作品資料」より)


 インドがイギリスの植民地であり、インド人がイギリス人に虐げられ、服従していた時代。

 部族の幼い娘を攫われたビームは、少女を救い出すため動き出す。

 イギリスの警官として働くラーマは、そんなビームの動きを知り、彼を見つけ出し、捕らるという使命を負う。

 そんな二人が、お互いの素性を知らずに出会い、友情を育んでいくが、やがて二人は対立する立場であることを知る。

 それぞれに使命を帯びたビームとラーマの友情と戦いの物語。

 アクション・シーンは満載である。

 特殊効果を駆使していると思うが、その戦いっぷりの映像は、なかなか惹き込まれる。

 更に、虎や狼などの動物も戦いのさ中に現れる。

 ストーリーとしてはオーソドックスな二人の男の話だと思うが、それぞれが置かれる状況が二転三転し、更にイギリス政府の警官となっているラーマにも壮絶な過去があり、ある意志を持って動いていることが判る。

 話の展開も、アクションも少々荒っぽいところがあるが、果たして二人の運命がどうなるのか、最後に戦うのか、気になる展開である。

 インド映画特有の歌やダンスのシーンも織り込まれ、エンターテインメントとして楽しめる一本であった。

 タイトルの「RRR」は〝Rise(蜂起)〟〝Roar(咆哮)〟〝Revolt(反乱)〟の三つのRを取ったものらしいが、作中では最初の方で、〝STORY〟〝FIRE〟〝WATER〟の三つの言葉が現れ、それぞれの〝R〟が浮き上がってきたのだが、てっきりその三つだと思っていたな。

/5

監督:S.S.ラージャマウリ
出演:N・T・ラーマ・ラオ・Jr.、ラーム・チャラン、アジャイ・デーブガン、アーリアー・バット、シュリヤー・サラン
   サムドラカニ、レイ・スティーブンソン、ラジーブ・カラカーナ、アリソン・ドゥーディ、オリビア・モリス
於:グランドシネマサンシャイン池袋

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1 コメント

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知識ゼロで... (onscreen)
2022-12-18 13:35:47
めっちゃインパクトありました!(笑)
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