CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

23-025「月の満ち欠け」(日本)

2023年02月06日 00時29分27秒 | 日本映画
あのどら焼きの美味しい所
 小山内堅は、愛する妻と家庭を築き、幸せな日常を送っていたが、不慮の事故で妻の梢と娘の瑠璃を同時に失ったことから日常は一変する。悲しみに沈む小山内のもとに、三角哲彦と名乗る男が訪ねてくる。
 事故当日、娘の瑠璃が面識のないはずの三角に会いに来ようとしていたという。そして、三角は娘と同じ名前を持ち、自分がかつて愛した「瑠璃」という女性について語り出す。
 それは数十年の時を超えて明らかになる許されざる恋の物語だった。(「作品資料」より)


 小山内堅と緑坂ゆいが東京で待ち合わせる。

 ゆいは、堅の亡くなった娘、瑠璃の親友。

 二人が語り合うことによって物語は始まり、過去の出来事が綴られていく。

 堅と梢との結婚から娘、瑠璃の誕生と成長、そして事故で梢と瑠璃が亡くなるまで。

 そして、そんな堅の元を三角哲彦という青年が訪ねてきて、学生時代に経験した正木瑠璃という女性との許されない愛を語る。

 このストーリーも切ないものであったな。

 哲彦は語り終えた後に、小山内瑠璃は正木瑠璃の生まれ変わりではないかと言う。

 確かに、同じ言葉を口にしたり、好きなものが同じであったり、小山内瑠璃は亡くなる前に哲彦に会いにいこうとしていたことも判る。

 果たして、小山内瑠璃は正木瑠璃の生まれ変わりなのか。

 そして、堅とゆいのシーンへと戻るが、ゆいはそこで知っていることを語りだす。

 正木瑠璃と小山内瑠璃が亡くなった時に正木竜之介という人物が絡んでいたことを堅に告げる。

 よくぞそこまで調べたなという内容であったが、話が進んでいくうちに、小山内瑠璃は正木瑠璃の生まれ変わりではないかとどんどん思わされる。

 そして堅とゆいが語るそばにもう一人の人物がいて、その人物もまた驚きの言葉を口にする。

 堅は生まれ変わり、あるいは前世ということをにわかには受け入れらない心持ち。

 少々ファンタジックな話ではあるが、哲彦と正木瑠璃の話や堅が聞かされる話から、前世の話が真実であってほしいとも思わされる展開。

 ジーンとさせるシーンもあり、惹き込まれる話であったな。

 子役の女の子たちが頑張っていたなという印象である。

/5

監督:廣木隆一
出演:大泉洋、有村架純、目黒蓮、伊藤沙莉、田中圭、柴咲コウ、菊池日菜子、小山紗愛、阿部久令亜、尾杉麻友、寛一郎、安藤玉恵、丘みつ子
於:新宿ピカデリー

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