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CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

21-109「インヘリタンス」(アメリカ)

2021年10月24日 00時11分14秒 | アメリカ映画
初めからいない人だったから
 ニューヨークの政財界に絶大な影響力を持つ銀行家のアーチャー・モンローが急逝したことにより、彼の遺産は妻と政治家の息子、そして地方検事である娘のローレンに相続された。さらにローレンは、アーチャーから「真実は掘り起こすな」という遺言とともに1本の鍵を託された。
 遺言を頼りにローレンは邸宅の裏手に隠された扉を発見する。遺された鍵で開いたその扉の先には地下室があり、ローレンはそこで鎖に繋がれた男を発見する。
 モーガンと名乗るその男は、30年にわたりアーチャーの手でこの部屋に監禁されていたと語り始めるが。(「作品資料」より)


 銀行家のアーチャー・モンローが急逝し、遺産が遺される。
 
 地方検事である娘のローレンは、遺産とは別に父からの謎のメッセージの映像と共に、一本の鍵を渡される。

 それは家の裏手に隠されていた地下室の鍵であり、そこには一人の男が監禁されていた。

 衝撃的な展開から始まるサスペンス・ミステリー。

 モーガンと名乗るその男は、アーチャーによって30年も地下に閉じ込められていたと言う。

 果たして、それは本当なのか、そしてモーガンは何者なのか。

 モーガンはことの顛末を語り始めるが、それは父の、そして家族に隠された秘密をさらしていくようなことばかり。

 それが全て世間に知られたら、家族は破滅の道を辿ってしまいかねない。

 そんな話を聞いたローレンは、信じようとしなかったが、モーガンの語ったことの真実を調べようと奔走する。

 徐々に疲弊していくローレンであるが、家族の知られたくない秘密を知るモーガンを開放すべきか思い悩む。

 果たして、ローレンはモーガンに対し、どのように対処するのか。

 政財界に多大な影響を持っていたアーチャーも清廉潔白ではなかったという話を聞いて動揺するローレン。
 しかも、それは父だけに止まらず、家族にまで及ぶ。

 そんな話を聞いたローレンがモーガンをどのように対処するのか興味深いと共に、果たしてモーガンの話すことが真実なのか、目的は何なのか気になるところ。

 一番、衝撃的だと思われる話が最後に語られるのだが、それも真実なのかハッキリしないところもあり、衝撃感だけを残したようなラストも印象深い展開であったな。

/5

監督:ヴォーン・スタイン
出演:リリー・コリンズ、サイモン・ペッグ、コニー・ニールセン、チェイス・クロフォード
   パトリック・ウォーバートン、マルク・リチャードソン、マイケル・ビーチ
於:新宿武蔵野館

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