CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

24-061「コーヒーはホワイトで」(日本)

2024年02月26日 00時07分11秒 | 日本映画

いえ、喫茶店のただのアルバイトです

 地元の人たちに愛されている昔ながらの純喫茶「モア」には、探偵事務所というもうひとつの顔があった。

 「モア」は現オーナーである由美彦の母・ミチルが開業し、ミチルは自ら探偵としてさまざまな問題を解決してきた。ミチル亡きあとは、彼女の兄・吾郎と息子の由美彦が店を引き継ぎ、探偵業はかつてミチルに助けられたことのある、アルバイトのモナコが請け負っていた。

 ある時、高級クラブ「Sun」のママから、悪質な客についての相談にのったモナコは、知性あふれる采配で事件を見事に解決するが、これをきっかけ依頼者が後を絶たなくなり、次第に事態は複雑かつ深刻なものになっていく。(「作品資料」より)

 

 喫茶店を経営する傍ら、探偵稼業も行なっている〝モア〟

 裏メニューである〝コーヒー、ホワイトで〟と言った客は、依頼人としてやって来たことになる。

 そしてメイド服でウェイトレスをしているモナコが探偵として調査する。

 ちょっと始末屋みたいなところもあったな。

 モナコは観察眼が鋭く、頭脳明晰、武術にまで長けている。

 そんなモナコの活躍が描かれる。

 犬のストーカーに悩む女性、優奈の依頼を受けたことから、事件は複雑な様相を呈し、虐待事件からやがて近所で発生している連続殺人事件へと繋がっていく。

 モナコが推理していく様子とそこから導き出される結果が興味深い。

 捜査に同行する由美彦は、三枚目キャラであるが、意外と使える相棒という感じであったな。

 由美彦の母親であり、モアの開業者であるミチルとモナコの過去の絡みもあり、それ故に、捜査をするモナコはのんびりしたような様子を見せながら、どこか切迫感もある感じである。

 そんなモナコの調査行と物語の展開が興味深いミステリーであった。

 モナコが調査中は、喫茶店にほとんどいないので、マスターも大変だろうな。

/5

監督:岡山一尋

出演:加藤小夏、好井まさお、生島勇輝、小野真弓、大村彩子、桃月なしこ、石田千穂、和田崇太郎、奥貫薫、川﨑麻世

於:シネマート新宿


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