CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

22-157「魔鬼雨」(アメリカ)

2022年07月24日 22時18分51秒 | アメリカ映画
なぜ300年待ったんだ?
 その夜、不気味な嵐がプレストン家の上空で荒れ狂っていた。プレストン夫人は、不吉な胸騒ぎを覚えながら、下男のジョンと共に、夫のスティーヴ、息子のマークの帰りを待ちわびていた。
 突然、ドアが開くと家の中にマークがころがりこんできた。父は行方不明になってしまったと言う。やがて、ドアに何かがぶつかる音がした。その男は確かにスティーヴに違いはなかった。だが、彼の顔はドロドロに溶けていたのだ。(「作品資料」より)


 1975年製作、日本でも翌76年に公開。
 今回、デジタルリマスター版としてリバイバル公開ということで、初鑑賞。

 悪魔を崇拝するコービスとプレストン家の微妙な戦いを描いたオカルト・ホラー。

 コービスと悪魔を崇拝する者たちに捕らわれたと思われる父母を救うため、最初は弟のマーク、続いて兄のジョンが彼らの元を訪れる。

 どうやら、コービスはプレストン家が持つ、ある本を手に入れることが最重要課題のよう。

 コービスはその本を手に入れるため、父親や母親を人質としたようなことを言う。

 実際、父親は冒頭で雨に打たれて溶けていったように思えるのだが。

 コービスを取り巻く信者たちは、皆一様に顔が無いように見える。

 そして、連れ去られた母親も同じように顔が無いように思える。

 こうなったら、もう溶けるしかなく、助けようもないのではないかなと思えるのだが。

 ジョンは家族を救うためコルビーの元を訪れるが、帯同するのは妻のジュリー。

 彼女は結局コルビーたちに捕らわれてしまう。

 ジョンは妻や家族を救うことが出来るのか。

 ラストは、雨に打たれ、苦しむ人々が見える器が登場し、それを破壊するとコルビーも倒せるのではないかという展開となる。

 そして、ホラーらしい、ちょっとしたどんでん返しを見せてくれるラストが用意されている。

 悪魔崇拝のコルビーとその信者たちの様子が興味深く、そしてプレストン家との対決がどうなるのか気になる作品ではあった。

 どうやらクレジットによると、ジョン・トラボルタも出演していたようだが、判らなかったな。
 顔の無い信者の一人だったのかな。

/5

監督:ロバート・フュースト
出演:アーネスト・ボーグナイン、アイダ・ルピノ、ウィリアム・シャトナー、エディ・アルバート
   キーナン・ウィン、トム・スケリット、ジョーン・プラザー、ウッドロウ・チャンプリス
於:新宿シネマカリテ

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