CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

22-156「ザ・フィクション」(カナダ)

2022年07月24日 00時33分57秒 | カナダ映画
これが物語の結末よ
 作家志望の孤独な女性エイブリーは、憧れの隠遁ホラー作家ケイレブの創作活動の助手に選ばれ、人里離れた雪深い地に建つケイレブの自宅を訪れる。そこで彼女が課せられた仕事は、「恐怖の中で制御された心理学的実験」の被験者となることだった。
 ケイレブはそれを「ゲーム」と称するが、想像を絶する恐怖にさらされたエイブリーは次第に精神を崩壊させていく。(「作品資料」より)


 憧れの作家、ケイレブ・コンラッドのアシスタントに就くこととなった作家志望のエイブリー。

 人里離れた雪深い山奥の山小屋を訪れたエイブリーは、そこでケイレブと会い、ある実験の提案をされる。

 恐怖に関する心理実験をエイブリーは受けることにするが、徐々に彼女の精神が崩壊していく。

 この実験にどのような意味があるのか判らなかったが、その実験によりエイブリーはケイレブには見えないものを目にするようになる。

 そして、ついには山小屋の中で女性が監禁されている姿を目にする。

 果たして、エイブリーが目にしているものは本当のことなのか、それとも恐怖が引き起こした幻覚なのか。

 物語が進んでいくにつれ、ケイレブ自身も本物なのかどうか怪しいという問題になっていく。

 完全に恐怖で逆ギレしてしまった女性の話だな。

 後半はエイブリーの凶行に対処できなくなっていくケイレブの姿が描かれる。

 結末はどのような決着を迎えるのか。

 何となく、どちらかが死を迎えるのではないかという気がするギリギリの展開になっていき、最後まで目が離せない作品である。

 しかし、終わってみたら、あまり後味の良くない結末でもあったな。

 とどめは必要だということか。

/5

監督:ブレイデン・クロフト
出演:サラ・ガルシア、ジョン・カッシーニ、ジュリアン・リッチングス
   ジュリアン・ブラック・アンテロープ、キャサリン・ゲル、ジェイソン・シュナイダー、リーモン・ジョシー
於:新宿シネマカリテ

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