四代目桶屋金之助の世界

おろかなるひとり言
胸を張れるような自慢話などはありません。
照れくさい話や恥ずかしい話ばかりです。

『注文をまちがえる料理店』小国士朗:著

2021-01-13 13:37:14 | 

『注文をまちがえる料理店』
これを知ったのは地元のニュースから。
岡崎にある沖縄料理店「ちばる食堂」さんを紹介していた。

この『注文をまちがえる料理店』この言葉が気になっていた。
認知症の方がホールでお客様から注文をとり、料理を出していく。
どんな感じだろう。ちょっと興味がある。
機会があれば行ってみたいな。
でもそれは、「まちがえる」ことを楽しみに行くわけではない。
ニュース映像は認知症の方々が楽しみながら働いている、そんな様子を映し出している。
その様子を見たいのである。

今後、避けては通れない認知症。
いずれ自分自身もなるかもしれない。
身内がなることもあるかもしれない。

正月に行ったブックオフ。
そこで、この本をみつけた。
著者、小国さんが店を始めたきっかけ。
期間限定のお店のできごと。
福祉関係の方々の話しや認知症の方の話しなどが紹介されている。

ただ、まちがえることを受け入れられる場所がある。
受け入れられる空気がある。
そこに価値があるのだと思います。

『注文をまちがえる料理店』のコンセプトはこれかもしれない。
著者であり発起人の小国さんが、帯にこんなことを記している。

「注文をまちがえるなんて、変なレストランだな」
きっとあなたはそう思うでしょう。

私たちのホールで働く従業員は、みんな認知症の方々です。
ときどき注文をまちがえるかもしれないことを、どうかご承知ください。

その代り、どのメニューもここでしか味わえない、
特別においしいものだけをそろえました。

「こっちもおいしそうだし、ま、いいか」
そんなあなたの一言が聞けたら。
そしてそのおおらかな気分が、日本中に広がることを願っています。

岡崎にもできたということは、やはり全国に広がっているのかな。
機会があればぜひ行ってみたいです。

本の内容が動画で紹介されています。▼
rest mis order conceptV JP re  

" 注文をまちがえる料理店 " 2018 レポートムービー




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