ゆっくり行きましょう

気ままに生活してるシニアの残日録

名曲喫茶「ミニヨン」にて

2023年04月12日 | カフェ・喫茶店

荻窪の名曲喫茶「ミニヨン」に行ってみたくなり立ち寄った。土曜日で混んでるかなと思ったけど12時半くらに到着したら先客はわずかだった。前回来たときとは別の席に座りコーヒーを注文。450円。

ゆっくり室内を見渡すと前回座った席では気づかなかったこともわかった。例えば、店内の席やカウンターなどにさりげなく花が生けてある。全部のテーブルではないが目立たないように小さめの花が生けてある。女性店主ならではの雰囲気作りであろう。壁には写真がいくつかかかっているが、1998年だったかのウィーン国立歌劇場のワーグナーのオペラのポスター(演目は忘れたが、開催期間、出演者名等の書いてあるもので多分劇場の内外で張り出されていたもの)なども額に入れて掲げてあった。

相変わらず良い雰囲気であり、ゆっくりくつろげる、吉祥寺の「バロック」とは違い、ここは小さい声での会話はOKであり、また、カウンター向こうからはコーヒー豆を挽く音や食器を洗う音なども聞こえてくる、その意味では普通の喫茶店であるが皆さん静かに聴いている。私が入った後次々と客が入ってきたが満員になるほどでない。室内の雰囲気は「バロック」同様、名曲喫茶としてはこれ以上ない、という素晴らしいものだ。上品でシックで落ち着いている、曲はすべてLPレコードである。スピーカーも大きい。音量も適度だ。

ミニヨンは定期的に室内楽のコンサートもやっているようだ、店の中にはピアノもあるのでそれはコンサートの時に使うのであろう。いつまでも残ってほしい店だ。今日は1時間半ゆっくりと過ごした。また来たい。