特定非営利活動法人 被災者応援 愛知ボランティアセンター 公式ブログ

2011年3月17日設立。孤児遺児応援活動、被災地ボランティア活動等、現在進行形で被災者応援活動を行っています。

愛知ボラセンの活動予定⇩(更新日:2024.5.3)

令和6年能登地震 被災者応援ボランティアバス
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NPO法人被災者応援愛知ボランティアセンターは、観光庁からの「観観産第174号(平成29年7月28日)災害時のボランティアツアー実施に係る旅行業法上の取扱いについて(通知)」に基づき、被災地ボランティア活動を実施いたします。

災害時のボランティアツアー実施に係る通知の適用対象となる地域について


■今後のボランティアバス活動予定
第10回 5月25日(土) ≫ 26日(日)
※現地との兼ね合い、また定員数に満たない場合などで変更になることもあります。

福島と名古屋をむすぶ子ども会

2011年12月30日 23時57分11秒 | スタッフのつぶやき
今年も残すところあと・・・

こんばんは、スタッフのさえです☆
わたくし久しぶりの更新です。

名古屋でのボランティア活動の報告をさせて頂きます。

12月23日~29日の期間で、
福島県二本松市にある幼稚園よりこどもやその家族が東別院に泊まりにくるという企画が行われました。
名古屋に来て、普段とは違う生活を体験したり思いっきり遊んでもらおうという趣旨で企画されたものです。

14家族、総勢50名以上の方(こども24名)が参加されました☆
期間中は東別院関係者、東別院関係のスタッフの方が中心となっておもてなしをされた訳ですが、
そのなかで12月27日の夕食、29日の昼食・おやつ・夕食は愛知ボラセンがおもてなしさせていただきました!
また29日は最終日ということで、食事だけでなく思い出をつくってもらえるようなイベントも企画させていただきました。
※ほかの日は、東別院スタッフの方やほかのボランティア団体の方が担当されていました。

くぐなり食堂で培ったノウハウ?!をフル活用して、
調理の協力をしてくださったボランティアの方々とともにこどもたちが喜ぶごはんづくりをしましたー!
※事前に献立をだし、アレルギーの確認済み




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☆27日夕食☆
手巻き寿司、たまご豆腐、ケーキ

☆29日昼食☆
ケチャップライス、ポトフ、チョコレートフォンデュ

☆29日おやつ☆
手作りワッフル

☆29日夕食☆
プチバイキング、トック汁(韓国料理)

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みんなモリモリ食べてくれて
初日は用意した酢飯が足りなくなって急いで追加したという、嬉しいハプニングもありました(^^)




29日の目玉はチョコレートフォンデュ☆☆
私個人としてもテンションあがるものですが、
こどもたちも、それ以上におかあさんたち大人の方々が大喜びされてました。




このチョコレートフォンデュ。
ボランティアで携わってくださっている板倉さんのご紹介で、
ロッテさんに器具を貸していただき、チョコレートの提供もいただきました。ありがたいです。
アノこどもたちの喜ぶ顔は忘れられません!


イベントも大盛況!!!
「森林を守るバナナくらぶさん」「ゆうゆう木工くらぶさん」にご協力いただき、
紙すきde思い出カードづくり、おもちゃづくりを行ったり。

ボランティアの鈴木さん・西尾さんによる、読み聞かせやパネルシアターと、内容盛りだくさんでした。


これらの前に韓国の踊り「サムルノリ」も行われ、からだをつかってこどもたちも楽しんでいました。

食事づくりの合間にほっと一息つく私たち・・
パネルシアターは、大人の私たちも大興奮のステキな内容でした。



どんぐり人形の置物
名古屋に住むわたしたちには当たり前のようなものですが、こどもたちは跳んで喜ぶおみやげになったようです。

幼稚園の前にあるどんぐりの木。
遊びたいけれど、いまは触れることが許されない状況に・・当たり前ものが当たり前にそこには存在していないのです。


名古屋でのひとときが、
愛知ボラセンが携わったわずかな時間が、
こどもたちにとって、かけがえのないひとときになってくれたなら幸いです。



出発前に
こどもたち、ご家族のすてきな写真を撮らせていただきました!

「3.11 エール1st~みんなの愛を届けよう~」の企画のなかでも、展示させていただきます。
みなさん、ぜひ足を運んで見てください。(エール内容については、また後日たっぷりお伝えしたいと思います)


福島のこどもたち(家族)とは瞬間のつながりでしたが、
ひとりひとりの思い、私たちの思いをつなげられるものにしたい!
そう強く思う機会となりました。



-------☆---
今年も残すところあと・・1日(><)
本年は、たくさんのみなさまとの出会い・支えによって私個人もボラセンも大きく成長させていただきました。
私は、想いをつなげていく大切さ、感謝を学びました。
本当にお世話になりました。ありがとうございました!!!!!

年の瀬も、年明けもてんこ盛りな日々ですが・・
2012年もみなさまと前進し続けられるように、エネルギッシュに突っ走っていきます!
また、よろしくお願い致します(^^)/


いまい さえ
コメント (3)
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第38回 活動報告

2011年12月30日 16時16分24秒 | [東日本大震災]宮城県牡鹿半島十八成ボランティア
こんにちわ!
横井です


宮垣です


武内です





今回の現地ボランティアは久しぶりの宿泊バージョン。
総勢55人+知多サンタさん6人で「顔晴って(がんばって)」きました。


現地の始まりは、後藤区長さん、阿部恭一さん、邦子さんのお話から。

邦子さんからの宿題は
何か一つ得て帰ってほしい こと
くぐなり食堂の案内をもって仮設訪問に行くことをビラ配りと言ったりするが、それに代わるアイデアを考えておくこと
この2つ。

自分を大切にしてくださいね、というメッセージも頂いて、活動開始!


くぐなり食堂
仮設訪問(新チーム名:心くばり)
瓦礫撤去
漢字アート
クリスマス電飾
大原小学校仮設訪問
石巻女子商業高校との交流
の各班に分かれて活動しました。



今回のくぐなり食堂料理長は、私スタッフの宮垣が担当させて頂きました!


くぐなり食堂はおろか、十八成浜に来るのも初めてな私は、
勝手が分からず、おろおろするばかりの頼りない料理長でしたが、
それでも無事食堂を開店できたのは、一重にボランティアのみなさんのチームワークあってこそだと思います。

くぐなり食堂経験者も、食堂初参戦のボランティアさんも、
時間までに作れるのかというプレッシャーの中、
初めて見るメニューを、本当に手際良く、協力して仕上げることができました。

切ったり

揚げたり

飾ったり



今回は翌日のお餅つきのために、もち米を洗うという作業も平行して進めました。
寒空の下、かじかむ手で一生懸命もち米を研ぎ続けた、食堂班メンバー。


今週のメニューは
・松茸風ごはんになりたかった、わかめごはん
(→本当は松茸風味ごはんのはずでしたが、味付けが足らずただのごはんになってしまったところを、ボランティアさんが機転を利かし、急遽わかめごはんに。ナイスフォロー!)
・チキンカツのトマトソース
・クラムチャウダー
・マカロニサラダ
・あさりの酢味噌和え
・カップデコレーションケーキ

今週 "も" 美味しくいただきました♪


ただ作業をするだけではなくて、気分を盛り上げていこうと
一人ひとりが、雰囲気を盛り上げるために何が出来るかを考えてきた結果、
着ぐるみを準備されてきた方も、プレゼントを作ってきた方もいらっしゃいました。




仮設住宅内の談話室では
漢字アート
を行いました。


見本の漢字を元にちょっとずつアレンジしながら進めます。


女性同士、手仕事の話で盛り上がったり、
マフラーの編み方を教えて頂いたり、そんな時間が持てるのも
素敵だなと思いました。
最後は集合写真。



その漢字アートの傍らでクリスマス装飾を進めました。
早朝から持ち込んでくださったり、
東京から送って頂いたりしたいろいろな飾りを入り口と壁に飾りつけました。







きらきらが大好きな優輝くんがこれ欲しい!と
言うくらい喜んでくれたのが何よりでした。






外回りは
心くばりとネーミングが決まったくぐなり食堂のご案内
前回までのボランティアのみなさんの経験が蓄積された地図を頼りにご訪問。
新しいおうちへお伺いするのは緊張しますが、一人でも多くの方にくぐなり食堂に足を運んでいただけるきっかけになればと思います。


そしてサプライズサンタクロース訪問!
愛知県知多市商工会青年部の皆さんが、例年知多市で行っているサンタ企画を被災地でも行いたいと愛知ボランティアセンターにご相談があり、実現しました。
大原小学校と谷川小学校の子供たちへサンタさんのサプライズ!
寒い日でしたが、最初の家の子どもたちが、友だちのいるおうちを道案内してくれました。抱えきれないほどの大きなプレゼントを1軒、1軒にお渡ししました。



こちらは「精神年齢は5歳だからー」と、おねだりしてプレゼントをもらった阿部邦子さん。そして、サンタさんたちと代表久田です。


こちら知多サンタの皆さんは、知多でのサンタ企画のため、23日夜にくぐなりを出発され、大急ぎで愛知へ戻っていかれました。やっぱりサンタさんは忙しいのですね。



今回瓦礫撤去部隊は瓦礫撤去ではなく、石垣積みを行いました。



中学生から70歳以上の方まで、幅広い世代の連係プレーで最後に、誰かプロの人が(メンバーに)居ましたか?と聞かれるほどの出来栄えでした。






宿泊は夏に釣り船を輸送したり、6月の中高生ボランティアで焼きそば炊き出しにうかがったりと愛知ボラセンとのゆかりの深い民宿めぐろさんにて。

自慢料理のキンキのみぞれ煮とまぐろのカマを準備して頂いていました。





みなさんの心づくしを頂くたびに、今まで現地ボランティアに参加してこられた皆さんが築き上げたものの大きさを感じます。
美味しく頂きました。





朝ごはんには震災前にめぐろさんが収穫されたひじきも1品に加えられていました。名古屋で見かけるひじきよりも細くやわらかく美味しかったです。こちらではひじきにはお豆は入れないことなども教えて頂きました。







2日目は餅つき大会!
神戸市長田区にある野田北部まちづくり協議会さんから
餅つきセット一式をお借りしました。


16年前におきた阪神淡路大震災。
代表の久田をはじめ、愛知ボラセンのスタッフも
これまで16年間、色々な形で関わりながら
阪神淡路大震災でお父さんお母さんを亡くした子どもたちを応援してきました。
そして、16年間ずっと、毎年、夏と冬に神戸を久田と高校生が訪問してきました。
訪問先は芦屋市にある「震災遺児孤児の心のケアハウス・浜風の家」(理事長は作家の藤本義一さん)と
神戸市長田区の野田北部自治会(野田北部まちづくり協議会)。
神戸市の野田北部では、夏は夏祭り、冬は餅つきを、
浜風の家では夏は草取り、冬はクリスマス会を子どもたちと行ってきました。

そんな繋がりを活かして、神戸の被災者の皆さんの応援も頂き、
この餅つき大会を開くことが出来ました。


久世と武内で石巻に行く前に神戸に行って餅つきセットを借りてきました。
写真の中央は野田北部まちづくり協議会の河合さん。
「なんちゅう人使いの荒い代表やねん」(笑)と河合さんは仰っていました。


まずは、有志の皆さんが午前6時すぎから水切りをされたもち米を、蒸すところから。
もち米は全部でなんと60キロ!内30kgはボランティアの島岡さんからご寄付いただきました。
ありがとうございました!

(自称:チーム早起きもち米水切り隊)

少し驚いたのは石臼を指さして「あれは何?」と尋ねられたくぐなりの皆さん。
東北では石臼ではなく木の臼を使用するのだそうです。
どうも関東・東北では木の臼を使うようです。

ボランティアさんが祭りのはっぴもご用意され、準備も万端。
もち米が蒸しあがるころには「お餅つきのお手伝いがあるって聞いてるからー」と仮設にお住まいのみなさまが集まってくださいました。

初めのつぶしを行うところが難しいそうですが、それも経験者の皆さんから教えて頂きながら次々とお餅をついていきました。



慣れた手つきの「えんどり」(名古屋では「てがえし」と言っています)。さすが!

最後にはみなさん服も顔も真っ白になるくらい、たくさん丸めてくださいました。







くぐなりでは、大根おろしで食べることはなく、納豆にいれてお餅を頂くのだそうです。
そういう地元のお話が聞けたのもこんな企画があったからですね。

優輝くんもおしょうゆ担当として参戦☆




出来上がったお餅は、皆さんのもとへ。
たくさんたくさんのお餅は十八成の全戸に配りました!
道具の準備、材料の準備から、実際にお餅をついて、そして丸めてと、このお餅つきに関わった全ての皆様、良かったですね!


憲さんも決まってます!まさに昔とった杵柄!

その後、愛知のボランティアさんが作られたクリスマスカード付きおはし

と、現地ボランティアに参加してくれた高校生の作った、キャンディー入り手作りサンタブーツ

(民宿めぐろさんではこんな風に飾ってくださいました。)
を、十八成浜の仮設住宅を一軒一軒を回り、みなさまに手渡しさせて頂きました。
ボラセンからのささやかなクリスマスプレゼントで、お餅を美味しく召し上がって頂けたら嬉しいです。


たくさんの笑い声が上がり、子供たちのはしゃぐ声が上がり、
とても楽しい時間が持てました。





お餅がきっかけで、十八成浜同士の方々でお話できたとか、
鮎川の仮設に住んでいらっしゃる方が初めて十八成浜の仮設に来られたとか、
今まで見たことのないお互いの姿が見られたとか、
そんなお声をたくさん聞くことができたのが嬉しかったです。
十八成のみなさんの絆を深める一端が担えたのではないかと喜んでいます。



最後は恒例
みんなで写真撮影♪



そして今回も早朝(午前7時30分)からのお出迎え、ありがとうございました。

全員無事に活動を終え、名古屋に到着することが出来ました。

名古屋で活動しているボラセンのみなさん、
現地ボランティアに参加されたみなさん、
十八成浜をはじめ牡鹿のみなさん
みんなで作っている活動だとしみじみ感じた1泊4日でした。

私たちスタッフの思い入れが強すぎて、更新が遅くなってしまいました。
待っていてくださったみなさま、ありがとうございました。
コメント (11)
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