特定非営利活動法人 被災者応援 愛知ボランティアセンター 公式ブログ

2011年3月17日設立。孤児遺児応援活動、被災地ボランティア活動等、現在進行形で被災者応援活動を行っています。

愛知ボラセンの活動予定⇩(更新日:2024.5.3)

令和6年能登地震 被災者応援ボランティアバス
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NPO法人被災者応援愛知ボランティアセンターは、観光庁からの「観観産第174号(平成29年7月28日)災害時のボランティアツアー実施に係る旅行業法上の取扱いについて(通知)」に基づき、被災地ボランティア活動を実施いたします。

災害時のボランティアツアー実施に係る通知の適用対象となる地域について


■今後のボランティアバス活動予定
第10回 5月25日(土) ≫ 26日(日)
※現地との兼ね合い、また定員数に満たない場合などで変更になることもあります。

リンゴ農家の応援をはじめます! 台風19号長野災害ボランティア

2019年11月04日 17時12分37秒 | スタッフのつぶやき

代表の久田です。

今後の長野災害ボランティアバスは以下を予定しています。
第3回 11月8日(金)夜~9日(土)夜
 ※愛知県高校生フェスティバル実行委員会が、高校生に参加をよびかけ、十数校の教員と生徒が主に参加する予定。
第4回 11月16日(土)夜~17日(日)夜

第3回以降は、リンゴ農家への応援活動をシフトしていこうと考えています。
豊野地区では、床下泥だしなども徐々に終了しつつあります。

その一方で、周辺のリンゴ園は水害から3週間たっても手付かずのところがたくさんあります。

 
泥に浸かったリンゴ農園。泥の深さは10~15センチ。
泥を取り除かないと、リンゴの木の根が息をすることができず、枯れてしまいます。
藁はリンゴ園にあったものではなく、周辺の畑から流れてきたもの。
下に落ちているリンゴはすでに腐りかけ、土壌汚染につながります。

木になっているリンゴ。一見食べられそうですが、割ってみると中は腐っています。
このリンゴを放置しておくと、木の栄養分が腐ったリンゴに吸い取られてしまいます。

泥をとり、落ちたリンゴや木になっているリンゴを処理することが求められています。

そこで、リンゴ農園を応援したいので、どこかを紹介してほしいと、
お世話になっている長野市議の青木さんにお願いしました。

青木さんが紹介してくださったのは、中村農園の3代目の中村太士さん(37歳)。

中村さんは仲間のリンゴ農園も気づかい、何かと活動してこられました。

NHKニュース(10月29日)
長野市穂保やその周辺で廃業を決めたり、考えたりするリンゴ農家が出ているなか、
そうした農家の畑を引き受けて地域のリンゴを守ろうと活動を始めた若手農家がいます。


長野市穂保に近い赤沼のリンゴ農家、中村太士さん(37)は、
みずからの畑も水につかる被害を受けましたが、廃業を決めたり、考えたりしている農家に対し、畑を貸して欲しいと申し出ています。

同じ地域のリンゴ農家、田中英男さん(80)にも声をかけ、畑を借りる承諾を得ました。
田中さんは、後継者がいないうえ、今回の水害で農業用機械も壊れたため、60年続けてきたリンゴ栽培を諦めていました。
中村さんからの申し出に、田中さんは、「自分は高齢で、続けていくのは難しいですが、
若い人が意欲を持って取り組んでくれてありがたいです。涙が出そうです」と話していました。

中村さんは、「過去に水害があってもこの地域では代々、リンゴ栽培が続いてきました。
今度は、私たちの世代が復興させる番だと思うので、絶対に諦めません」と話していました。

動画もあります。ぜひNHKニュース(10月29日)ご覧ください。
中村さんの案内で被災リンゴ園を歩いていると、「テレビ見たよ。勇気でてきた。がんばる」と
中村さんに話されるリンゴ農家さんもいらっしゃいました。


そして、来週予定している高校生ボランティアには、
「単なる作業にするんじゃなくて、高校生が達成感を得られ、今後につながっていけるような活動を」と、
いくつかご提案いただきました。
中村さんは、リンゴの他にも、桃、プルーンなども栽培されています。これらもやはり泥につかっています。
その中で、若いプルーンの木の周辺の泥を高校生に取ってほしい。
そして、空いている土地に高校生の手で新しいプルーンの木を植樹をするのもおもしろいねと、中村さん。
来年か再来年、おいしい実が成ったら、絶対に贈るからと。

私はその時、いろんな高校の文化祭でリンゴ農園応援リンゴ産直バザーができたらいいなと思いました。

 
プルーン農園で語る中村さん。

高校生の皆さん、そして、大人の皆さん。
すてきな中村さんに会いにきてください。
中村さんから、さらに他のリンゴ農家の皆さんへの応援へと広げられればと考えています。

 




 

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【活動報告】第2回 長野市豊野地区応援ボランティア活動報告

2019年11月04日 16時04分56秒 | 【令和元年(2019)東日本台風】長野市ボランティア

代表の久田です。

第2回長野市豊野地区台風19号被災者応援活動は、11月2日~3日に行いました。
今回の参加者は私を含んで39人。
男性19人、女性20人。災害ボランティアに初めて参加される方は16人。
最年少16歳、最高齢は79歳6か月の島岡さん。平均年齢は46.2歳。

活動は、中央組コミュニティーセンターと、豊南町公会堂。

中央組コミセンは先週の続きで、フローリング床下の泥だし。
意外にも難航しました。
理由は2つ。床下への動線確保が困難でした。
床材のコンパネは水を吸って膨れてしまったこと、端が固定されていたことの2点ではがすことに意外にも難航。
さらに、床下は細かく仕切れていて、簡単に行き来しにくい構造になっていました。
女性も含めて、何人もの人たちが、何回も床下にもぐりました。

 もぐら隊隊長の三輪田さん。三輪田さんは先週に続いての参加でした。
しかし、まだフローリングの泥だしが残っています。
さらに、フローリング材にカビが生えている箇所も発見されました。
フローリング材のカビを拭き取り、消毒をしなけばなりません。

女性は、コミセン倉庫と倉庫内の器具の掃除。
きれいにするとともに、倉庫に戻す際には、次に使いやすいようにはと考えて戻されました。
単なる「作業」ではない、「愛」を感じる活動だと思います。

 

豊南町公会堂
Before
     

  
3週間たってもまったく手のついていなかった公会堂。
手付かずの状態で片付けをすることは、意外にも珍しく、
皆さんには貴重な経験となりました。
床下には生チョコ状態の泥が1~2センチ。気をつけないと足を滑らせて転びかねません。
初めてこうした惨状をご覧になられた方々は、一日で片付くのだろうかと思われたようです。

process
   

 
みんなで、力をあわせ、知恵を出し合って活動していきます。
汚れたカーテンは捨てますが、その前に床の泥を吸わせて、捨てます。
かつてカーテン会社で営業部長をされていた島岡さん。
まさかカーテンで泥だしをすることになるとは思ってもみなかったことでしょう。
外のゴミステーションに泥に浸かった道具を仮置き。
今週も軽トラを運転して参加された林さんと千田さんが、ゴミ集積所へ運搬。
自己完結の活動をすることができたと思います。

なお、フローリング床下に潜る口がなく、地域の方も床下まで潜ることを望まれなかったため、
泥だしまではしていません。

さらに、公会堂の外にある物置の整理、公会堂周辺の泥かき、側溝の泥だしもしました。

After

   

活動後は、おぶせ温泉に。硫黄泉で信州五岳を望む露店風呂。
疲れた身体を癒し、帰りのバスは皆さん熟睡。
恵那山トンネル工事渋滞があり、金山駅着は午後10時30分。
皆さん、お疲れさまでした。

 

 

コメント (1)
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