理科を知るブログ

 楽しく理科を知るための材料や現象WEBページ

水の「平衡」について

2013-09-02 15:04:25 | 日記
 いらっしゃいませ! ご訪問ありがとうございます。

 水の「平衡」について

 今までに「水」という液体の表面や気体の存在についてお話しました。今回は
水で出来ている「氷」も登場させましょう。そして、水の個体である氷、液体や
気体が同時にある世界で起きていることを取り上げます。
 
 写真は、普通の氷をガラス皿に乗せたところです。なんでもない写真から、
じっくりとその様子をうかがっていると、不思議なことが次々と頭をめぐって
きます。

 

 氷、融けている水、空気中の水蒸気、どれも水素二つと酸素ひとつが結合し
た分子からできています。氷から水へ、であれば、水から水蒸気へと変化して
いるはずでしょう。実際は単純ではなく複雑な変化が起きています。氷から水
へ逆に水から氷へ、氷から水蒸気へ、水蒸気から水へと、それぞれの表面では
変化が反対(逆の)方向にも起きていることは理解しにくいことです。

 これらのことは実際に起きています。「平衡」という言葉で表わされること
が多いのです。さぁ、この言葉をあらためて調べてみてはどうでしょう。

 では、次回、お目にかかりましょう。

2013年9月  Faraday Science Laboratory