Sometime Somewhere

気ままに撮った花々を、気ままにアップしています。
お越しくださった際、足跡を残してくださるとうれしいです。

ユリワサビ

2012-03-31 21:21:14 | 裏高尾

Img_1792blog 今日は朝から強風、お昼前には強い雨でした。

週末ごとの雨で、また外を眺めながら自宅待機。。

高尾あたりも雨風の影響で、沢沿いに咲いた花たちに被害がなかったかと心配です。

                                       

                                                        

                                                         

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「ユリワサビ(百合山葵)」  アブラナ科ワサビ属

山地の谷沿いや湿気の多い森林中に生える小型の多年草です。

裏高尾の沢沿いや林道の斜面で良く見ることができます。

花の大きさや感じは、ナズナやタネツケバナの印象に近いでしょうか(あくまで私見ですが…)

Img_1804blog Img_1811blog 食用のワサビと同じ仲間で、葉の形は良く似ていますし、根茎には仄かな辛味があるそうです。

地を這うように茎を伸ばし、その先に小さな4弁の白い花を咲かせます。

鎌倉某所でも見ることができますが、栄養が良いのかかなり葉も草丈も裏高尾のに比べ巨大です。

                                                        

( 2012年3月25日撮影  裏高尾 )

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アズマイチゲ、キクザキイチゲ

2012-03-30 22:02:58 | 裏高尾

毎年春の彼岸あたりに裏高尾を訪れているのですが、例年に比べ花の開花が遅れた分、いままでちゃんと撮ることができなかった花を今回撮ることができました。

そんな花のひとつ、アズマイチゲとキクザキイチゲを今日はご紹介します。

とは言っても、実はどちらがどちらなのか見分けが付かず…葉の部分をしっかり撮ってくればよかったと反省です。

Img_1814blog ちょうど植物観察会に参加をされている方に伺ったところによると、アズマイチゲは今のところ一株だけしか咲いていないとのことでしたので、写りこんでいる葉の状態から判断をすると、たぶんこちらがアズマイチゲではないかと思います。

「アズマイチゲ(東一華)」  キンポウゲ科イチリンソウ属

落葉樹林のふちや草原、山麓の土手などに生える多年草です。

花径は3~4cm、ガク片は8~13個あり、花びら状で白色です。

                                           

                                                        

                                                        

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「キクザキイチゲ(菊咲き一華)」  別名「キクザキイチリンソウ(菊咲き一輪草)」

山地の林の中などに生える10~20cmの多年草で、早春に淡紫色または白色の径2.5~3cmの花をひとつ開きます。

ガク片は花びら状で10~13個あり、花弁はありません。

( 2012年3月25日撮影  裏高尾 )                                 

                                                       

Dscn4695blog Dscn4697blog ちょうど先日大船フラワーセンターでキクザキイチゲを撮ってきましたので、紹介をさせていただきますね。(こちらはしっかり名札が立っていましたので確実です)

キクザキチゲもアズマイチゲも同じキンポウゲ科イチリンソウ属ですし、同じようなところに生えるため、自然交配し、見分けの付かない株があるようです。

裏高尾で撮ったものがどちらの花なのかは、しっかりとした判断に基づいたものではありませんので、間違っていましたらごめんなさい。

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ヤマネコノメソウ、ヨゴレネコノメ

2012-03-28 22:21:20 | 裏高尾

ハナネコノメと同じユキノシタ科ネコノメソウ属の「ヤマネコノメソウ」と「ヨゴレネコノメ」も沢沿いで見ることができました。

Img_1774blog Img_1778blog                     

                    

                    

                    

                                                         

                                                         

Img_1782blog 「ヤマネコノメソウ(山猫の目草)」

湿気のある林下、湿った石垣の間などに生える多年草です。

花茎は10~20cmで、先端に花弁のない緑色の花を開きます。ガク片は黄緑色で、基部は黄色を帯びます。

同じく水辺などに生えるネコノメソウは、ガク片と花のまわりの苞葉が黄色ですので、見分けることができます。

                                                        

                                                       

Img_1744blog

「ヨゴレネコノメ(汚れ猫の目)」

ホコリでも付いているのか…と思わせる葉の色からか、“汚れ”という名がついてしまったのでしょうか。。

でも、その名のお陰(?)で、一度聞いたら忘れずにいてもらえます。

                                                        

                                                       

Img_1746blog Img_1747blog

画像のはまだガク片は閉じた状態ですが、雄しべは4個、葯は暗紅色です。

花の周りの苞葉の淡黄色と、葉のこげ茶色、そして暗紅色の葯とのコントラストがとても美しく、ハナネコノメと共に人気があります。

                                                        

( 2012年3月25日撮影  裏高尾 )

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ハナネコノメ

2012-03-27 23:31:17 | 裏高尾

先日の裏高尾での画像の整理がつきましたので、何日かに分けてご紹介したいと思います。

まずは…ハナネコノメを。。

Img_1625blog Img_1652blog 「ハナネコノメ」

ユキノシタ科ネコノメソウ属

林縁や沢沿いの湿ったところに群生をする多年草です。

近畿以西、四国、九州に分布をするシロバナネコノメソウの変種だそうです。

                                                        

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葉は丸みを帯びた扇型で、先のほうに3~7個の鈍鋸歯があります。

5~10cmの花茎を出し、先端に2~3個の花をまばらに咲かせます。

花弁は無く、4個のガク片が花弁に見えます。その白いガク片と暗紅紫色(私には赤に見えましたが…)の葯(やく)とのコントラストが美しく、一目でファンになりました。

Img_1697blog Img_1698blog 咲いている所はすぐ下に沢があり、上からも水が染み出しているような場所です。

右の写真の中の右下にヨゴレネコノメが写っています。ハナネコノメがいかに小さくて愛らしい花なのかわかっていただけると思います。

裏高尾では毎年様々な山野草が踏まれたりなどして姿を消しているそうです。

2年前に見られたヤマエンゴサクも、その同じ場所では見ることができなくなっていましたし、先日行ったときも、咲いている花に気をとられて入ったためでしょう、これから咲く花の株が踏みつけられているのを目にしました。

いつまでも可憐で愛らしい花たちの咲く場所であるように、ひとりひとりがマナーを守っていかないといけませんね。

( 2012年3月25日撮影  裏高尾 )

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ハム次郎のDigital Photo Box           http://hamujiro.2.pro.tok2.com/

                                                       

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ハナネコノメ

2012-03-25 22:51:28 | 裏高尾

お墓参りの帰りにいつもの裏高尾へ。

今日の目的は、御岳渓谷で初めて見て以来、もう一度撮りたいと思っていたハナネコノメです。

沢沿いの一角にハナネコノメの群落があり、夢中でシャッターを切りました。

Img_1643blog Img_1630blog

「ハナネコノメ(花猫の目)」

ユキノシタ科ネコノメソウ属

本州の東北から近畿の、林の中や川の縁などの湿地に生える多年草です。

花茎は5~10cmで、地面を這うように枝を伸ばし、花茎上に2~5個のほどの花を咲かせます。

花弁はなく、4枚の白い花弁のように見えるのはガク片です。

ガクの白色と、閉じているときの葯(やく)の紅色の対比がとてもきれいです。

紅色の葯は開くと黄色になり、彩りを添えます。

他にもアズマイチゲ、キクザキイチゲ、コチャルメルソウ、ネコノメソウなどを見ることができ、大収穫の一日になりました。

今日撮影をした花たちは、後日あらためてご紹介したいと思っています。

                                                       

Img_1886blog 帰り際に近くの木下沢(こげさわ)梅林に寄り道の寄り道をしました。

園内では梅祭りをしていましたが、梅は2分咲き程度で満開まではもう少しかかりそうです。

                                     

                                                        

( 2012年3月25日撮影  裏高尾、木下沢)

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鎌倉・光則寺の浅い春

2012-03-24 17:42:58 | 鎌倉

撮影から一週間が経ってしまいましたが、鎌倉・光則寺の境内に咲いていた花たちをご紹介します。

Img_1487blog Img_1520blog 境内にある池をクジャク舎から回り込んだところに植えられている「シナミザクラ(支那実桜)」です。

中国原産で実をつけることからついた名のようです。

ちょうど梅の咲く頃に開花をしますので、ほとんどの方は桜とは気付かず通り過ぎていきます。

白い花弁から長い蘂がたくさん出ていて梅の花と間違えてしまいそうですが、枝から花茎を出して咲く様子は、なるほど桜です。

Img_1489blog Img_1506blog

シナミザクラの奥、池の端の大きな「トサミズキ(土佐水木)」です。

マンサク科で、花が段々につく穂状花序で、雄しべの赤(咲き進むと茶色になります)と花弁の淡黄色が愛らしい花です。

                        

ちょうど咲き始めでまだ花が短いですが、花序が伸びてくるとさらに見ごたえ十分です。                                                       

                                                        

                                           

Img_1541blog 客殿の通用口入り口に置かれている鉢植えの椿が次々に花を咲かせています。

「卜伴(ぼくはん)」

花芯が雄しべの葯だけが弁化して白色になることから別名“月光(がっこう)”と呼ばれています。

江戸中期からすでに卜伴の名で人気のあった品種だそうです。

卜伴の別名“月光(がっこう)”に対し、花芯の雄しべ全体が紅色に弁化する「紅唐子(べにからこ)」は“日光(じっこう)”と呼ばれています。

                                                        

                                                        

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左の椿は「春の雪」、極小輪で真っ白な花弁と濃い黄色の葯の花姿が美しい品種です。

右は極小輪・一重咲きの「額田姫」で、香り椿の品種のようです。

花の横に蕾がいくつも付いていましたので、長く楽しめそうです♪

                               

                              

                                                       

                                                       

Img_1548blog Img_1550blog 「雛娘(ひなむすめ)」

赤い花弁に白の縞が入っている小さな椿です。

昨年12月18日にも撮っていましたので、次々に花を咲かせているのでしょうね。

                              

                               

                                                        

                                                       

                                                        

Img_1581blog Img_1580blog

最後は桜の木にも負けないほど大きな梅の木です。

山門手前・左のソメイヨシノの隣にある梅の木です。

枝をいっぱいに広げ、たくさんの花を咲かせていました。

今年は白梅の花付きがとても良いように感じました。

                                           

                                                       

                                                        

( 2012年3月18日撮影 )                                                    

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オオイヌノフグリの白花

2012-03-22 22:41:27 | 鎌倉

Ooinunofugurisirobanasyukusyou_5 先日コゴメイヌノフグリを初めて見たときにオオイヌノフグリの白花と思った、、、ということを書きましたが、帰宅後、以前白花を撮っていたことを思い出しました。

080419_img_5174blog_5コゴメイヌノフグリの記事の中でオオイヌノフグリの白花をご紹介しようと思ったのですが、どうしても同じ記事の中では画像が上手く配置されず、別にアップすることにしました。

撮影をしたのは2008年4月19日、円覚寺の塔頭・白雲庵の前ででした。

その翌年に行ったときは、綺麗に草刈・植栽がされてしまって影も形も無く、それ以来見つけることができなくなってしまいました。

「オオイヌノフグリ(白花)」の花弁は真っ白ではなく、白に淡いブルーの線が入った優しげな姿です。

興奮をしながら撮っていたのか露出オーバーの画像ばかりで、なんとか見ていただけそうなのは右の画像一枚だけでした。

左の画像はロシナンテ撮影のものです。

( 2008年4月19日  円覚寺・白雲庵 )                                                           

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コゴメイヌノフグリ

2012-03-20 23:33:28 | インポート

Img_1428blog Img_1432blog Img_1438blog               

              

              

              

              

              

                                                        

                                                        

                                                       

偶然長谷で見つけたこの花、白花のオオイヌノフグリだと大喜び。

小さな鉢の中に一株、花は2輪だけでしたので、観光客の行き交う道端でしたが、膝をついて肘をついての撮影になりました。

オオイヌノフグリにしては、特徴ある雌しべがクワガタ型では無く、V字型であることに疑問を感じつつ、それでも初めて目にすることができたことに大興奮。。

ところが白花のオオイヌノフグリではなく、「コゴメイヌノフグリ」だということがわかりました。

コゴメイヌノフグリについて調べようと、いつも参考にしている「日本の野草」(1534種掲載)図鑑を見たのですが載っておらず、ネット検索・・・

ゴマノハグサ科で和名は「小米犬の陰嚢」、花が真っ白でオオイヌノフグリより小さいことからついた名であること。

小石川植物園で1961年にヨーロッパから種子を入手栽培をし、今では同園の名物になっているとの記述などがありました。

小石川植物園のほか、木場、京都府立植物園で撮影をされたコゴメイヌノフグリがたくさん紹介されている林の子さんのblog『HAYASHI-NO-KO  Ⅱ』をどうぞご覧ください。(blogの一番下に名前検索ページがありますので、検索をしてご覧ください)

                                                        

( 2012年3月18日撮影  鎌倉・長谷 )                                                        

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円覚寺・東慶寺の梅

2012-03-20 20:03:01 | 鎌倉

週末に行けなかった円覚寺と東慶寺に行ってきました。

梅はちょうど見頃、風に乗り花びらが舞う景色は、春の到来を感じさせてくれました。

Dscn4565blog Dscn4601blog 三門から仏殿への参道脇の白梅が、ちょうど満開でした。(左の画像)

右の画像は大方丈前庭の紅梅と白梅です。紅梅の手前に植えられている枝垂れ梅は咲き始め、今度の週末あたりにはちょうど見頃になるでしょう♪

境内には古木の梅の木が仏殿脇や選仏場前にあり、こちらはピークは少し過ぎていましたが、遠目にはまだ十分の美しさです。

                                                       

Dscn4606blog 円覚寺・弁天堂から見下ろした東慶寺の境内は、一度に春!!の景色。

白、ピンク、紅、、色とりどりの梅で、春霞のようでした。

                                     

                                                                                            

Dscn4633blog Dscn4638blog

山門手前から宝蔵前まで、梅の木が参道の両側に植えられています。

例年でしたら、まず本堂入り口の紅梅が咲き始め、日を追って順番に彩りを添えていくのですが、今年は先週一週間で咲き揃った、、、という感じです。

少しずつ咲くのを楽しむのも風情がありますが、今年のように一度に咲いた景色も見ごたえがあります。

                                                        

( 2012年3月19日撮影  円覚寺・東慶寺 ) 

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ヒマラヤユキノシタ、ミツマタ、椿(緋縮緬、氷室雪月花)

2012-03-19 00:00:45 | 鎌倉

昨日は終日雨でしたので、撮影はお預け。

今日は曇りでしたが、“いざ、鎌倉!”

予定では、長谷寺~光則寺~収玄寺~海蔵寺~亀ヶ谷切通し~東慶寺のつもりで出かけたのですが、撮ることに夢中になり結局、収玄寺で時間切れになってしまいました。

Img_1417blog Img_1326blog 先週一週間で梅が満開の状態になっている…とは聞いていたのですが、長谷寺が見えた途端の彩りに圧倒されました。

                  

                                                       

左の画像は手前から紅梅、白梅、河津桜の競艶。

右の画像は、ピンクの枝垂れ梅と白梅。

この一週間で開花の遅れを一気に取り戻したかのようでした。

Img_1444blog Img_1463blog 光則寺の参道に入ると、表通りの喧騒が嘘のように、しっとりとした空気に包まれていました。

そして、花も静かに訪れた人々を出迎えているようでした。

                                                       

今日撮影をした分は、後日アップをしたいと思います。

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11日に大巧寺で撮った花たちがアップせずに残っていましたので、今日はその分を・・・

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「ヒマラヤユキノシタ」

ヒマラヤ山脈原産の常緑多年草です。

耐寒性があるので、一般家庭の庭でも可愛いピンクの花を見ることができます。

葉は濃い緑でウチワに似ているような…♪

Img_1268blog Img_1263blog 「ミツマタ(三椏)」

中国南部原産の落葉低木です。

ジンチョウゲ科ミツマタ属で、強い香りを持つジンチョウゲ(沈丁花)と同じ仲間です。

枝が三つに分かれるところや花の付き方も良く見ると似ています。

                                                        

Img_1264blog 「緋縮緬(ひじりめん)」

濃紅色で八重咲き、風格を感じます。

Img_1273blog 「氷室雪月花(ひむろせつげっか)」

椿研究家で、元三井不動産副社長だった故氷室捷爾氏が作出した品種のなかでも、特に美しいと人気があります。

先日行った氷室椿園ではまだ咲いていませんでしたが、大巧寺ではちょうど良く咲いていました。

                               

                               

                                                        

( 2012年3月11日撮影  鎌倉・大巧寺 )

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