Sometime Somewhere

気ままに撮った花々を、気ままにアップしています。
お越しくださった際、足跡を残してくださるとうれしいです。

ヤマアジサイ 【 鎌倉・光則寺 】

2013-06-19 23:29:46 | 鎌倉・ヤマアジサイ

また更新が滞ってしまいましたが、もう少しヤマアジサイにお付き合いください。

今日はヤマアジサイの中で、葉を楽しむ品種をご紹介します。

Img_8797blog Img_7024blog 「 伊予冠雪(いよかんせつ)」

粉雪を纏ったような葉が美しい品種です。
花は一重のガク咲きで、色は極淡い青(画像のは薄い青紫色の縁取りが入っているようですが)
“伊予”と品種名に付いている通り、愛媛県産のヤマアジサイです。
右のは装飾花が裏返り、花としては終わっている状態ですが、裏返った様子もまたきれいだと私は思っています。

Img_6817blog「 伊予錦(いよにしき) 」

全体的に葉が黄緑色っぽく、黄斑が入るのが特徴です。
装飾花は青というよりは水色で、先が少し尖っている一重のガク咲きです。





Img_7110blog Img_8590blog 「 黄冠(おうかん) 」

花を付けた枝の葉は緑ですが、新しく出た枝の葉の中心が黄色の特徴ある品種です。
両性花は淡い青、両性花も青の一重のガク咲きのヤマアジサイ、産地は福岡県英彦山とのことです。


Img_8538blog Img_8540blog 「 九重山(くじゅうさん) 」
 別名:霧の三彩(きりのさんさい)

斑入り葉の品種の中では一番のお気に入りです♪
葉全体に入った白斑がとても美しい品種で、花は淡い青(年によっては桃色)で目立ちませんが、葉とのバランスは絶妙だと思っています。


Img_9073blog「 白縞散斑(しろしまちりふ) 」

画像でははっきりと確認ができないかもしれませんが、伊予冠雪にに似た斑の入り方をしています。
少し丸みを帯びた装飾花の色は本来青のようですが、その年の鉢土の状態によっては、今年のようにピンクが入ることもあります。
でも、花弁の中心にわずかに入っている青色は、この品種の本来の色を残したものではないでしょうか。


Img_8569blog Img_9367blog 「 白斑(はくはん) 」

今年もっとも美しい斑が出た品種です。
毎年この白斑を撮ってきましたが、これほどはっきりとした美しい斑が入ったのは初めてで、感動しました。
装飾花が白に近い水色です。
右の画像の装飾花は裏返ってしまっていますが、これもまたきれいだと思います。

( 撮影日:2013年6月2日、9日 )

***********************************************************************************

ハム次郎のDigital Photo Box           http://hamujiro.2.pro.tok2.com/

                                           

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヤマアジサイ 【 鎌倉・光則寺 】

2013-06-14 22:38:55 | 鎌倉・ヤマアジサイ

ヤマアジサイには様々な品種名がつけられています。
ひとつひとつの名には、命名者のその花への想いがこもっている様に思います。
今日は、名前に『 姫 』が付いている品種をご紹介します。

1_img_9070blog 2_img_6936blog
左…6/2
右…6/9






「乙姫(おとひめ)」

まだ蕾の状態ですので、どのような姿になるのかはわかりませんが、川島榮生さんの記述には「ガク片に桃紅色の斑点が目立ち、クレナイヤマアジサイとよく似ている」とありました。
画像からはブルー系ではないかと感じていましたが、さて…お楽しみです。


5_img_7083blog 4_img_8611blog_3 6_img_9403blog 「藍姫(あいひめ)」 別名:七変化(しちへんげ)

徳島と高知の県境が産地
一重のガク咲きで、咲き始めは藍に淡紅紫の縁取りが美しい品種です。
両性花に入っている青の縞もまた美しさを際立たせています。
咲き進むにつれ、縁取っている淡紅紫が強く出て、これもまたきれいです。


7_img_8813blog9_img_8818blog_2 Img_1831blog Img_2581blog 右の画像は、昨年撮影をしたものです。
咲きすすむと装飾花が濃桃色、両性花は青と鮮やかに変化(へんげ)しています。

今年はもしかすると、青が強く出ているのかもしれません。
先週からの1週間でどのように変化しているのか、楽しみです。


10_img_9029blog 11_img_6923blog








「秋芳の桃姫(あきよしのももひめ)」

秋芳洞のある山口県産のヤマアジサイです。
少し細長い丸弁の淡いピンク色の装飾花が、可愛らしいです。

12_img_8599blog13_img_8600blog_2 「舞姫(まいひめ)」

装飾花は濃紅紫色に中心が藍色で 星型です。
咲きすすむと濃紅紫色が薄くなり、淡いブルーに変化をしています。







15_img_6903blog 14_img_9004blog 








「瑠璃美姫(るりみひめ)」

凝った名前で、由来を知りたくなります。
九重(久住)連山山麓が産地のようです。
先が尖った4片の装飾花と、色が、虹色でとてもきれいです。

( 撮影日:2013年6月2日、9日 )

***********************************************************************************

ハム次郎のDigital Photo Box           http://hamujiro.2.pro.tok2.com/

                                           

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雨の中の北鎌倉・東慶寺

2013-06-13 22:05:52 | 鎌倉

雨の中で咲くイワタバコとイワガラミが見たくて、母を誘い東慶寺へ…
ついでに白蓮舎でこまきの和菓子とお抹茶も♪
本道裏のイワガラミの特別公開は今日が最終日でしたが、雨のせいかほとんど並ぶことなく2周することができ、撮影も楽しむことができました。

Dscn6250blog Dscn6262blog









Dscn6267blog Dscn6271blog









Dscn6283blogDscn6289blog









「イワタバコ」
イワタバコ科で、山地の湿った岩壁に生える多年草です。
和名は「岩煙草」で、岩の上に生え、葉がタバコの葉に似ていることによります。
宝蔵奥の岩壁に群生をしている「イワタバコ」はすでに終盤でしたが、墓地のはまだ綺麗でした。

Dscn6291blog Dscn6298blog









Dscn6304blog Dscn6315blog_2










本堂裏の岩壁一面の「イワガラミ」は見事。
毎年期間を決め、特別公開をしており、年々楽しみに訪れる人が増え、公開時間前から順番を待つ列ができています。

「イワガラミ(岩絡み)」  ユキノシタ科イワガラミ属の落葉つる性です。
山地に生え、気根を多数だして岩や木に高くはいのぼり、5~7月、枝先に散房花序をだし、小形の両性花多数と卵形の白い装飾花をつけます。

Dscn6331blog 雨の中で咲いているハナショウブを見ながら、お抹茶と和菓子(ハナショウブでした)をいただく時間はしっとり、まったりでした。







Dscn6280blog Dscn6344blog









Dscn6350blog Dscn6354blog










雨の中の紫陽花、木々、、、建物さえ もしっとりと佇んでいました。

雨降りの中でしたのでコンパクトデジカメで撮影、光が足りなくて手ぶれをしていますが、雰囲気を感じ楽しんでいただければ嬉しいです。

( 撮影日 : 2013年6月13日 )

***********************************************************************************

ハム次郎のDigital Photo Box           http://hamujiro.2.pro.tok2.com/

                                           

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヤマアジサイ 【 鎌倉・光則寺 】

2013-06-13 20:34:30 | 鎌倉

今年の光則寺のヤマアジサイ撮影は4/29に始まり、5/3、6/2、6/9の4日間。
品種別に画像を整理したところ135品種で、例年に比べると少なめ、、、でも、気候不順・少雨の中、蕾を付け咲いてくれたヤマアジサイたちに感謝です。
もちろん、花守りさんの一年を通しての丹精の賜物、あらためて感謝します。

        *****************************

135品種の中から、今年初お目見え(たぶん…)の品種をご紹介します。

Img_8735blog 福島県会津若松産のヤマアジサイで無名という名札を昨年までつけていましたが、今回「会津の華(あいづのはな)」と命名されました。
もともとは斑入り葉に品種なのだそうですが、今年初めて本来の姿になりました。





Img_6908blogImg_9014blog







Img_9231blog 「小田虹(おだにじ)」
2枚目は6/2撮影、3枚目が1週間後(6/9)のものです。
装飾花は青に赤紫の縁取りが入り、両性花は青のとても爽やかな印象です。
咲き進むと青が薄くなり、淡赤紫が筋状に入って綺麗です。
名札が無ければ、同じ品種だとはわからないかもしれません。



Img_7088blog Img_9411blog








「土佐のきら星」
土佐と付いていますから高知県産だと思います。
抜けるようなブルーの装飾花と純白の両性花がとても美しいヤマアジサイです。

Img_9426blog Img_9430blog








「津江の紅鶴(つえのべにづる)」
大分県中津江村産です。
濃青の装飾花と両性花はたぶん青、インパクトのある品種です。咲き進んだこの後の姿が気になります。

( 撮影日: 2013年6月2日/9日 )

***********************************************************************************

ハム次郎のDigital Photo Box           http://hamujiro.2.pro.tok2.com/

                                           

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヤマアジサイ 【 鎌倉・光則寺 】

2013-06-11 07:09:13 | 鎌倉・ヤマアジサイ

昨日の続きです。
Img_6914blog_2 Img_7018blog 左は「城辺テマリ(じょうへんてまり)」です。
半テマリ咲きですので、テマリ咲きに比べ密度は低いですが、風に揺れる風情はなかなかのもの。
装飾花はブルーがかったピンクで、不思議な色合いに足を止め暫し眺めている方も、、、
右の爽やかで透明感のある青紫の装飾花のは「蔦姫(つたひめ)」です。
名札には産地が記入されていないので詳細は不明です。

Img_7030blog Img_7115blog 左は「村娘(むらっこ)」

濃い青の両性花のボリュームが結構あり、その周りを囲む白の装飾花との姿が可愛らしい品種です。


右の華やかな品種は「木沢の光(きざわのひかり) 別名:乙女の舞」です。
産地は徳島で、蛇紋岩地帯に自生をするそうです。
細いヘラ状の花弁で星型の八重咲きの花姿に「これもヤマアジサイ??」と立ち止まる人が多く見られました。
花色は最初は淡いブルーで咲き進むにつれオレンジ系のピンクになっていきます。
とても華やかさのある品種で、毎年の楽しみになっています。

Img_7120blogImg_7216blog 「清澄沢(きよすみさわ)」
千葉県清澄山が産地です。
本堂前の海棠の木の前にたくさん並べられています。
他の品種に比べ、草丈、花ともに大型です。
純白の両性花の周りを飾っている装飾花は白に赤の縁取りがあり、清楚でもあり、また華やかでもあります。
クレナイに同じく、光則寺のヤマアジサイの代表格的存在です。

Img_7127blog Img_7160blog 左は、宮沢賢治の「雨にも負けず…」の碑の前に置かれている「深山八重紫(みやまやえむらさき)」です。
八重のガク咲きで、装飾花は青紫で先が少し尖っています。
葉は広く大きく、ヤマアジサイと言うよりもエゾアジサイに近い印象です。エゾアジサイという説もあるそうです。

右は、薄桃色が優しい色合いの「伊予小町(いよこまち)」
葉は細く、触るとビロードのような感触です。枝の赤いことも特徴のひとつです。
昨年はせっかく蕾を形よくつけた枝を、心無い人によってハサミで切り持ち去られた株ですが、今年も花をつけてくれました。

境内にはヤマアジサイの他にも様々な花が咲いています。
その中から一部ですがご紹介します。
Img_7046blog_2 Img_7055blog_2 「キンシバイ」と「ビヨウヤナギ」、境内のあちらこちらで咲いています。






Img_7204blog_2 Img_7212blog_2 池の周りにもたくさんの地植えのアジサイたち。
ヤマアジサイが終わる頃にちょうど見頃を迎えます。





Img_7225blog 山門前の枝垂れ桜の脇に植えられているアジサイ、少し剪定をしたので、一時のボリュームはありませんが、光則寺の定番の撮影ポイントです。






( 撮影日:2013年6月9日 )

***********************************************************************************

ハム次郎のDigital Photo Box           http://hamujiro.2.pro.tok2.com/

                                           

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヤマアジサイ 【 鎌倉・光則寺 】

2013-06-10 13:06:26 | 鎌倉・ヤマアジサイ

先週に引き続き「 いざ!鎌倉・光則寺 」と言うことで、昨日も行って来ました。
先週(6/2)撮影分はまだアップをしていませんが、先に昨日分をご紹介させていただきます。

Img_6778blog Img_6782blog 山門を入って左手に置かれているのは「紅山(べにやま)アジサイ」「白鷺(しらさぎ)」「山路紅額(やまじべにがく)」の三品種です。
いずれも装飾花が白色から紅色に変化していきます。

山門右手は茎の色が黒い「黒軸(くろじく)」とテマリ咲き(名札を撮り忘れました)の2品種です。
装飾花は白色から淡いブルーへと変わっていく涼やかな品種が並べられています。

名札を撮り忘れて、、、と書いたブルーのテマリ咲きは「花吹雪(はなふぶき)」でした。教えてくださったS子さん、ありがとうございました。


Img_6796blogImg_7220blog 山門を入ってまず目に飛び込んでくるのが左の画像の「クレナイ」です。
名のとおり純白の装飾花が咲き進むにつれ紅色が入り、最後は真紅になります。
他の寺社でも植えられていますが、これほどの真紅になるのは多分こちらだけではないかと言われています。
右の画像のは「雲居鶴(くもいずる)」、葉も花も大ぶりです。
装飾花は極淡いブルーで中心は白、何ともいえない上品な雰囲気を持っています。


Img_6805_blog_4 Img_6848_blog_2 左は「肥後絞り(ひごしぼり)」
淡いブルーの装飾花にランダムに白い絞りが入ります。
今年は株の雰囲気も花の様子もとても良い状態で、今年の私のお気に入りでもあります。


右は「浜美人(はまびじん)」
園芸種ではないかと名札には書いてありますが、装飾花が白から赤に変化し、両性花(真ん中の部分)がブルーになり、華やかな印象です。画像のはまだ中心の両性花が開いていない状態です。

Img_6890blog 3_img_2903list
2011年に撮影をした「銀河の星屑」です。
両性花も装飾花を小さくした花が密集して付き、装飾花はシャンデリア風にぶら下がっています。
これからが見頃となりますので、是非!一見のの価値ありです。

分類的にはアメリカノリノキで、アメリカ・アラバマ州が原産だそうです。




Img_7010blog Img_6994blog 左は「胡蝶の舞(こちょうのまい)」
別名「扇八重」で装飾花は子持ちの八重咲きです。
両性花は脱落していまいますが、両性花だけで存在感は十分あります。
色は白→淡い桃→淡いブルーになると、終盤です。
右は「土佐の暁(とさのあかつき)」、土佐と付いている通り高知県産です。
装飾花が緑から赤紫へと変化をしていく過程が美しく、装飾花がたくさん付くことも特徴です。

( 撮影日:2013年6月9日 )

6/9撮影の残りは明日またアップをいたします。

***********************************************************************************

ハム次郎のDigital Photo Box           http://hamujiro.2.pro.tok2.com/

                                           

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする