青空Green倶楽部

時々意の趣くままに・・ミヤンマ―・国際・政治・経済・温暖化or寒冷化・限界集落etc

地球の沸騰化(ふっとうか)

2023-08-04 12:54:28 |  ドキュメント



 国連事務総長が地球温暖化を言及するだけでは充分ではない。私たちは地球規模の沸騰の時代にいます。温室効果ガスの大胆な削減、再生可能エネルギーの導入目標の引き上げなど対策強化を呼びかけられています。

 地球の気候システムが変動する「臨界点」を超えつつある。科学者や気象研究者の指摘が各国政府やメディアに危機感が共有されていない。SDGsにも背き灼熱の非常識なスポーツ人の真夏の高校野球やスポーツ騒動で国民を煽る日本の公共放送などTVラジオメディアの劣化も指摘されています。                                        

 米国立環境センターの分析で2023年㋆3日の世界の平均気温17,01℃を記録し19世紀の気象観測以来の17℃を超えたと発表。世界気象機関(WMO)は推定データとしながらも㋆7日に17,24℃になったと発表しました。12万5千年間で一番暑い夏だと言及している学者もいます。

 北極の温暖化、永久凍土の融解やメタンガスの発生、偏西風の蛇行、エルニーニョ現象、人間の無責任行動などの原因だと考えられます。7月になって北米、アジア、ヨーロッパの広い範囲で熱波が発生し記録的な高温が観測された。米デスバレーで56℃、中国トルファン市52,2℃、スペイン、イタリア、メキシコや日本でも40℃以上の高温が観測されています。                                                         

 中東は世界の2倍のペースで気温が上昇しています。独マックスプランク研究所によれば中東の都市はあと数年で人が住めなくなると推測しています。クウエートで6月に53,2℃、オマーン、UAE、サウジアラビアで最高気温が50℃超えしイラクで51,6℃、イランでは50℃超えの猛暑になり政府機関や学校、銀行など休業した。カナダやギリシャやハワイの大災害の山火事など報道されています。                      

 四方を大量の水、海洋に囲まれた日本列島です。陸上で温め続ければ豪雨や猛暑や豪雪や干ばつなど災害を誘発し、周知の通り毎年発生しています。中国・福建省と5-6省、北京の台風被害で車が何万台かゴミのように濁流に流されています。インドのニューデリーや西部のマハラシュトラ州やカナダ東部ノバンスコシア州で豪雨、洪水の大災害もあります。ノルウェーではダムが決壊し多数の人家が濁流に流されています。

  その他ドイツのフランクフルトや近隣の大洪水 、英やアイルランドのスーパーストーム災害、米カルフォルニアやコロンビアでのハリケーン被害、洪水などです。南半球のアルゼンチンでは平均気温が30℃超えです。アルゼンチンの例年の8月の平均気温は13,3℃です。観測開始以来117年間で最も暑い冬です。

 国連や世界の識者が温室効果ガスの削減を声高らかに呼びかけても地球を守る意識が日本のTVラジオメディアや社会の指導層が希薄(きはく)です。毅然とした地球沸騰化時代の社会変革の構築、啓蒙がされていない。                                    
 
 化石燃料電力の節電や削減、ガソリン車の削減やインバウンド需要の縮小、不要なスポーツ大会の中止やスポーツ選手などの飛行機利用の削減などなどです。東京神宮外苑の再開発計画で森の樹木を伐採し不必要なスタジアム建設計画するなど随所随所の役所、役人や企業で地球の現実が充分、理解されていない。

 地球の沸騰化は目先の利益より莫大な経済的損出をもたらします。公共放送NHKが執拗に報道する野球やサッカーや相撲や将棋で勝った負けた程度の話ではないのです。                                                         
 
 自然災害、食糧危機、難民、水不足、インフレや貧困、飢餓が増大し難民の排斥運動や資源争奪の紛争もひんぱつします。ポピリズムの台頭や政治、経済、環境、社会の混乱をもたらします。大混乱時代がやってきます。もうその兆候が世界各地で起きています。

 写真上は国連の転載です。下は暑がりの少女 
コメント (1)
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