一期一会の日々

日々のあれこれ

レンゲショウマまつり~御岳山~

2020-08-26 10:29:53 | 旅行記

入笠山で1輪だけ見たレンゲショウマ
インスタにアップしたところ、
友人が御岳山でレンゲショウマまつりがあるから行かない?と誘ってくれた。
かしまし4人組で電車、バス、ケーブルカー、
そして、体力に自信がないというメンバーもいたので
リフトも使ってレンゲショウマの群生地へ

ここに至るまで、山登りに興味があって好きなだけなのに
山に詳しいと勝手に思い込まれているようで
装備などを教えてと言われ、異常に緊張した日々を過ごすことになる
 水分は350mlの水筒だけで大丈夫?
 寒さ対策は必要?
 長袖長ズボン? リュックがいいの?
 どのくらい時間かかる?
私自身登ったことない御岳山
ロックガーデンまで足を運ぶのかと思ったら、
そこまで行く自信がないと、レンゲショウマを楽しんで
余裕があったら山頂の武蔵御嶽神社まででとなる。

リフトで上がったところから広がるレンゲショウマの群生。
まだまだこれからの感も否めなかったが
森の妖精と言われるだけあって、
コロンとしたまん丸の蕾といい花開いた時のうつむき加減、
清楚な花姿が一面に広がる様に魅了される
レンゲショウマの傍に咲くように花咲くのは
入笠山で学んだツリガネニンジンかと思ったらソバナ。
トチバニンジンの鮮やかな赤い実や
キバナアキギリ、ホトトギスなども見られ、
嬉しいお花見、フォトハイク
 こんなにお花の名前がわかるのも、
 ビジターセンターのスタッフさんがいらしたお陰
花々につられて山道を降りていき、
あ~これはリフトに乗らず、登りながら見ればよかったんだねと

またリフト乗り場まで山道を登り、武蔵御嶽神社へと向かう
参道を行くのかとばかり思っていたが
リフトからだと山道を行くことに。
ビジターセンターあたりで参道に合流。
風情のある馬場家恩師住宅・御師集落辺りはアップダウンと
暑さで結構バテバテ
いくつもの階段を上っていくと神社に到着。
美しい紅い神社に、振り返るとおいぬさま越しの景色は絶景
神社奥の山頂は肌に感じる気が涼しくて、
パワースポットであることを実感。
クロアゲハもひらひら舞い、神様の遣いであること、
神様が来訪を歓迎してくれているしるしと
メンバーから教えてもらい嬉しく有難い気持ちになる。
そういえば神社に向かう階段の中腹、
可愛いわんちゃんの石のベンチ付近下に
一箇所だけ鬼が顔をのぞかせている段があった。
単なる遊び心なのか、とっても気になるところ。
 友人が後日調べてくれたところによると、
 天邪鬼(あまのじゃく)だそうで、
 これを踏むことで邪気を払うらしい。

相変わらずレンゲショウマを見つけては撮影を続け、
神聖な気をたっぷり浴びたあと紅葉屋に向けて来た道を戻る。
ちょうどお蕎麦が切れてしまったと打ち立てのくるみ蕎麦をいただく。
甘いくるみの蕎麦つゆに舌鼓
窓から見える風景も自然が広がってほっとするひととき。
既に14時を回り、帰りの時間が気になり始める。

来た道を引き返す
東馬場で帰りお茶もしようね!などと言っていたのに
そんな時間もなく、既にみんな忘れて歩く。
リフトに乗らなければ、もしかしたらこの山道登らなくてもいいのでは?
と気づいたのも時既に遅し
参道から外れ、リフト乗り場に着くと登山客は誰もいなかった。

リフトにケーブル、バスと乗り継ぎ、御嶽駅に着く前に
ちょっと行くと御岳渓谷だから寄っていかない?と。
みんな二つ返事で行く行く
カヌーをしている人、釣り糸を垂れる人
対岸にはキャンプでまったりの人、
そして、上流からはラフティングチームが流れてきて
川遊びをほんのちょっぴりのみんなが満喫していた。
私たちおばさんずも裸足になってちゃぷちゃぷ
ひんやり冷たすぎるくらい
足湯ならぬ足水で、疲労回復となった。
何だか旅行している気分ねと、みんな笑顔笑顔
帰りの電車は人身事故で面倒なことになったけれど
それもまた旅の思い出

 覚書きに持ち寄った行動食。
 凍らせたこんにゃくゼリー・チーズおかき・芋パン
 虎屋の一口羊羹・かりんとう・あられ・コーヒー飴
 キャラメルビスケット・梅シート
  みんな登山しないなんて言いながら考えられたラインナップ!
 は陣馬山に連れて行ってもらった山ガールさんを思い出して
 パティシエ・ジュン・ホンマのピスタチオのフィナンシェ
 凍らせたシャインマスカット・㏌塩分プラスタブレット
 そして、凍らせたソルティイチのパウチ(これが重かった

あ~、楽しかったなぁ 2020.8.20 

      


アファンの森よ永遠に~C.W.ニコルからのメッセージ~

2020-08-12 19:32:28 | テレビ番組

山の日にNHKで放送された番組。

お休みの今日、録画しておいたもので見た。

その生き様、功績に圧倒され、涙が止まらなくなった。

クロカンでいつも訪れていた黒姫。

ニコルさんといえば黒姫が舞台だろうと

何となく録画しておいたものだったけれど

こんなに胸打つ番組だったとは。

何か私なりにできることはないものか、

そんな思い、パワーが沸々と湧いてきた。

これまで手にとっては見たものの

開くことがなかったニコルさんの著書、

それを読むことから始めようではないか!


入笠山

2020-08-09 18:05:36 | スポーツ

2020.8.7 fri.

今年の夏山…不穏な世の中、どうしようと迷いながらも
行ってきちゃいました、入笠山!
ずっとずっと控えていた山登り、暑くて滞っていたウォーキング、
頼みの綱は宅トレだけというままならない登山へのトレーニング。
やはり乗り物ハイクがよいのではと、
前々からロックオンしていた入笠山へ。

渋滞の中ノロノロと到着した車にピックアップしていただいたのは7時過ぎ。
ここからインター入口まで再度ノロノロと。
9時半に双葉SAで昼食用のおにぎりを購入。
合わせてシャインマスカット(2粒)入り大福(白あん)も!
車の中で頬張りながら、あれだけ毎日
てんくらを確認してきたにもかかわらず
天気が怪しくなってきているのに周囲の山々が見えず、やっと気づく。
10時半前、富士見パノラマリゾートの無料駐車場着。
代表者が住所を記名してゴンドラの往復券(1700円)を購入。
🍦50円割引券と“入笠に咲く花散策ガイドBOOK”もいただいた。

ゴンドラ乗り場はチケット売り場から300m離れた場所に。
パラグライダーに興じる人々、
マウンテンバイクにまたがる人々を横目に移動。
ゴンドラは大型で複数名で乗車かと思いきや、
70台以上がロープにぶら下がり、
人出も少ないのでグループ毎に搭乗だった。
曇り空に視界もぼやけ、また帰りに堪能すればと
マウンテンバイクの急なコースを真下に見てドキドキしていた。

11時にいよいよ入笠すずらん山野草公園からスタート。
一歩公園に足を踏み入れると、もう驚くほどの花の数々に見とれて
なかなか足が進まない。
ヒョウモンチョウ、アサギマダラ、キアゲハがひらひら飛びかい
花に止まってはまた舞い上がるのを見て
ここは蝶の楽園か、はたまた自分が蝶使いになったかのような
錯覚を覚えるほど素晴らしい光景だった。
20分も散策したけれどまだ足りない。
それでも先もあるので後ろ髪引かれる思いで山道へ入る。
1本の花に3人の人が熱心に写真を撮っていたので聞くと
“レンゲショウマ”とのこと。
いただいたガイドブックには今はあまり見かけないとあり
声をかけていなければうっかり見過ごしてしまうところだった。
ありがたや、ありがたや✨

鹿よけの柵を潜り抜け、ほどなく行くと入笠湿原に出た。
右手にヤナギランの群生が見えたがそのまま木道を歩く。
ぐるっと周回する道もあったが真っ直ぐ突き進んだ。
途中白樺をバックにしたクサレダマの群生の美しかったこと!
青空だったらもっと違う景色だったろうなぁと口にすると
もっとどころではない、全く違う景色でしょうと返される。
それぐらい、雲が空を覆って怪しい天気だった。
鹿よけをの柵を出ると山彦荘、少し行くと入笠湿原前トイレ 11:45。
ここでじゃりの車道か、山道かの選択あり。
ファミリー隊の多くは車道を選択。我々は山道を。
車道は平坦で、山道は最終的には同じところに辿り着くが
多少のアップダウンのあるものだった。
12時前にマナスル山荘に着く。ここから登山道に入る。
入笠花畑を左横目に、久々の登山にゆっくりゆっくり
そして休み休み登っていくと現れた分かれ道。
岩場コースか岩場迂回コースか。ここはもちろん岩場コースを!
こちらを選択する人はほとんどなく、ひとけが一気になくなった。
岩場と言っても期待するようなスリリングな個所は全くなく、
一ヵ所なけなしの鎖場が…折角なので触る程度で登ってみた。
木々に覆われた岩の道をえっちら汗をかきかき登ると
突然ふきっさらしの頂上に辿り着いた、12:25。
そう、遮るものが何もない山頂は垂れ込める雲も低く、
冷たい風も吹いて、一気に寒さで身震いするほどに…。
大袈裟かなと思いつつもザックに忍ばせていたアウターが
まさかまさか活躍する時が来るとはとびっくりした。
久しぶりに山頂でお昼と子どもの遠足気分ではしゃぐも
ポツポツと空からの水滴を感じる中、
寒すぎてあっとういう間に萎む高揚感。

12:55下山開始。
天気もいまいちだし、最終15時半のゴンドラの時間も気になるしで
大河原湿原までは足を運ぶのをやめ、
首切登山口方面に下ってから
花道を経由する新歩道で戻ることにした。
この道ですれ違った人は一人だけ。
そして木からぶら下がる細いエアープランツのような
大量の植物に釘付けになる。
帰宅後調べるとサルオガセというらしい。
  ひとつまた賢くなった。
八ヶ岳ビューポイントと呼ばれる場所からの景色も
視界不良でただただ雲が広がるばかり。
新しく切り開かれたであろう山道を黙々と歩くと
花畑に入る柵に到着13:30。
花畑に一歩入るとまた蝶がひらひらとお出迎えしてくれる。
蛇行しながら下る道筋には、
チダケサシ、コバギボウシ、ヤナギラン、シモツケ、コオニユリ…
あ~、本当にこれで青空が広がっていたら。
それでも30分近くかけて花畑を降りてきたくらい堪能した!

湿原前トイレに戻ってきたのは14時。
湿原では往きとは別ルートで歩き、
ゴンドラ乗り場まで戻ってお楽しみのルバーブソフトを。14時半。
MTBコースマップを眺め、
あと20年早く知っていたら挑戦したかったなぁと
続々と自転車でコースを下っていく姿を見送る。
15:15、駐車場着。
やっぱり、大河原湿原まで行かないで正解だった💦

花の宝庫というキャッチフレーズ通り
こんなに山野草が一帯に広がるのを見たのは初めてだったかも✨
思い切って訪れてよかった。
命の洗濯になった。

ちなみに帰りもそれなりの渋滞で…
帰宅は6時半過ぎだった。


レストランひらまつ 広尾

2020-08-08 06:59:27 | グルメ

火曜は父の81歳の誕生日のお祝いに
以前より憧れていたレストランひらまつ広尾へ。
予約は一休.comで、ランチ人気No.1という平日限定の
夏のランチコース スペシャリテ桃のコンポートが楽しめる全4品を。
一休で予約すると、消費税だけでなくサービス料も込みの
お値段提示なので何となく安心。
今回は5000円ジャスト。

コロナ禍の自粛生活もあり、最寄駅から久々に両親とお出かけ。
毎日ウォーキングを欠かさない二人だが、
駅の階段の昇り降り、父の足元を
こんなにもドキドキしながら眺めたのは初めてだ。
思わず後ろからいつでも抑えられるように
そっと手を伸ばしてしまった。
何度かの乗り換えのホームでも疲れが顔に出ていてドキドキ。

広尾の駅からあっという間のひらまつは
一歩足を踏み入れると、外の喧騒が嘘のような素敵な空間。
20分も早く着いてしまったのに、快く応対くださる。
素晴らしい調度品の数々、まず洗面所をお借りしたいと告げると
2階へのらせん階段を上り案内される。
それぞれが用を済ませるまでソファで一息つかせていただく。
それもまた、非日常へ誘うキラキラな一瞬。
「ゆういち」と刻印された書が至る所にかけられ、
父は珍しくとても気になった様子。

お食事の席は3階に。
窓際にゆったりと丸テーブルを用意してくださっていた。
薔薇が飾られた円卓中央にこれから食前酒として用意していただける
山梨県あかつきの桃が2つ、静物画の様に置かれる✨
程なくして、キンキンに冷えたおしぼりをいただき
何だか落ち着いたような、まだまだ落ち着かないような中、
桃のシャンパンカクテルとプティサレとして
チーズ入りシュー、グジェール2つの登場。
グジェール、どこかでもいただいたかもしれないけれど
これが本物だったんだなぁと、これだけで完全ノックアウト!
カクテルは食前酒とは思えない量があり
またこれがよくアルコールがきいて美味しい。

二品目、アミューズ・ブーシュとして
トマトのスープにイタリア産カラーピーマンのムースが浮かんだもの。
優しい味わいで、なかなか日常では口にできない一品。
メインは魚料理。(予約時には房州天然鱸 茴香 プロヴァンス風野菜)
燻製の鰆のローストにソースは白ワイン、
ココナッツミルクなどを泡立てたもの、
茄子のペースト仕立てと3種。
付け合わせのお野菜のローストも新鮮なものばかり。
当然盛り付けも美しい。
鰆はふわっとして、香りもとてもよかった。

デザートに入る前に、予定にはないチーズのワゴンサービスが。
父はブルーチーズが食べたいと。
母は初め別料金を察してやんわりと断っていたが
父一人というのもと思い、チーズのあれこれをとりあえず伺う。
ヤギのチーズが数種。
ただヤギのチーズは私の中では匂いがきつくてパス。
と思っていたけれど、お話を聞いているうちに
壺に入っているタイプのものと
今まで口にしたことのないハーブでコーティングされた
スペイン産だったかな、ひつじのチーズをチョイス。
父もその口上にさらに壺のヤギチーズを追加で3種選択。
母も最終的にはハードタイプのものを1種選択。
提供されたチーズプレートには
アプリコット、トマトのドライフルーツ、
枝付き干し葡萄、殻付きヘーゼルナッツが添えられ、
壺のヤギのチーズには蜂蜜とルバーブのコンフィチュールが。
とてもとても美味しかった。
頼んで正解だった!

デザートに入る前に、父の前にあ~名前がわからない!
ドーム状の銀の蓋で隠されたプレートが置かれた。
サービスの方がパッと蓋を取ると
金色のドット柄が美しいプレートに
「Happy 81th Birthday」とデコレートされたケーキが💘
父は突然のことにとても感動していた!
そして改めて81という歳を瞬時に胸に刻んだようだった。
予約の時に高齢者の同伴をさりげなく伝えておこうと
年齢とともに父の誕生祝の席であることを伝えてあったが、
まさかこんなサプライズを提供してくださるなんて!
有難くて有難くて…。

デザートはお待ちかねの桃のコンポート。
マラスキーノのグラニテの上に
どーんと丸ごと1個が鎮座した贅沢なデザート。
素敵なお食事を締めくくる、素晴らしいデザート。
桃の大好きな父だから、このコースにしたんだもの。
最後まで嬉しい一品だった。

 

一休のサイトから覚書きとして⇓
■食前酒
・桃のシャンパンカクテル or 桃のノンアルコールカクテル
■料理4品
●プティサレ
●アミューズ・ブーシュ
●魚料理
房州天然鱸 茴香 プロヴァンス風野菜
●デザート
山梨日川白鳳 マラスキーノのグラニテ
●小菓子
●食後のお飲み物 

あれ?! 小菓子って食べてないな?
それが父のサプライズケーキだったのかな。

ちなみに庶民なのでお代も覚書き。
FROMAGES(チーズ)は800円、1,000円、1200円とあり
オーダーした種類で+200円だったのかな。
それから、ST-PELLEGRINO 750ml 1,000円。
EVIAN 750ml 1,000円。
こちらの追加オーダー扱いのものに対して
サービス料が15%と外税がかかった。

満たされた、素晴らしいひとときだった。