セレンディピティ ダイアリー

映画とアートの感想、食のあれこれ、旅とおでかけ。お探しの記事は、上の検索窓か、カテゴリーの各INDEXをご利用ください。

キングスマン ゴールデン・サークル

2018年01月16日 | 映画

マシュー・ボーン監督、タロン・エガートン主演のスパイアクション「キングスマン」の続編。コリン・ファース、ジュリアン・ムーア、マーク・ストロングが共演しています。

キングスマン ゴールデン・サークル (Kingsman: The Golden Circle)

イギリスのスパイ機関キングスマンの拠点が、謎の組織ゴールデン・サークルに攻撃され、エグジー(タロン・エガートン)とマーリン(マーク・ストロング)を残して壊滅してしまいます。ゴールデン・サークルは世界最大の麻薬密売組織であり、ボスのポピー(ジュリアン・ムーア)は麻薬合法化に向け、ある策略を企てていました。

エグジーとマーリンは、同盟関係にあるアメリカのスパイ機関ステイツマンに協力を求めるために、本部のあるアメリカ・ケンタッキー州へと向かいますが...。

今年の劇場鑑賞はこの作品からスタート。前作はぶっとびすぎててついていけないところがありましたが^^; 免疫がついたのか今回はとっても楽しめました。冒頭、プリンスの Let's Go Crazy にのせてはじまるカーアクションから大興奮。クレイジーな展開に、すっかりエンジンが温まりました。

前作をだいぶ忘れてたので、ところどころ回想シーンが入るのは助かりました。^^ エグジーはいつのまにかスウェーデン王女となかよくなっていたんですね。びっくりしましたが、かわいくてお似合いの2人でした。エグジーは、ハリー(コリン・ファース)から食事のマナーを教わったことを思い出してしんみりしますが...

実はハリーは生きていたのでした。エグジーとマーリンがアメリカのステイツマンの本部に行くと、そこには記憶喪失となったハリーの姿が...。ジャージ姿でぼ~っとしているハリーにショックを受けましたが、その後無事に記憶を取り戻してほっとしました。やっぱりハリーはスーツじゃなくちゃね。(^_-)-☆

英国調スーツでびしっと決めたキングスマンと、カウボーイ風ファッションのステイツマン。ガジェットも、キングスマンはステッキや時計なのに、ステイツマンは野球のバットやカウボーイの投げ縄?とアメリカをからかっていたのがおかしかった。本部がケンタッキーというのも、バーボンを揶揄しているのでしょうね。

そしてジュリアン・ムーア演じるポピーのサイコパスぶりが最高でした。人にはハンバーガーを勧めつつ、自分は極端な菜食主義者。(何が入っているか知っているものね。^^) 麻薬より砂糖を敵視しているところなど、アメリカ食文化と健康食主義者と、両方を皮肉っているところが個人的にはとってもツボでした。

ポピー率いるゴールデン・サークルの本部は50年代風ダイナー。ステンレスを使った当時流行りの宇宙船のようなインテリアで、スケートをはいたポニーテールの女の子が出てきそうですが、登場したのはなんとクリスタルのピアノを弾くエルトン・ジョン。しかもカメオ的な登場ではなく準主役級の大活躍!!!びっくりしました。

アルプスの雪山が登場するのは007シリーズみたい。過去に何作かありましたが、私が思い出したのは「007 私が愛したスパイ」(The Spy Who Loved Me)のオープニング。パラシュートがぱっと開くと、007ではユニオンジャックですが、今回は星条旗でしたね。

The Spy Who Loved Me - Skiing Opening Scene (You Tube)

ステイツマンのメンバーは、ジェフ・ブリッジス、チャニング、テイタム、ハル・ベリーなど。今回はあまり活躍の場がなくて残念でしたが、次回作にも登場するのかな?と思わせるエンディングでした。ジンジャー(ハル・ベリー)とマーリンも何気にいい雰囲気?でしたし、マーリンの復活を心待ちにしています。

コメント (10)