のーりーの茶の湯日記

茶道教室を開催する傍ら、関連する勉強を通して感じたことを記します。

花月の稽古に行って来ました。

2017-05-29 11:14:24 | 茶道
入梅前の日曜日、爽やかな晴天です。
二カ月ぶりに花月の稽古です。
毎月の会が隔月になり、待ち遠しい思いで参りました。

気の合った方々と良き指導者に恵まれ、七事式のみの稽古を始めて七年目になりました。
「花月百回おぼろ月」と聞きますが、正しくその通りです。
しかし、繰り返しの稽古のおかげで少しづつ雲が晴れていくのが実感できてきました。
集中するので疲れますが、最も充実した時間です。

昨日は、三友之式、炭付き花月、茶通箱付き花月、包み帛紗の濃茶付き花月でした。

一方は道安風炉に筒釜、杉棚に焼き締めの水指、四滴の内の水滴の薄器を準備しました。
一方は眉風炉に真形釜、更好棚に地味な立鼓の水指、鳳凰蒔絵の平棗を準備して始まりです。

数あるお道具を常に変えて用意をして下さり、上等の炭も潤沢に使用させて頂けるのは感謝の一言に尽きます。
その日の研究テーマに限らず、様々な疑問にも答えていただけるので、今後も永く通えることを願っています。

主菓子は塩野の金団(紫陽花)、干菓子は撫子のすり琥珀でした。
すごいです。季節ごとに地方の銘菓をお取り寄せして用意して下さることもあり、楽しみです。

我が家でも、茶名を頂いている方たちが花月のみの稽古がしたいとの希望があるのですが、一定の人数が
必要でなかなか実現いたしません。

今日は天気が良いので、炭を洗いましょう。



大学の指導に行って来ました。

2017-05-18 20:41:21 | 茶道

近くの大学に茶道の指導に行き始めて三年になりました。

愛好会としてスタートした当時は、茶道経験のある先輩に頼ってばかりの人達も
先輩が卒業した後はしっかり後を引き継ぎ、楽しく稽古を続けています。

今春は、PRをした効果が表れて新入会員が4人入ってきました。
1年生3人、2年生1人、3年生3人が授業の合間に熱心にけいこに参ります。

親元を離れて一人暮らしをし、アルバイトをしての学生生活の人ばかりです。
ベトナムからの留学生もます。日本の文化に触れたいと、それは熱心に取り汲んでいます。

週に1回水曜日のボランティアですが、孫と同世代の若者との触れ合いは私にエネルギーを
与え続けてくれています。

風炉の稽古が始まりました。

2017-05-16 21:21:40 | 茶道


写真は左から、オオムラサキツユクサと華鬘草、鉄線と山吹草、コバノズイナと鉄線とヒメヒオオギです。

炉から風炉に移ると、戸惑う事が多いですね。

今年は、例年使用している道安風炉ではなく、鬼面風炉(鐶付き)を出してみました。

初炭手前も灰器を使用せず、初掃き・後掃きも道安風炉とは異なります。
又、鐶の上げ下げもつい忘れがちになります。
常とは違う稽古も刺激になったかしら。?

初風炉の点前は、平点前を習いにしています。運び点前、棚点前の濃茶・薄茶と稽古をします。

棚は桑子卓(仙叟好別名矢筈棚)を使用しました。
薄器は5月なので、五代常叟好みの甲赤棗を、茶杓の作も常叟として、歴代宗匠を覚えるようにします。
平建水の扱いも滅多にしませんので、良い稽古になったのではないでしょうか。

切り掛け風炉での炭手前を全員に回るようにしたいと思います。

万座温泉に行って来ました。

2017-05-11 13:40:33 | 日記

茶道の稽古に時間を費やしていたため、旅行に出たのは久しぶりでした。



万座温泉は若い頃、子供を連れてスキーに行き、満点の星を眺めた
思い出深い温泉です。
ホテル日進館はリニューアルしたそうだが、昔のたたずまいはそのままでした。

温泉にたっぷりと入って、あ~幸せ!
日常を忘れて、本当にリフレッシュ出来ました。

白根山はまだ雪が残っていて、志賀高原の熊の湯スキー場は、リフトが動いていてスキー客が
滑降していました。

草津から志賀高原に抜けるルートは、冬季通行止めでGW前に開通したばかりだそうで、
高い雪の壁を通り、車窓からは真っ白な雪をかぶったままのアルプスの山々が望めます。

少し標高が下がると、満開の里桜、山桜、花桃達が歓声を誘います。
桜好きの身には、大感激のロケーションです。
小布施に着くまでの1時間余りのドライブは最高の時間でした。

小布施では、{栗の木テラス}で、モンブランと季節の紅茶に舌鼓を打ち、腹ごなしに
街の外れのフラワーセンター迄歩くという元気さ(ビックリ(;゚Д゚))

昼食後は善光寺さんに、孫の大学受験の合格祈願をしてお守りを購入する。

帰りの高速道路は専ら舟をこいでいました。(笑)


護国寺の茶会に行って来ました

2017-05-02 09:25:25 | 日記
先月15日に、護国寺の都民茶会に招待していただきました。

里桜が強めの風に煽られて、正面の階段を覆ってきます。
お寺の方が掃き清めているのですが、次々と待って落ちる花びらは
あっという間に花のじゅうたんを作っていきます。

友人が初めて席主を務めるというので、朝一に入らせて頂きました。
若いお弟子さんのお点前で、席の設えも印象的でした。

亡き師から頂いたという、藤の花の地紋の透き木釜を据えて、師に見守られている気持ちになります。
というお話に、絆を感じさせられました。

他のお席も、各流派のご努力で素晴らしい一日でした。