のーりーの茶の湯日記

茶道教室を開催する傍ら、関連する勉強を通して感じたことを記します。

風炉の用意をしました。

2021-04-28 20:04:45 | 茶道
 炉の稽古が終わり、道具の入れ替えをしました。
灰をふるって、炉をふさぎます。
炭手前用の羽、火箸、香合、灰匙、湿し灰をしまい、風炉用を出します。
風炉用の炭を洗い、乾かします。

数日かけてやっと終わることが出来ました。
土曜日には、初風炉を迎えることが出来そうです。

しかし、花が・・・



間に合うかしら❓

2021.04.17のお稽古(廻り炭)

2021-04-18 14:50:48 | 茶道
 早いもので、炉のお稽古も
最後になります。
透き木釜で
廻り炭をします。



通常の倍の炭を用意します。
香合には練香を二つ入れて



長火箸はもっと先まで入れな
ければいけませんね。



筋半田に湿し灰をたっぷりと



灰器の灰も二回分です。

出来るだけ多くの炭を次がな
ければならず、握力の衰えた
身には苦手な科目です。
終わった時には、炭は安倍川
餅の状態になっていました。
(笑)

後に、濃茶付き花月です。

いつもお世話になっておりま
す京都の「北山」さんから、
お稽古道具が届いており夫々
が頼んだ道具を確認して、
見せ合ました。
 茶箱の一揃い、茶碗、数寄
屋袋など。
楽しいひと時でした。

2021.04.11五事式の茶事

2021-04-15 20:04:49 | 茶道
 11日の日曜日、先輩に頼
まれた五事式の茶事の応援に
行ってきました。
直前に水屋の担当が2人も来ら
れなくなったということで、
急遽依頼されました。

 松花堂弁当を外注し、煮物
椀と八寸は手作りで用意され
ています。
5人のお客様に亭主を加え
て6人で五事式を行います。
 待合に白湯をお出しして
腰掛待合に(廊下に)長椅子
を準備して。
亭主の迎えつけの後、席入り
します。

 廻り炭・懐石料理と進み、
千鳥の盃は別杯を持ち出しま
す(通常は正客の盃を拝借)
懐石の最後に主菓子を出して
中立します。

 軸を外して花寄せ(廻り花
に変えて)のための花入れを
正面の壁と柱に、下に四つを
用意します。

 後入りのあとは花寄せ・且
座の香・濃茶(各服点て)・
薄茶は花月で。最後に一二三
で終わります。

 心入れの道具組とお客様の
お持たせの花も含めた数々の
珍しい花に出会えて、大変良
い勉強になりました。

14日は研究会に行ってきまし
た。
軸荘・仙遊の式・流し点でし
た。
 今年は花の咲くの早いので
、風炉の花と決めつけず咲い
た花を使ったら良いとの事。
そうですよね。
 又、七事式は修練が目的な
ので、濃茶も薄茶も小服では
なく、十分に点てるようにと
のことでした。
 リモートを実施しているか
らか、細部まで行き届いた指
導を受けることが出来ました。

2021.04.10のお稽古(四カ伝ほか)

2021-04-13 10:04:57 | 茶道

紫蘭が咲き始めたので、玄関に。



待合の短冊は「軽燕受風斜」(けいえんは かぜをうけて ななめなり)で、
      「遠鷗浮水静」(えんおうは みずにうかんで しずかなり)の一節に続きます。
 静と動・水と空・遠くと近くの情景が春たけなわを描いた様子。



 花  白雪芥子・苧環
 花入 萩の掛花入れ
 薄板 蛤端

初めに透き木釜にて後炭所望。
巴半田の作り方を三人で体験します。
コツをつかめば上手に出来るようになるでしょう。
底取りと長火箸を用意します。



菓子 道明寺
   芝ふね・さまざま桜

 続いて、台天目・盆点て・唐物で濃茶をいただく。
 続き薄茶・流し点で薄茶を。(写真が撮れませんでした。

翌日に、先輩に頼まれて「五事式の茶事」の水屋を手伝う話をしたところ、
「五事式」って?
そこで、「七事式」の話。
七事式とは、茶道の修業において「心」すなわち精神面と、「技」すなわち点前作法の両面の錬成を目的に構成されたもので、
茶道の稽古が雑談、遊芸に終わることのないよう、厳しい修練を目的にしてできた七つの式です。
 江戸時代中期、裏千家八代一燈は兄である表千家七代如心斎とともに七事式を創定しました。
 七つの式は、花月・且座・廻り炭・廻り花・茶カブキ・一二三・員茶の式になります。
それぞれに無学和尚の偈頌があてはめられています。
この中の廻り炭・廻り花・且座・花月・一二三を茶事で行うのが「五事式の茶事」です。

2021.04.03のお稽古(透き木釜にて小習事)

2021-04-07 15:46:35 | 茶道

 花 華鬘草・都忘れ・春寿菊
 花入れ  唐銅の鶴首(真)

 桜紋透き木釜(木村宗哉)にて初炭手前です。
四月になっても肌寒い日などは、この設えはふさわしくないようです。
しかし、先週は夏日を観測する日もあって、丁度良いタイミングでした。
 透き木の用材は、利休好みが朴、宗旦好みが桐、竺宗好みが桜、圓能斎好みは梅となっています。

 茶入れ荘に続いて、茶杓荘・貴人清次濃茶点前・続き薄茶・薄茶棚点前でいただきました。

 主菓子は練り切り「花吹雪」
 「くず桜」・さまざま桜・諸越でした。


水撒きをしていたら「射干」が一斉に咲いていましたので、蔓日日草とともに玄関にかざります。