のーりーの茶の湯日記

茶道教室を開催する傍ら、関連する勉強を通して感じたことを記します。

2022.06.18のお稽古

2022-06-19 13:31:40 | 茶道
梅雨入り後、肌寒い日が続いていましたが、今日は一転して暑くなりそうです。
準備が終わって着物に着替える時には、汗だくになります。
稽古場は、早めに冷房を入れて皆さんが見えるのを待ちます。
今日は、七事式の「且座の式」「平花月」「四畳半花月(無言投入れ)」です。

且座の式
偈頌 「是法住法位(これほうは ほういにじゅうす)」
この式は、東(亭主)、半東と客三人で行います。

水屋であらかじめ役割を決めます。
正客は香を焚き、次客は花を入れ(花所望)、三客は炭をつぎます(略炭所望)。
東は四人分の濃茶を練ってすすめます。
半東は給仕役で、道具を運び、後片づけをして、最後に薄茶を点てて東の労をねぎらいます。
各々が定められた本分を果たすことで・他人の領域に立ち入らず、自分のおかれた役職を天職と心得て全うせよという示唆が含まれています。

練り切 「梅雨景色」 丸三老舗製



「水無月」 丸三老舗製
「水無月」は水の無い月ではなく、陰暦では水の月、田んぼに水を引く必要のある月、即ち「無」は「の」を意味する連帯助詞の「な」なのだそうです。

「ころころくるみ」 和泉屋製(Iさんのおもたせです。)、「氷菓糖」 俵屋吉富製

五人揃わないとできない稽古なので、私も参加します。
膝を痛めているHさんも無理のない程度で参加してくれます。感謝です。
今月は、これが最後です。
来月は酷暑の点前、道具の入れ替えをしなければなりません。


2022.06.11のお稽古

2022-06-12 22:26:46 | 茶道
関東地方は早くも梅雨入りだそうです。
なんとなく蒸し暑いので、火が入ったら冷房が必要かな?
四カ伝のお稽古の後に小習をします。


先週の盆香合で使用した香合です。
中国を旅した友人から、お土産にと頂いたものです。
「堆朱」を真塗りの四方盆に。



四カ伝のお稽古に使用する道具を用意します。
本来は自分で用意するのですが、密を避けるため事前に準備しておきます。
使えそうな花も準備します。何を使ってくれるか楽しみです。



花 九蓋草(クガイソウ)・沙羅・山紫陽花
花入 宗全籠



三種の菓子を縁高に。
練り切「青梅」・薯蕷饅頭(鶴瀬製)・キウイフルーツ
干菓子 柚子琥珀・諸越



棗 網目蒔絵(輪島塗)
茶杓 竹 銘「若駒」

茶通箱・茶杓荘(K)
盆点・入子点(I)
和巾点(H)
薄茶平点前・薄茶棚点前(Y)

四カ伝も毎月繰り返して稽古することで、しっかり定着することが出来ると思います。
薄茶のYさんも大分所作が決まってきました。稽古は嘘つかない、と改めて感じます。

10日((金))は研究会に行ってきました。
課目は「真の炭」・「大円の真」・薄茶台子点前でした。
奥伝の点前が研究会で勉強できるようになって、今の人は幸せですね。

2022.06.04のお稽古

2022-06-05 15:15:49 | 茶道
六月(水無月)の稽古は小習です。


待合の短冊は、蝸牛の画に「山翠添新雨」(山翠新雨を添う)です。
先刻まで降っていた雨がやみ、山の緑が一層鮮やかである様。

床 「滝」 柳生紹尚筆
花 京鹿の子・山紫陽花・下野・姫檜扇・未央柳
花入 桂籠

初炭手前は盆香合です。(K)
香合に由緒がある手前です。
香合は、中国に旅した友人の土産で「堆朱」です。(写真は次回)
この点前も、水次は右手で持ちます。

茶入荘の点前座(I)
茶入れに由緒がある点前です。
茶杓は、六閑斉作の写し。

薄茶平点前の棗は、六瓢蒔絵(無病息災を願って)茶杓は、ごま竹の「若駒」(Y)
続いて
重茶碗(K)
薄茶棚点前(Y)
続き薄茶(I)
でした。
(H)さんは、膝を痛めていて座れず、見学でした。
早く良くなるように。


残った花は、玄関に。
芍薬・河原撫子・大紫露草を備前の花入れに。

終了後、私の友人の呉服屋さんに、帯を見に行きます。
掘り出し物があったようです。