のーりーの茶の湯日記

茶道教室を開催する傍ら、関連する勉強を通して感じたことを記します。

炉のお稽古が終わりました

2022-04-24 19:51:51 | 茶道
初風炉の稽古まで二週間の休みです。
炉用の道具を片付けて、風炉の準備をします。
炉を塞ぎ、風炉を出します。
炭、炭道具、茶碗、香合、蓋置、柄杓、釜、等入れ替えます。


風炉は電気のものも用意しました。

十二単

小手鞠

卯の花・春壽菊

紫蘭
どの花も咲ききってしまい、初風炉までは持ちそうにありません。
困った。

タニウツギが咲き始めたので、これは使えるかな?
茶花には毎度苦労します。

2022.04.16のお稽古

2022-04-18 19:33:43 | 茶道
冬に逆戻りしたような冷たい雨が降っていましたが、土曜日はようやく晴れました。

今年に入ってから、昔のお仲間の訃報が9件届いています。
コロナ、で引きこもり生活を余儀なくされている事が、高齢者には少なからず影響していると思っています。



花 射干(しゃが)・小手鞠・十二単
花入 備前耳付き

花 華鬘草(けまんそう)
掛花入 美濃焼旅枕

用意した花を全て使おうとするので、どうしてもうるさくなります。
茶花は、何か一つ物足りないくらいが丁度良いようで、直しが入ります。
折角入れたのに直されるのは、可哀そうですが、これも勉強です。

後炭所望をする前に、巴半田の作り方を稽古します。
やはり難しい。

後炭所望で炭が入った後は、
平花月・濃茶付花月・貴人清次花月の稽古です。



膝前は、畳目16目、折据は3目、札は1目です。



折据が3目になっていませんね。(笑)

花月百騎朧月と言われるように、全員が少しのすきもなく、終始緊張感を保って出来るようになるには、平花月を繰り返し稽古することですね。



2022.04.09のお稽古

2022-04-10 21:00:03 | 茶道
昨日も今日も夏日だそうで、透木釜の稽古にはドンピシャの陽気です。
着物も袷では暑いので、俗に言う「うそつき」という襦袢を着ます。
お弟子さんも、和服を楽しんでお稽古に来てくれるので、嬉しく思っています。

待合の短冊は「軽燕受風斜」(軽燕は風を受けて斜めなり)
「遠鷗浮水静」(遠鷗は水に浮かんで静かに)に続きます。
杜甫(春帰)の一節で、遠くのカモメは静かに水にただよい、ひらひらと舞うツバメは春の風を受けながらも力強く飛び交う。

床 「開口笑」 友人の網代硯洋氏の書です。
春の季語、山笑う、にちなんで掛けてみました。

花 華鬘草(けまんそう)
花入 竹一重切
丸香台
床柱には、山吹・春壽菊・馬酔木(あせび)

余った花を玄関に
白山吹・春壽菊・白雪芥子・蔓日日草・木賊(とくさ)
この暖かさで、茶花が一気に咲きだしました。

四カ伝のお稽古なので、菓子を三種縁高に用意しました。
練り切り(野遊び)・吹雪饅頭・キウイフルーツです。

桜地紋透き木釜(木村宗哉作)

流し点です。
流し点は、特に親しい少人数(または一人)の客と語り合いながら茶を点てるといった、ごく打ち解けたものです。
自服のしかたを学びます。
水指・御本手
薄器・椛細工
茶杓・桜材
茶碗・仁清写し山桜

唐物・入子点(I)
台天目・流し点(O)
盆点・続き薄茶(H)
薄茶運び・薄茶棚点前(Y)

炉の季節も残りわずかです。

2022.04.02のお稽古

2022-04-02 19:23:41 | 茶道
4月になったので、透木釜を用意しました。
透木釜の目的は、暖房も兼ねている炉の火を隠すことです。
なので、今日のように冬に逆戻りしたような日にはそぐわないのです。
5月の初風炉や11月の炉開きとは違い、あくまでも気候に沿って行うことが求められます。
とは言え、稽古ですので敢えて透木釜で行います。


花  貝母・黒椿・金魚葉椿
花入 萩(十三代陶兵衛)掛花入


花  山吹草・胡蝶侘助
花入 備前筒花入
薄板 杉木地




初炭手前
透木の扱いを習います。

今日は小習の稽古です。
長緒・流し点(I)
長緒・入子点(K)
薄茶運び点前・薄茶棚点前拝見有(Y)
初炭手前・貴人清次薄茶点前(O)

長緒点前
水指(萩)
茶入れ(内海ダイカイ)・仕覆(永観堂)
茶碗(大樋)
茶杓(四代仙叟写し)




稽古終了後は、近くの「大堀川(小川)」沿いの桜並木を鑑賞するために車ででかけました。
満開の桜の中に、一本の菊桃が深紅の花を付けていたのが印象的でした。