のーりーの茶の湯日記

茶道教室を開催する傍ら、関連する勉強を通して感じたことを記します。

2023.10.21のお稽古

2023-10-22 19:46:49 | 茶道

花 紫式部・コスモス・風船カズラ・藤袴・ナナカマド

ついに自宅の花は何も無くなり、ご近所の駐車場に咲く花をいただいてきました。

茶花に使うと言ったら、こっちに藤袴もあるわよ、とたくさん切らせて下さいました。

 先月に続き、茶カブキ之式をいたします。

点前・執筆・正客・詰めの役を交代します。

皆が経験できるように来月もいたします。

名乗り紙の作り方、記録紙の書き方、大折据の扱い方等も経験しないといけません。

結び帛紗付花月の点前座

富士釜・唐銅道安風炉。宗旦好み丸卓・萩の水指。茶碗(稲穂に雀)・苫屋棗

平花月は基本なので、行います。

 続いて、結び帛紗付花月です。

亭主が結び帛紗を用意しますので、客は帛紗を腰に付けません。

 

 19日(木)には研究会に行って来ました。

講師は泉本宗悠先生です。

課目は、炉の初炭手前と包帛紗・壺荘付花月でした。

瓢(ふくべ)の炭斗・伊部(いんべ備前焼)の灰器・織部のハジキ香合と三部が揃いました。

 

 

 


2023.10.14のお稽古(四カ伝)

2023-10-16 00:00:39 | 茶道

花 萱 木槿 秋海棠

いよいよ我が家の花は無くなってきました。

 四か伝の稽古

台天目(I)

盆点(O)

和巾点(K)

縁高に三種の菓子

饅頭(塩瀬)・栗金団(叶匠寿庵)・刀根柿

四か伝の後、大板で後炭手前の稽古です。

釜を下ろす。

風炉先を外した位置まで釜をひきます。

香合は蓋置を置く位置かも?

しらべます。

ありゃりゃ、羽は火箸の左側ですね。

水を注ぎます。

釜を清めて蒸気を立てます。

 大板の濃茶点前

席入り前の点前座

拝見に出します。

その後に、柄杓を大板の左に縦に置き、蓋置を柄杓の右手前に置きます。

薄茶の干菓子は、花七宝・豆板でした。

 

 

 

 

 


2023.10.07のお稽古(七事式)

2023-10-09 12:57:09 | 孫情報

待合の短冊

天高気清(てんたかく き きよし)

花 白水引・白萩・秋海棠・木槿・桔梗

花入 宗全籠

 七事式の茶カブキ之式

鎌倉・室町時代に流行した「闘茶」が源となり、茶人としての味覚修練のために、七次式の一つとして定められました。

偈頌「千古千今裁断舌頭始可知真味」(いにしえにいまに ぜっとうをせつだんして はじめてしんみをしるべし」

三種の濃茶を飲み比べ、茶師を当ます。

亭主・客四人・執筆の六人で行います。

試み茶二服を喫み、味を記憶して、「伏茶」を加えた本茶三服の中から二服を喫み、茶師を当てます。

三服目はお湯を所望することも可能です。

大折据三枚の上に名乗紙を四人分準備します。

手前の試み茶を下ろして、奥の本茶を入れ替えして客に分からないようにします。

棗の中のお茶は、きっちり同量を計って入れておきます。

亭主は、濃茶四服と白湯を勧めます。

亭主は、四服の濃茶を量・練り具合を同じように練り上げる技量を求められます。

執筆は客が大折据に入れた名乗り紙を回収し、記録紙に記入します。

 菓子付花月

菓子 ふのやき・琥珀物語

花月の点前座

棗 夕顔蒔絵大棗

花月は七次式の基本ですので、繰り返し稽古が必要です。

偈頌「互換機鋒看子細」(ごかんのきほう しさいにみよ)

のとおり、一時も気が抜けません。

ようやく秋らしくなり、風炉も最後の月になりました。

五日(木)の空が見事な鱗雲でした。