のーりーの茶の湯日記

茶道教室を開催する傍ら、関連する勉強を通して感じたことを記します。

2022.10.22のお稽古(特別稽古)

2022-10-24 13:58:16 | 茶道

花 芙蓉・矢筈薄

花入 唐銅の鶴首

薄板 矢筈板

今月最後の稽古は、奥伝の真の炭手前・大円の真・行の行台子・大円の草です。

真の菓子は七種の菓子を用意します。

製法の違う菓子六種と水菓子です。

行の菓子は五種です。

今日は、金団(綾錦)鶴屋良信製・栗饅頭・リンゴの三種を用意しました。

真の炭

大円の真

行の行台子(本来は竹台子を使用する。)

奥伝は時間がかかり、終わったのは五時になっていました。

皆さん、お疲れ様でした。

奥伝の写真を掲載するのはどうかなと?と思いつつ、記録のために。

来月は炉開きです。

風炉の道具を仕舞い、炉の準備をします。


2022.10.15のお稽古(七事式)

2022-10-16 11:58:46 | 茶道

月に一回の七事式の稽古です。

「平花月」は基本ですので、当分の間毎回稽古します。

「貴人清次濃茶付花月」で全員が濃茶をいただきます。

先月初めて稽古した、「員茶」を役割を交代して行います。

茶花不足の中、秋らしい風情に入りました。

花 秋桜・桜蓼・矢筈薄

花入 末広籠

終わった後に、不如帰と紫式部を加えました。

名残の花の雰囲気です。

残った花は捨てずにトイレに。

稲穂に雀

黄瀬戸の吹き寄せ茶碗です。

平花月は、花が交代する度に茶碗を別のものに替えます。

貴人清次濃茶付花月の点前座ですが、柄杓と蓋置は五行棚の地板点前に引くのが正解です。

風炉が大きすぎたため、置き場所が無いと通常の中置のように水指の前に引いてしまいました。

お次の薄茶茶碗もその都度別の茶碗に替えます。

黄瀬戸の羊絵茶碗で、20年前に還暦の記念に求めた干支茶碗です。

拝見物が帰ると、主客総礼をして八畳にもどります。

濃茶と薄茶三服を堪能しました。

菓子は、「柳家の栗羊羹・落花生饅頭・コーヒー糖落花生」と千葉の銘菓を用意しました。

員茶には「ふのやき」です。

七事式の稽古では、歩き方や所作が常より早くなりがちです。

常の稽古通りに、落ち着いた動きを心がけましょう。


2022.10.08のお稽古(四カ伝ほか)

2022-10-09 18:55:16 | 茶道

花 尾花・竜胆・桜蓼・黄花秋桜・木槿

花入 萩焼掛花入

今日は四カ伝のほかに小習の稽古です。

唐物・中置にて薄茶点前(I)

台天目・五行棚の後炭手前(O)

盆点・五行棚の薄茶点前(K)

五行棚・中置にて薄茶点前(Y)

昨年入門のYさんも拝見付きの平点前がきれいに出来るようになりました。

着実に美しいお点前が身についています。楽しみです。

主菓子 金団(こぼれ萩)・フルーツ羊羹・りんご

干菓子 蕎麦板

五行棚にて後炭手前

五行棚にて薄茶点前

急な気温の変化に、中置がピッタリな稽古になりました。


2022.10.01のお稽古(五行棚)

2022-10-03 10:57:44 | 茶道

今月は、鉄の切り掛け風炉で中置の稽古をと思っていたのですが、先週の研究会が五行棚でしたの急遽用意しました。

短冊  天高気清(てんたかく き きよし)

花 尾花・桜蓼・秋海棠・不如帰・秋桜

花入 宗全籠

五行棚は、十一代玄々斎が好まれたもので、中国の陰陽五行説に因んで考案されました。

棚の中に木・火・土・金・水(もっかどこんすい)棚(木)・炭(火)・風炉(土)・釜(金)・釜中の水(水)が存在しています。

従って風炉は土風呂が約束です。

焼杉の二枚板に竹三本柱の棚です。

向こうに一節柱、客付きに二節柱、勝手付きに三節柱とします。

中置に用いられます。

中置は、点前畳の中央に風炉を据えます。

日ごとに寒くなり暖かい火が恋しくなる時節に、客のほうに火を近づけ、水を遠避けるという心遣いです。

初炭手前の羽と香合

濃茶点前

奈良絵の細水指

薄茶点前

薄器 苫屋棗(淡々斎好みの写し)

続き薄茶の道具

主菓子 手作りの栗金団

干菓子 吹き寄せ(式亭)

常据の薄茶点前

膝と腰を痛めて見学のみの方が居て、早い時間に終了しました。