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久慈の街を散策する

2024-04-01 00:42:58 | 「青春18きっぷ」花の旅 北海道 Ⅱ

 過去に二度、久慈の街を車で通過したことがありますが、街を歩くのは今回が初めてです。


 久慈(くじ)は、久しく慈しむの意の優雅な地名ですが、南北朝時代からの郡名とされ、海食で陸地クジ(えぐられ)てクズ(崩)れた所の意とする説、アイヌ語の「クシュないしクジ(湾曲した砂丘)」を語源とする説などがあるそうです。


 久慈駅を出ると、駅前ロータリーに古びた4階建てのビルが朝日を浴びていました。


 ビルの壁に駅前デパートと表示されますが、中に商品が陳列されている様子はありません。


 駅前デパートで検索すると、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」のロケ地となり、今もロケ地巡りに訪れるファンが絶えないそうです。

 


 掲げられていた久慈市街案内図で、500m程先に道の駅があることを知り、駅前の道を西へ向かって歩き始めました。

 


 
 駅の近くで、看板に津軽煮干中華蕎麦と記したラーメン店を目にしました。


 店の佇まいが気になりましたが、70歳を過ぎた私の小さな胃は、朝からラーメンを受け付けるキャパがないのです。

 

 

 最近つくづく思いますが、人は食欲、性欲、名誉欲などの全てにおいて、何かが欲しい、何かがしたいと思う季節が花なのです。


 周囲を慮って自制するなんて勿体ない。(但し、結果は全て自己責任です)


 人は古希を過ぎると、欲しいものが減ってきます。


 だからでしょうか、孔子が「70にして、心の欲するところに従えども、矩(のり)を踰(こ)えず」と語りましたが、それは即ち「70を過ぎると、人は程々で満ち足りる」ことの裏返しかもしれません。


 そうそう、こんな辛気臭い話はここだけの内緒話。


 ラーメン屋を見るたびに、こんな話をしたら、女房子供に疎まれるだけです。


 ほんと、人生とは悩み尽きないものです。
 
 今、朝の9時半ごろですが、既に陽射しが強くなり始めました。

 

 

 少しでも陽射しを避けたくて、道路を反対側に渡りました。


 正面から陽を受ける建物とビル陰のコントラストが、陽射しの強さを物語ります。

 


 道路を渡り、次の角を適当に左へ曲がると、露天に魚や野菜、ニンニクなどが並んでいました。どれも鮮度が良くて安い!

 

 これって朝市なのか?と思いググってみると、「いわての旅」に  


『久慈の市日(毎月3と8のつく日) 毎月、三と八のつく日に開かれ、六斎市と呼ばれ、歴史は古く、交通・文化の要路で栄えた久慈市の歴史を今に伝えます。日本最古の歴史を誇るといわれる市日です。』


 と記されていました。

 

 

 

 今日は8月23日です。こんな日に久慈市街を散策できたのは幸運でした。

 

 

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