目指せ華麗な七十代!

旧mandalaflowerからタイトルを替えました。今から始まる七十代をより華麗に生きる覚悟です。

白菜の漬物と父母の思い出

2019-01-12 | 日記

寒いです。

今日は朝からお日様も出ず曇り空が広がって

見るからに寒そうだし、実際寒いのです。

二階の小さな部屋でストーブもつけたのにまだ寒い。


でもね、お茶を飲みながら白菜の漬物を食べたら元気になりました。


白菜漬を作るようになって足掛け三年目になります。


暮れにも大きな白菜を一つ漬けました。

年明けにも一つ。

だって安いんですもの。

大きな白菜が一個百円ですよ。

今朝この間つけた白菜を出してみましたが、

とても美味しくできています。

やっぱり漬物は重石が重要ですね。


この前のは重石を洗うのが面倒でガラス瓶にお水を入れて代用しました。


今回は最初から重石の準備も万全に整えて作ったの。


そうしたら今までで一番美味しい白菜漬けができました。




白菜漬といえば何と言っても母の思い出です。

子供の頃から冬になると必ず白菜の漬物が食卓に並びました。


一体幾つ白菜をつけていたのでしょう。

大きな樽の中にいっぱいあったように気がします。


冬になると朝の支度を終えた父が食卓に座ると必ず白菜の漬物が出ました。


そこに唐辛子をかけたり、ちょっと醤油を垂らしたり、

子供の頃には味の素の白い結晶が光っていたのも覚えています。


夜、お酒を飲んだ後も白菜の漬物を欲しがる父でした。


寒い中父に所望されて白菜漬を取りに行く母の姿も覚えています。


子供の頃白菜漬はあまり好きではありませんでした。


朝、おかずがなくて白菜だけだよと言われると、

仕方がないので葉っぱのところを広げて

ご飯を包んで食べたものです。


それは案外美味しいと思っていました。


それから自分で白菜漬を作ることなんて考えてもみなかった私です。


それなのに、三年前の冬に突然白菜漬を作ってみようと思ったのです。


作ってみたら、あら美味しいじゃないか。


それから去年も今年も白菜漬に夢中です。


今回の白菜漬は今までで一番よくできました。

母に電話して

白菜漬が美味しくできたよ、と報告したいところですが、

去年の夏に逝ってしまいました。


生きているうちは白菜漬の自慢話もできませんでした。


私が上手に白菜漬を作ったのを知ったらきっと喜んだでしょうね。


でも未だにそば打ちだけは母のように出来ません。


私自身が年をとるばかりですから、

多分そば打ちは一生しないかもしれません。


母の手打ちそばばかりを食べて育ったので、

それ以上の美味しいそばにはなかなか出会えませんが、

そば好きです。


今はそばの話も白菜の話ももう出来なくなってしまいました。

寂しいです。

何十年も前に家族でそうしていたように

寒い朝、白菜の漬物を食べながら熱いお茶をいただきました。

家族が外国人なので

一緒にそれを楽しむことはありません。

白菜を食べながらお茶を飲むより

朝食ができるまで外で体操をする方が好きな旦那さんです。

ま、仕方がないですね。

人それぞれということでそれを悲しんだり寂しがったりするのはやめておきます。

思い出を噛み締めながら白菜を噛む
コメント
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