Malang Indonesia ジャワ島ぐらし

高原の学園都市マラン。Universitas Brawijayaや街での出来事を綴ります。

月餅ものがたり・雲南

2009-10-05 | Diary
土曜日、スーパーに買い物に行くついでに雲南省の
「過橋米線」(雲南流鉄鍋料理)をモールのレストランで
食べながら、3年生の学生が語ってくれた中国の「かぐや姫」伝説です。

昔むかし、この国には10個の太陽が照りつけ、
それはそれは暑い毎日でした。
后翼(houii)という若い男性は弓の名手で、
10個のうち9個の太陽を得意の弓矢で射落とし、
天帝のお后が褒美として世界にひとつしかない
「神様になれる」と良薬を后翼に授けました。

后翼は喜びその薬を大切に自宅に持ち帰り保管しましたが、
ある日彼の留守中に妻の常我(本当の漢字は両方に女偏がつきます)が
その薬をこっそり飲んでしまい、仙女(天女)になり月へ昇ってしまいました。

薬は世界にひとつしかないので、
いくら后翼が月に昇りたくてもかないません。
后翼は妻を思い月餅を作り続けました。

これが今日の月餅の始まりだそうです。


写真は新入生のオリエンテーション風景。
浴衣を着ているのは通訳兼ヘルパーの3年生。
わたしはチーパオ(チャイナドレス)で45分の授業をし、
虹と雪のバラードをギター伴奏で歌いました。♪

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3 Comments

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哀しいおはなし (かな)
2009-10-05 06:50:52
月の物語は「離れ離れ」になってしまうのね。
秋の夜空にぴったり。
韓国でも月にはウサギが住むと言うそうです。
ここも昨夜から一気に秋になりました。
5Mくらいのススキがはえてますよ。
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そうかなあ? (K)
2009-10-05 09:32:31
わたしは聞いたときに
「さすが女性上位の国、中国だ」と
媚薬を盗んだ新妻に喝采を送りました。

だって、夫の留守中に彼の宝物を
勝手に服用して、自分だけが天国で
優美に暮らし、残された男は
汗を流しひたすら月餅を作る・・・

現代中国の縮図みたい。:-)

この物語には異説もあり、
媚薬を盗んだのは「家来」だという筋書きもあるそうですが....

さてさて、韓国ではどんな物語があるのか聞いてみたいですね。

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月饼以外 (芽衣)
2009-10-05 12:47:01
嫦娥是孤独的走的,她会明白的。总有一天
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