土曜日は、秋晴れの爽やかな1日でした。
絶好のお寺めぐりな日に、護国寺へ行って来ました。
池袋コミュニティ・カレッジ散策講座『重要化財「月光殿」特別拝観&護国寺を巡る歴史散策』に参加してきました。
講師は江戸文化研究家の安原眞琴先生。
テレビ朝日、NHKラジオ講座、NHK・BSプレミアムなどにご出演。
『東京おいしい老舗散歩』(東海教育研究所)、『NHK歴史再発見 芸者が支えた江戸の芸』(NHK出版)など著書多数。
ふんわりやさしいお人柄の先生の解説の元、普段入る事が出来ない「月光殿」を特別拝観したり、パンフレットには書かれていないディープなお話しを伺ったり…約40分間の歴史散策です。
セブンカルチャーネットワーク主催の秋の合同茶会が開催されて、境内はステキな着物を召したご婦人がたたくさんいらっしゃいました。
護国寺は、天和元年(1681)五代将軍徳川綱吉が、生母桂昌院の願いにより、高田薬園の土地に創建した祈願寺です。
ご本尊所以でしょう観音堂とも呼ばれる本堂は、約161坪と現存する都内最大級の木造建築で重要文化財に指定されています。
ご本尊の如意輪観世音菩薩は秘仏となっていますが、毎月18日に御開帳されているそうです。
次回は是非18日に合わせて参拝したいなぁ~╰(*´︶`*)╯
内陣にはご本尊の代わりに祀られている鏡、その奥には一体一体に桂昌院の毛髪が納められたた三十三身像が祀られていました。
内陣を支える48本の「抱きつき柱」は、抱きつきながら願えば叶うというご利益があるそうです。
もちろんお願いしながら抱きついてきました♪
山号 :神齢山
院号 :悉地院
寺号 :護国寺
宗派 :真言宗豊山派
寺格 :大本山
本尊 :如意輪観世音菩薩
開基 :桂昌院、亮賢
創建 :天和元年2月(1681)
別称 :音羽護国寺
本堂でご朱印を拝受。
ご朱印帳を忘れても大丈夫!書き置きもあるようですよ。
護国寺には個性的な三つの門があります。
ひとつは目は護国寺の表門である仁王門。
表に阿吽の仁王が、背面に増長天と広目天の二天が安置されています。
気付かなかっただけかもだけど、正面と背面両方に像が安置されているのって珍しいんじゃない?
ふたつめが不老門。
表門と本堂の間にある中門です。
昭和13年(1893)建立で、扁額「不老」は徳川家16代当主・家達によるもの。
みっつめは惣門です。
明治時代までは本坊の護持院の門として使用されていたため、大名屋敷の表門の形式をしています。
江戸中期の建立です。
薬師堂は元禄4年(1691)の建立。
一切経堂を現在の位置に移築し、薬師堂として使用したものです。
薬師堂の奥にある音羽講中庚申塔。
天明5年(1785)の銘があります。
とても珍しいもので、なんと三猿が塔部を支え空中に浮かんでいます。
護国寺には三条実美、山県有朋、田中光顕といった著名人のお墓がたくさんあります。
こちらは大隈重信のお墓です。
不思議ですよね~鳥居があるんですよ。
このお墓の先には森が広がっており、元々は護国寺の所有地でしたが、明治政府により召し上げられ皇族専用の豊島岡墓地となったそうです。
そんなこともあり、財閥や著名人がこぞってこの位置に墓を建てそうです。
伝統を重んじた格式の高い袴腰付重層入母屋造りの鐘楼。
江戸時代中期の建立です。
明治維新以降、筑波山から移された大仏様。
小ぶりながらやさしい面差しで癒されます。
重要文化財「月光殿」を特別拝観
昭和3年(1928)、三井寺(大津市)の塔頭日光院の客殿を移築したものです。
当初は襖を移送するお話だったのが、建物を丸ごと移築となったとのこと。
その襖がこちら。
狩野永徳による蘭亭曲水の図の水墨画の襖絵です。
床の間
畳張りの廊下のようなところにはめられた襖絵。
欄間や釘隠し、襖の引き手が美しいです。
普段入る事が出来ない月光殿を初め、護国寺をぐるりと巡る歴史散策。
安原眞琴先生のお話を伺いながら、楽しく、そして興味深く過ごしました。
また機会があったら是非参加したいです╰(*´︶`*)╯
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大本山 護国寺
東京都文京区大塚5-40-1
http://www.gokokuji.or.jp/
TEL : 03-3941-0764
時間 : 9:00~16:00
備考 : 駐車場有
アクセス : 東京メトロ有楽町線「護国寺駅」下車すぐ
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