パンズ・ラビリンス
ファンタジー映画の棚で選んだDVD
でも、いつも観ているファンタジーとは、全く違うものだった
主人公はオフェーリアという名の聡明な女の子
迷宮で、パン「牧神」に会い
あなたは捜していた王国の王女様で
宮殿に戻るためには、3つの試練を受けなければならない
と告げられ果敢に試練に挑む少女
スペイン内戦終結後、父を戦争で亡くし、母は大尉と再婚し臨月を迎える
新しい父からは疎まれている
母の体を気遣いながらも、厳しい自分の状況を冷静に把握している少女
幻想的な美しい世界と、冷酷な現実とが織り成すファンタジー
その対比があまりにもショッキングで悲しく、辛くなる作品
映画としては完成度が高いと思う
夢の世界に幸せを求めたのか
空想の世界にでも逃避しなければ、生きていられない状況だったのか
それとも・・・
ラストシーンは衝撃的で
女の子は試練を達成して幸せになったと思いたい
いろいろな解釈があるだろうし
ひとそれぞれいろいろな感じ方があるだろうけれど
世界中の子供たちが、笑顔で暮らせる永遠の平和を願う雪だるま
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