翌日は上野へ。
「ハプスブルグ展」を見に来ました。
久しぶりの国立西洋美術館です。
ハプスブルク家はヨーロッパの広大な領地を占め、13世紀から20世紀初頭まで
650年にわたり続いてきた名門家です。
代々美術品を愛する君主が多く、名画や工芸品など輝くような至宝を築いてきた、
そんな同家のコレクションを集めた美術展です。
出展されていたハプスブルク家の方々の肖像画の一部をご紹介してみます。
マクシミリアン1世
ハプスブルク家をヨーロッパ一の名家に押し上げた英雄で、中世最後の騎士といわれている人です。
戦いに強いだけでなく、芸術家たちを庇護し、現在のウィーン少年合唱団の基礎を創設したすごい方!
また、晩年は婚姻外交に長け、ハプスブルク家に莫大な富と領土をもたらしたんだって。
「戦争は他の者に任せておくがいい、幸いなるかなオーストリアよ、汝は結婚すべし!」
という有名な家訓が生まれたとのこと。
ルドルフ2世
歴代国王のなかでも変人で有名な方ですね。
美術品の審美眼は本物で、政治そっちのけで海外から珍しいものを
集めてはコレクションしていたようです。
アルチンボルドに野菜の肖像画を描かせたのもこの王です。
フェリペ4世
カール5世、フェリペ2世と精力的な国王が続き、
フェリペ3世が早く亡くなった後のスペインを収めたのがこの人です。
国王としては凡人だったようですが、やはり美術品の審美眼は優秀なんですね。
ベラスケスを宮廷画家として厚遇します。
王女マルガリータ
フェリペ4世の王女です。
このころのハスプブルク家は「血の純潔」こそ重要ということで
親族結婚が多く、死産や先天的な病気で後継者が育たず悩んでいたそうです。
そんな中で大事に育てられた王女だったんですね。
皇妃マリア・テレジア
いわずと知れたハプスブルク家の女帝です。
十いくつもの肩書を持っていたとのことで、
子供も16人出産したそうです。
マリー・アントワネット
マリア・テレジアの末娘で、フランスのルイ16世のもとに嫁ぎました。
フランス革命で悲劇の最後となってしまいました。
信頼する女性画家、ヴェジェ・ルブランにたくさん肖像画を描かせてますね。
フランツ・ヨーゼフ1世
ハプスブルク家の最後の皇帝と言っていい人みたいです。
在位68年という長期政権を維持し、彼の死とともにハプスブルク家は
実質的に幕を下ろすんですね。
皇妃エリザベト
フランツ・ヨーゼフが一目惚れした王妃です。
絶世の美女として有名ですね。
でも、姑との確執もあり幸せな結婚ではなかったようです。
そういえば笑顔でも目は笑ってないような・・・^^;
午後より「上野の森美術館」で開催中のゴッホ展へ行きました。
チケット売り場にたくさんの人たちが・・・
入場ゲートにもたくさんの人たちが・・・
よく見るとその行列はずーーと続き・・・
あきらめました。^^;
ゴッホ人気恐るべし!
また兵庫県へ巡回されるので、そっちに行くことにします。
天気が良かったので、散歩がてら上野動物園ヘパンダを見に行くことにします。
でもパンダ人気もやっぱり恐るべし。^^;
結局トラとゴリラを観察しました。
以上で東京出張終わりです。