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岸本晃の住民プロデューサーNEWS

ICTで地方創生「三種の神器」

 東峰村に住み始めて4年と4ヶ月です。通い始めたのはさらにその4年前からですのでご縁があってからもう8年になります。8年前は東京の六本木で村おこしをしていました。東京にも住んでいた頃です(東京、兵庫、熊本事務所時代)。

 その頃、福岡県の中山間地の東峰村というところで「ITの利活用を始めるので手伝って欲しい」と福岡県の方々が東京に訪ねてきました。そして翌年の1月から毎月1回東京から東峰村通いが始まりました。平成20年まで毎月通って住民ディレクター養成と番組づくりの実践を続けました。まだ村内では一部の人たちの活動という感じでしたが、わたしの会社が持っていたスカパーの地域活性化番組の放送枠を提供し、毎月制作し続けました。

 現在、「官兵衛で國創り」のスタジオや取材で活躍してもらっている梶原京子さんは最初の住民ディレクター講座の受講生の一人です。そしてその過程で村役場の担当だった小林さんと描いたのがIT劇場という構想でした。小林さんとは毎月通うたびにホワイトボードを使って未来の東峰村の活性化を支えるICT利活用の方策を議論し絵にしていました。「ITはおもちゃか?救世主か?」という問いが小林さんのテーマでした。わたしの答えは「IT劇場の創造」にありました。その頃の小林さんや関係者にはその話はきっと夢物語に聞こえたとおもいます。

 しかし、あれからさらに4年経った今、小林さんと描いたIT劇場は現実のものとなってきています。今年はNHK大河ドラマという「テレビ世界の巨人」を追走するという発想で「マスメディアと地域メディアの連携」を図ったのです。追走は最終的にはNHK会長、副会長やドラマ番組部長との面談、協力依頼という段階まで行き、次年度の大河ドラマ追走番組もほぼ見えてきました。

 IT劇場はもともとあるFace to Face の関係をテレビやネットの世界に乗せることでさらに大きな交流を生み出し、リアルの世界の交流をどんどん広め深めることで地域の活性化を実現する構想です。「官兵衛で國創り」はこれまでは個別のテーマで交流していた人と人、地域と地域を全国で共通に視聴できる大河ドラマを介してダイナミックに一つのテーマで結びつける試みでした。ドラマの中心である官兵衛周辺の戦国の歴史にとどまらず、大河ドラマで地域おこしに取り組む人々や地域そのものもテーマにすることで大河ドラマを現場の地域活性化につなげます。これぞIT劇場だったのです。

 そして来年は大河ドラマのパート2(「花燃ゆ」追走)もやりながら、福祉や観光、生涯教育など地域のあらゆる課題を守備範囲とする総合的な地域活性化番組を制作します。ズバリ!!総合テーマは「地方創生」です。そしてもう一つ、今年の大河ドラマ追走を生かしてドラマづくりにも取り組んでいきます。

 住民を主体にした1、大河ドラマ追走 2、地方創生番組 3、ドラマづくり 地域活性化のICT利活用番組の3種の神器といって良いとおもいます。そして忘れてはいけないのはこの動きは番組づくりだけではないということです。番組づくりという人材育成プログラム(住民ディレクター育成)にFacebookやTwitter、ブログ、ホームページなどのソーシャルメディアが日々絡みつくように同時進行するICT利活用の仕組みです。ここまでくれば「四種の神器」といってもいいかもしれません。

とうほうTVホームページ
「官兵衛で國創り」 Specialサイト
岸本晃FB
「官兵衛で國創り」FB 


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