岸本晃の住民プロデューサーNEWS

19歳の気持ち、今。「原点(2)」

 18歳の時に決めたこと、家を出て誰一人知り合いのいない土地でゼロスタートする。実際は浪人し19歳で実現し高校時代の友達からは「都落ち」といわれながらも本人は全然気にせずにわくわくして兵庫県加古川市を出ました。

 とりあえず部屋を借りる金、当面生活する金をいくばくか母からもらい約8時間あまりかけて急行列車や鈍行の乗り継ぎで山口市の湯田温泉の奥にある平川地区の山口大学に向かいました。最初にしたことは同じ社会学専攻で鳥取県境港市からきていたH君と気が合い毎夜山口市に飲みに出たことでした。県庁所在地で日本一田舎だった山口市の繁華街の飲み屋を数日間はしごし、母から預かった所持金を全部使い果たしてしまいました。

 さて、これからどうするか?わたしのゼロスタートはまさにこの山口入り数日後からはじまりました。家族、親戚、知り合いは誰一人いない土地でまず知り合った境港のH君、彼とスタートを切った、今思えば恥ずかしいほど幼稚な青年時代の「志」の幕開けでした。あれから約40年、自分でもおかしいぐらい何も変わらない自分がいます。通常なら定年と言われる年になっていますがまたまたお金も生活も仕事もゼロスタートをはじめてしまっていますから。

 「住民ディレクター」という手法は継続していますがこれはここで書きはじめたように仕事というよりは生き方なので18歳の頃から自分の指針なのです。それを書きはじめたのです。

 

 

 

 



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