今朝、散歩の途中でウリ坊(イノシシの子供)達に遭遇した。
山の頂上付近にさしかかった所で、左手のやぶから急に3頭のウリ坊が飛び出してきて右手のやぶへ消えた。5m程先の出来事であった。ご主人様はビックリしていたが、拙者は先刻からその気配を感じており、警戒態勢をとっていたので動ずることはない。
即刻やつらの後を追いかけようとリードを引っ張ったが、ご主人様の足が動かない。山道を歩いて登るだけで精一杯なのだ。
残念ながら、奴らを取り逃がしてしまった。
この里山にはかようにイノシシがたくさん生息しており、傍若無人な振る舞いに及んでいる。奴らの天国と言っても過言ではない。この状況をこのまま看過していてよいのか。このピンチをチャンスに変える方法はないかと、ご主人様は密かに考えていた。
そして結論として到達したのは、この里山にイノシシとシカを放牧する牧場を作ることであり、そこにイノシシとシカの美味しい料理を提供する秘境レストランを作ることだ。イノシシとかシカ肉のオイシイ部位は野生的栄養価が高く、ジビエ料理として最近では評判である。
(秘境レストランとしてはこのような場所もある)
放牧する場所は、奴らが現在生息している山である。その山の周囲を鉄柵で囲めばそこは牧場となる。シカは木の皮などを食べるようだが、イノシシに与える残飯などの餌は街へ行けばいくらでも調達できる。ちなみにイノシシの好物はヌカである。
湧き水が出るこの緑の里山の中で奴らを放牧しておけば、太らせるための餌を搬入する作業があるくらいで、特段手間のかかる仕事はない。
後は、丸々と太った奴らをしとめるだけだ。この里山にはイノシシ名人がいるから大丈夫だ。
そのイノシカ牧場の拠点を、先日紹介した砂利採掘跡地に置いてはどうかとご主人様は考えている。
そしてそのイノシカ牧場と秘境レストランを大きな目玉とし、その周辺に里山王国プロジェクトを展開して行くのだ。
東京、横浜方からはアクアラインを利用すれば1時間半程度で、この里山に着く。日帰りでも十分楽しめる距離だ。
秘境というには近過ぎる感もするが、忙しいニッポン人には好都合な立地条件であろう。
なお、隣の山の上にはマザー牧場という大先輩のテーマパークがあるので、そこと連携するのも一案である。
(向こうの山の頂上にマザー牧場の観覧車が見える)
さすらいの夢追い人を自認するご主人様の夢は、果てしなく広がって行く。
続く・・・・・・