クロの里山生活

愛犬クロの目を通して描く千葉の里山暮らしの日々

イノシカ牧場と里山王国構想-1

2014-06-12 23:46:32 | 日記

今朝、散歩の途中でウリ坊(イノシシの子供)達に遭遇した。

山の頂上付近にさしかかった所で、左手のやぶから急に3頭のウリ坊が飛び出してきて右手のやぶへ消えた。5m程先の出来事であった。ご主人様はビックリしていたが、拙者は先刻からその気配を感じており、警戒態勢をとっていたので動ずることはない。

即刻やつらの後を追いかけようとリードを引っ張ったが、ご主人様の足が動かない。山道を歩いて登るだけで精一杯なのだ。

残念ながら、奴らを取り逃がしてしまった。

 この里山にはかようにイノシシがたくさん生息しており、傍若無人な振る舞いに及んでいる。奴らの天国と言っても過言ではない。この状況をこのまま看過していてよいのか。このピンチをチャンスに変える方法はないかと、ご主人様は密かに考えていた。

そして結論として到達したのは、この里山にイノシシとシカを放牧する牧場を作ることであり、そこにイノシシとシカの美味しい料理を提供する秘境レストランを作ることだ。イノシシとかシカ肉のオイシイ部位は野生的栄養価が高く、ジビエ料理として最近では評判である。

(秘境レストランとしてはこのような場所もある)

 

放牧する場所は、奴らが現在生息している山である。その山の周囲を鉄柵で囲めばそこは牧場となる。シカは木の皮などを食べるようだが、イノシシに与える残飯などの餌は街へ行けばいくらでも調達できる。ちなみにイノシシの好物はヌカである。

 

湧き水が出るこの緑の里山の中で奴らを放牧しておけば、太らせるための餌を搬入する作業があるくらいで、特段手間のかかる仕事はない。

後は、丸々と太った奴らをしとめるだけだ。この里山にはイノシシ名人がいるから大丈夫だ。

そのイノシカ牧場の拠点を、先日紹介した砂利採掘跡地に置いてはどうかとご主人様は考えている。

そしてそのイノシカ牧場と秘境レストランを大きな目玉とし、その周辺に里山王国プロジェクトを展開して行くのだ。

東京、横浜方からはアクアラインを利用すれば1時間半程度で、この里山に着く。日帰りでも十分楽しめる距離だ。

秘境というには近過ぎる感もするが、忙しいニッポン人には好都合な立地条件であろう。 

なお、隣の山の上にはマザー牧場という大先輩のテーマパークがあるので、そこと連携するのも一案である。

 (向こうの山の頂上にマザー牧場の観覧車が見える)

 

さすらいの夢追い人を自認するご主人様の夢は、果てしなく広がって行く。

 

続く・・・・・・

 

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雑草のように

2014-06-12 03:30:11 | 日記

 梅雨のこの時期は雑草の成育が早い。

   (雑草におおわれていた畑) 

 

雨の晴れ間を見て、ご主人様は畑の雑草抜きをした。雑草抜きというのは長く伸びた雑草をヒョイヒョイと抜くことです。

この時期は地面が柔らかくなっているので、引っ張ると面白いようにヒョイヒョイと抜ける。

 

(雑草を抜いた後)

 

広い面積の雑草抜きや草刈作業は大変だが、これを面倒な作業と思うか、それとも健康で長生きするための体力作りと考えるか、それが人生の分かれ目であります。

 今のご主人様は気力も体力も充実しているので、もちろん後者の方だ。

 しかし、一年前の彼はかなり厳しい状態であった。

 それまで毎日張り切って農園整備作業をしていたのだが、春先から腰痛を患い、おまけに定期検査で胃にピロル菌が見つかった。特段不調を感じていたわけではなく、むしろ胃は快調そのものであった。

 医者に言われてピロル菌撃退用の抗生物質をしばらく飲んでいたら、どういうわけかものすごく気だるい症状が発生し、雑草に立ち向かう気力が出てこなくなった。ちょうど今頃から夏場までの時期だ。

 毎日、畑の雑草を眺めながら暮らしていたら、いつのまにかそこは草原となっていた。

 草原状態となった畑を見たのは生まれて初めてであった。

そのような経験があるので、里山暮らしには気力と体力がないと務まらないと身に染みて感じている。

 従ってそれ以降は、健康であることに感謝し、気力体力を維持向上させるべく、ご主人様は日々精進を重ねている。

 

雑草退治をはじめとする野良仕事全般は、百歳まで元気で生き抜くための体力作りと心得て取り組んでいる。

 なぜ百歳まで生きたいのかと問われれば、30年後の奇跡のニッポンをこの目で見てみたいからと答える。

 現在、日本の様々な文化が世界で大注目を浴びている。里山も少しづつ外国人の関心を集め始めている。

 30年後には日本の自然豊かな里山はもっと注目され、外国人が移住してくるようにもなるだろう。

 

これからの世の中の流れ、特に国際化のスピードは激流となって行くと、ご主人様は予感している。

日本は今後ますます少子高齢化が進み、そして日本の宝である里山の荒廃は更に進む。日本全国の里山のあちこちはイノシシとサルとシカなどのケモノの天国となり、ニッポンジンはますます田舎に住まなくなり、限界集落はますます拡大する。

他方、世界では農地の砂漠化が進み農業ができない地域が増加し、貧困層が拡大している。お隣の大国などはその例である。

貧困が拡大すると紛争が起き、戦争が始まる。

 

30年後、奇跡の国の里山で、世界の人々が仲良く平和に暮らしているその姿を、ご主人様はその目で見たいと念じている。

 

 刈られても、引き抜かれても、逞しく行き続ける雑草達のように、ご主人様はそれまで元気で里山に生きる覚悟だ。

 

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