(雨に咲く庭のアジサイ)
今日は朝から雨模様。
ご主人様は家の中で片付け物をしている。
おやおや、なにか珍しい物を見つけたようです。
「やー、懐かしいな・・・・。マトリョーシカじゃないか」
40年程前、ご主人様がソ連(現在のロシア)のモスクワで働いていた時にお土産で買ってきたものだ。
このマトリョーシカ人形は、日本のコケシを真似して作り始めたという説が有力だが、中から次々と小さいものが出てくるコケシ人形は日本にあるのだろうか・・・・。見たことも聞いた事もないが・・・・。
いずれにしても、ロシアはご主人様にとって、誠に懐かしい国である。
血湧き肉踊る(?)24歳の青年が、初めて訪れた国がロシアであった。ロシアは日本と同様、世界の人々から「神秘的でミステリアスで不思議な国」と、昔から見られているが、確かにご主人様が体験したその国はミステリアスで不思議な国であった。
3年間のソ連生活は、毎日が未知との遭遇と言っても過言ではないほどの、刺激的な日々であった。
毎日、面白おかしいストーリーが身の回りで展開されるのである。
中から新しい人形が次々と現れるこのマトリョーシカのように・・・・・・。
続く・・・・・・・・。