今日の里山は朝から慈雨が降って、お花さんたちも嬉しそうでした。
ジャガイモ堀りの話を続けます。
ジャガイモ堀りに疲れたご主人様は、腰を伸ばしながら畑の状況を点検しつつのんびりと歩き始めました。
畑の端の方に来た時です。雑草の間になにやら野菜の葉っぱのようなものが見えました。そこは耕作していない場所なので野菜が生えているはずはないがと思いつつ、ご主人様は雑草を掻き分けてみました。
するとどうでしょう、なんと生ゴミ投入跡地から芽を出したカボチャ君が、元気な葉をつけて茎を伸ばしているではありませんか!
二本のカボチャの茎が雑草に負けずに頑張っているのです。
ご主人様は、去年の晩秋から春先にかけ畑のあちこちに穴を掘って生ゴミを投入していました。肥料にするためです。
彼は思い出しました。そういえば去年の冬の初め頃に、近所のおじさんから大きなカボチャを数個頂戴した。寒い日の夜にカボチャの煮つけを作って食べた。その時出た数十個の種を生ゴミと共にその穴に投入した。
その時のカボチャ君の種のうちの二つが、寒い冬を乗り越えて芽を出し、そして雑草にも負けずにこのように元気に育ってきたのだ。
なんと健気なカボチャ君であろうか。
ご主人様は戦友にめぐり会ったような思いにとらわれました。
ご主人様は、二本のこのカボチャを「奇跡のカボチャ君」と命名し、大事に育てる決意をしました。
もうひとつご報告します。
トウモロコシ君のリベンジ状況です。
2週間ほど前にポットに撒いた種が3日後には芽を出し、早くも立派な苗となったので3日前に畑に定植しました。
暑い日が続いているので、毎日水をやってきました。
「這えば立て、立てば歩めの親心」と呪文を唱えながら・・・・・・・。