クロの里山生活

愛犬クロの目を通して描く千葉の里山暮らしの日々

哀れなジャガイモたち

2014-06-17 21:39:31 | 日記

いよいよジャガイモ君の収穫であります。

数日前にご主人様が確認した時には、ジャガイモ君たちの葉が枯れ始めていたので、そろそろ掘り頃であります。

梅雨の合い間の快晴の今朝、ご主人様は鼻唄まじりにクワを持って畑へ行きました。

しかしまたまた驚愕する事態に遭遇してしまいました。

目印となるジャガイモ君たちの葉が、なんと雑草の中に完全に埋没してしまい、どこにその存在があるのか全く分からないのであります。

 

ご主人様はしばしその光景を呆然と眺めておりました。どこを掘っていいのか分かりません。しかし意を決した彼は、やおらクワを頭上に振り上げ、そしてそれを「エイ!」と雑草目がけて振り下ろしたではありませんか。

なんと大胆な!

拙者の視線も気にすることなく、彼は ジャガイモ君たちのありかの見当をつけて、「エイ!エイ!」と雑草目がけクワを打ちこんで行くのであります。顔に玉の汗をかきながら・・・・・。

 時々大きなジャガイモ君をまっぷたつに切ってしまう場面もありましたが、せっかちなご主人様はそんなことにはおかまいなく、「ハアハア、ゼイゼイ」と荒い息を吐きながら「エイ!エイ!」と雑草目がけクワを打ち込み、掘り進んで行ったのであります。

一心不乱に雑草と格闘するその姿は、まるで親の仇(かたき)に会った愚直な男の姿でありました。

小一時間後、疲労困憊し腰が痛くなったご主人様は、7割ほど掘り終えたところでクワを静かに置きました。

 (収穫したジャガイモ)

 

 雑草にもめげず、ジャガイモ君たちはそれなりに育ってくれたようです。

有難いことです。

 

 しかし皆さん、里山の畑がみんなこんな状態になっているわけではありません。当然のことながら、日ごろからちゃんと草取りをしている農家の畑はこのようにきれいなのであります。

 

あのように哀れなジャガイモ君たちのような境遇に陥るのは、ご主人様の畑の野菜くらいのものです。

 

コメント
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