The Zone of Interest 2023年 <劇場>
監督、脚本 ジョナサン・グレイザー
原作 マーティン・エイミス
出演 クリスティアン・フリーデル サンドラ・ヒュラー ほか
感想 見終わって、だから?それで?と思ったのが正直な感想だ。アウシュビッツ収容所の隣で暮らす一家の日常を描いて、アウシュビッツで残虐行為が行われているのは描かない。音で伝えようとする。立ち上る煙で伝えようとする。けれどもそこで行われていることよりもそれに慣れてしまって平穏に暮らしていることのほうがこの作品の意味なんだろうと思う。が、結局何か言い切って終わることはなかった。映画というよりも映像作品という印象で悪くはないのだが映画監督なら何か言い切ってほしいと思った。