上品・中品・下品の読み方は、じょうぼん・ちゅうぼん・げぼんと読みます。この3つを更に3つに分ける。つまり上品の上(じょうぼんのじょう)・上品の中(じょうぼんのちゅう)・上品の下(じょうぼんのげ)の3つに分けることが出来る。合わせて9つに分けるのであります。
人間も生まれた時に、この9つに分けられたどこかに分類されて生まれて来るのである。これを誰が分けるのかと言いますと、当然神と呼ばれる宇宙エネルギーであり、変えようの出来ない真理の法則に決められて生まれて来るのである。上品の上が菩薩と呼ばれる地位であり、菩薩は上の次元とも行き来できる位置にいるのであろう。神や仏はその上の段階に住まわれており、この9つの輪には属さない。
木にも上品・中品・下品がある。上品に属する木は香木であろう。であるから火の儀式を行う時には香木を焚くのである。私が火の儀式に使う香木は、芯の部分は仏像に使われた端材と呼ばれる部分であります。この木は上品であり仏像が彫られる部分の心の部分は当然上品の上の部位であり、端材は中の部位で下品は皮の部分であろう。
同じ木にも上・中・下の3種類に分類され無傷で香料が多く重い物が上品の上になる。でありますから、仏像の価値は、形は似ていても木の種類や産地や比重などで値段が違うのであります。香木は、悪霊を寄せ付けない木と言われており、場や体や魂の浄化の為に、シャーマンの儀式や火の儀式にはかかせないのであります。また、多くの香木は、比重が重たいために水に沈むのであります。
当然これらの香木で焚かれた灰にも価値があり、聖なる灰と呼ばれているのであります。今ホーマーの灰の中には、数人の聖地が作られている。缶の中にある動物の鱗が納められ、灰の下部に安置されているのである。であるからホーマで香木が焚かれる度に、その人のエネルギーは浄化されるのである。
また、この人たちに縁がある人にも、そのエネルギーは伝達され、そのヒーラーに治療される人にも伝導される仕組みが出来上がっているのである。ゆえにほぼ毎日香木は焚かれるのであり、それが私のお役目でもある。火の儀式に使うお供物は、香木やトラの皮やある動物の鱗や骨が捧げられる。
江戸時代、頻繁に火事が起こっていた。もし火事にあったら、何をおいても火鉢の灰を持って逃げよと言われていたそうである。大げさにしても灰の意味を知っている人は価値を知っていたのであろう。先日ある生き神さまより灰が送られて来た。この灰は江戸時代から大正時代に多くは作られた灰であり、貴重なもので入手が難しいものであります。当然この灰はホーマーの灰に混ぜ合わせました。
香木で彫られた小さな仏像も入手できたので、修行に使われる動物の骨(継承された昭和初期の骨)と合体されるように奥伝を用いて試作中であります。この仏像にはブッダと繋がる菩提樹のブッダの手と呼ばれる実や鬼気を退治する実も付ける計画であります。このご神体を持って瞑想を行う事が継承された重要な行法の一つでもある。