日本人は韓国に怒っています。
ものすごく、過去の怒りをこらえていたものも、噴出してきています。
自尊心だって、日本人にもありますよ。
しかしそれは、相手の反発心を起こさせていいのでしょうか。
もう、韓国鵜人とは付き合うな…世界の人はそう思っていますよ。
韓国人は恨、恨みが強い人種で、その恨みは消えないのです。それでおねだりして、それが癖になって、おねだりがやまないのです。
ずるい国民です。ゆすりたかりの国です。
安保より「自尊心」を選んだ文在寅政権の原点
編集委員 峯岸博
- 2019/8/25 0:00
- 日本経済新聞 電子版
安重根による伊藤博文の暗殺の場面を描いたレリーフ(23日、韓国京畿道富川市の「安重根公園」)
日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の破棄を決めた韓国の文在寅(ムン・ジェイン)政権。北朝鮮の相次ぐミサイル発射など地域情勢が厳しくなるさなかで優先したのは「自尊心」だった。その原点を韓国で見た。
なぜ米国の反対を押し切ってまで協定破棄という道を選んだのか。その理由を明かした韓国青瓦台(大統領府)の金鉉宗(キム・ヒョンジョン)国家安保室第2次長の説明に驚かされた。
■「ありがとうの言及すらなかった」
「(日本からの解放記念日の)大統領の演説でわれわれは対話の手を差し伸べ、演説の発表前には日本側に内容を知らせたのに、日本側は何の反応も見せず、ありがとうの言及すらなかった」
「日本の対応は単なる拒否を超え、韓国の『国家的自尊心』を傷つけるほどの無視で一貫するなど外交的欠礼を犯した」
自国民の生命や安全を守る安全保障よりも、国家、民族のプライドの方が大事だ――。日本側に責任を押しつけるなかで、こう開き直っているように聞こえた。
国民に支持されると考えたのだろう。「自尊心」は韓国人を理解するためのキーワードだからだ。
そのルーツの1つをソウルのベッドタウン、京畿道富川(プチョン)市の「安重根公園」で探った。
■安重根と少女像
公園には、日本統治時代に中国のハルビンでピストルを握る安重根と、銃撃を受けて周りに抱きかかえられる伊藤博文を描いたレリーフや、安重根の石碑など多くのモニュメントが設置されている。
旧日本軍の元慰安婦を象徴する少女像も園内に建てられている。ソウルの日本大使館前などにある椅子に座ったタイプではなく、後ろ姿の珍しいデザイン。その近くの木々には横断幕が張ってあり、「NO経済侵略! 第2独立運動宣言」と書かれてあった。日本政府による輸出管理の強化を非難する内容だ。「過去」から「現在」が公園内で流れている。
韓国には、植民地時代の独立運動家をたたえる施設が至るところにある。独立という形でなく日本の敗戦によって植民地から解放された韓国国民には複雑な思いが残っている、と知人から聞いた。さらに南北分断まで余儀なくされた。メディアに「外交戦争」「経済戦争」という物騒な表現が踊るのも「日本との"戦争"に勝ちたいという意識が強い」(韓国紙記者)のだという。
「国家の自尊心を日本に傷つけられた」というのも国内向けのメッセージだ。民族主義の左派・革新政権や与党が世論に、日本への対抗心を呼び起こそうとしたように思える。
■反日のムードが社会を覆う
公園から離れ、韓国で不買運動のターゲットになっているユニクロやABCマートなどの日本企業の店舗をのぞいてみた。郊外店は閑散としていた。日本から進出したカレー店や日本語で店名が書かれたラーメン店なども同様だった。店員や地元住民によると、実際に客が減っているという。繁華街にある店舗では、中国や東南アジアなどの外国人観光客の姿ばかりが目についた。
日本製品の不買運動に参加している30代の韓国人男性に理由を尋ねてみた。「品質が好きで店に通っていたのだが、最近はメディアに頻繁に流れるので周りの目が気になって入れない」という。市民の話からは、日本が嫌いになったというより、ネット情報やSNSなどによって反日ムードが広がっていると感じた。
利用したタクシーの韓国人運転手はそろって「国と国との関係と人と人との関係は別物」「どの国にも良い人間と悪い人間がいる。韓国もそうだ」と話していた。地下鉄の車内にも、一時張られていた不買運動を呼びかけるようなシールは見あたらなかった。外交関係が最悪期を迎えても企業同士は良好な関係を堅持している。
23日に韓国ギャラップが発表した文大統領の最新の支持率は前週比3ポイント減の45%で、不支持率(49%)を下回った。不支持率のトップは「経済や生活問題の解決が不十分」だった。
感情をあらわにする文政権の振る舞いを冷ややかに見つめる韓国人も少なくない。一方で、韓国人がこだわる「自尊心」が何たるかを日本人も知っておくべきだろう。
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