2015.6.21「そこまで言って委員会NP」
「シリーズ戦後70年①韓国”反日”のなぞを徹底検証
国交正常化から50年!日韓関係をこじらせた”元凶”は?
嫌韓VS反日・・・」
国交正常化から50年!日韓関係をこじらせた”元凶”は?・・・朴槿恵と韓国人コメンテーターも言っていました。
その内容はいつかアップしたいと思います。
新聞の本の広告に本の宣伝が載っていた。amazonで調べてみました。これで概要は把握しましょう。
日韓対立の真相 単行本 – 2015/5/20
武藤 正敏 (著) ¥ 1,350
内容紹介
日本大使館の門前に突如「慰安婦像」が設置され、政権末期の大統領が竹島に上陸し、天皇に対して極めて非礼な発言を行なった! そのとき日本の代表者としてソウルで全権大使を務めていた著者が、緊迫した外交戦の舞台裏を明かしながら、日韓の対立
構造を解き明かし、反日世論におもねる韓国政府にもの申す。また、歴代韓国大統領の対日戦略とその時代の両国関係を考察し、今日の「反日」と「嫌韓」に至る道程をわかりやすく説明し、朴槿恵大統領が「歴史認識」に固執するその背景を明かす。
40年間韓国と関わってきた著者だからこそ知りえる韓国の人・モノ・文化論等も語る。日韓関係の過去・現在・未来を網羅した外交ノンフィクション。
序 章 反日×嫌韓の背景を読む
第一章 日韓外交最前線~慰安婦と竹島の攻防
第二章 韓国人は日本の貢献を知らない
第三章 歴代大統領「反日」の系譜
終 章 日韓に明るい未来はあるのか
出版社からのコメント
慰安婦像設置や大統領の竹島上陸に全権大使はどう反応し、行動したのか。これは貴重な証言である。そして、冷え込んでしまった日韓関係をどうやって改善させていけばよいのか。事実と実態をしっかり認識することが修復への第一歩だと著者は説き、韓国政府にも苦言を呈する。 国交正常化50周年を迎えたいま、今後の日韓関係を見通すために必読の一冊。
内容(「BOOK」データベースより)
日本大使が初めて明かした日韓外交戦の舞台裏。慰安婦像の設置と大統領の竹島上陸。在韓大使の苦悩と選択。
著者について
948年生。東京都出身。横浜国立大学卒業後、外務省入省。韓国語研修の後、在大韓民国日本国大使館勤務。参事官、公使を歴任。前後してアジア局北東アジア課長、在オーストラリア日本大使館公使、在ホノルル総領事、在クウェート特命全権大使などを務めた後、2010年、在大韓民国特命全権大使に就任。2012年退任。
外交の面から歴代韓国政府の度重なる非常識な振る舞いを厳しく指摘するも、当時の時代背景、国民感情、そこに至るお互いの努力や両国リーダーの個人的資質などを詳細に列記し、現場にいた外交官だから見える現在の日韓関係悪化の原因を、客観的に分かりやすく分析しています。
また、強大化する中国にとって朝鮮半島がどういう意味を持つのか、中国に対する警戒感から韓国を見る視線など、今後の日韓関係について外交官らしい深謀遠慮な方向性を示していることがとても興味深いです。
プロの作家ではないので、同じ文章が何度も繰り返されたり、読みにくい言い回しなどがあり星4つとしましたが、バランス良く日韓関係を学ぶのに必読書であると確信します。
シンシアリー氏の本以上に、「日韓対立の真相」「韓国人の本質」が良く分かる本です。また、「日韓対立」を生んだ「戦犯」がわかる本でもありました
投稿者 993改 #1殿堂トップ10レビュアー 投稿日 2015/6/6
「何故、日韓は対立するのか」「何故、あそこまで、韓国は歴史問題に固執するのか」について、韓国人であるシンシアリー氏(韓国人が暴く黒韓史 (扶桑社新書))の目から見た韓国人の本質(≒民族正統性)については、よくわかりました。
では、一体、日本人の側から見たら、どう見えるのだろうかと思い、月刊正論2015年7月号でも、韓国の本質を看破した、大使としての2年間を含め、12年間韓国で勤務された、日本随一の韓国通と言っても良い著者の本を、手に取った次第です。
◎韓国
〇反日の本質
・華夷秩序(≒韓国にとって、中国は兄、日本は弟)
・そんな弟に、統治されたことが許せない
・とりわけ、最近は、中国・韓国の経済発展により、日本が大国でなくなってきたことが、日韓対立(≒中国への接近)を大きくさせている
〇歴史認識
・日本は実証研究を重視
・韓国では「民族の情緒に照らして正しいか」を重視(≒自分が正しいと思うことしか言わない)
〇法治主義
・裁判所が国民の情緒に配慮した判決を出すことが多い
・国民の情緒に配慮し、判決の出た事例でも、後になって覆す(例:日韓基本条約)ことがある
〇韓国大統領・政府
・韓国人の国民感情に、大きな影響を与える
・実際、金大中大統領は、「韓国政府は過去の問題を持ち出さないようにしたい」と言い、「韓流ブーム」に繋がった
・現在は、パククネ大統領の原理原則主義が、日韓対立を大きくさせている
〇韓国国民
・韓国国内で「親日」を表明することは「命取り」という雰囲気がある
・アタマではなく、ハートで考える
(時として、感情をコントロールできなくなり、李明博大統領の「天皇侮辱発言」「竹島上陸」のような蛮行が起こる)
・但し、政治レベルでは、反日(例:竹島問題)であっても、市民レベルでは日本や日本人が嫌いではない
(例えば、日本で人気の高いペヨンジュンにしても、「竹島(独島)は、韓国の領土」だとブログに書いている
・日本に来た韓国国民は、「両親から聞いていた日本と随分違う。日本人は親切だった」という
〇国内問題
□マスメディア
・反日(≒日本人の蛮行)を、必要以上に煽る
□挺対協
・一部であったかもしれない状況を誇張し、それを一般化して流布する
・韓国政府にも、強大な影響を誇る
また、著者は、日本についても、次のように語ります。
〇国内問題
□マスメディア
・嫌韓を、必要以上に煽る
□朝日新聞
・挺対協の主張の根拠を、提供してきた
・宮沢総理(当時)の訪韓の時期に合わせて、「従軍慰安婦の運営に関し、軍が関与する新資料を発見した」と報道した
その上で、日韓双方に、以下のように、注文を付けます
〇韓国
・事実関係をより実証的かつ客観的に見て、是々非々で判断してもらいたい
〇日本
・嫌韓に流されず、「アジア通貨基金」等、国交正常化後、韓国の発展に、日本が協力してきたことを国際発信していくべき
最後に、私の意見を述べたいと思います。
・シンシアリー氏の韓国人が暴く黒韓史 (扶桑社新書)でも、韓国人の本質(≒「日韓対立」の構図)がよくわかりました
・ただ、韓国通の日本人が書かれた著作と言うことで、シンシアリー氏の著作以上に、「日韓対立」の構図がよくわかる本でした
・また、日本と韓国は、国内問題等、共通の課題を抱えている(とりわけ、マスメディアは、世界中、どこへいってもひどいことがよくわか
りました)ものの、華夷秩序を始めとする歴史認識、法治主義の有無等、価値観の相入れない国であることもよくわかりました
・で、その上で、「日韓対立」は、外務省を筆頭とする日本政府の問題ではないかと思いました。本書を読めばわかるのですが、折々の韓国政府の誤解に対し、著者は、大使として、「・・・に抗議した」という記述があるのですが、それは、国民の血税から給料をもらい、日本を代表して、韓国に駐在している大使としては、当たり前のことないのでしょうか
・で、田中角栄 100の言葉 ‾日本人に贈る人生と仕事の心得でも述べられている通り、「政治とは、つまり、事を為す(≒結果を残す)」ことが大事だと思います
・著者は、韓国政府の誤解に対し、抗議したと、何度も書かれていますが、「当時の〇〇大統領に抗議した」という文言は、残念ながら、見つけられませんでした。抗議は、韓国高官ではなく、韓国大統領にすべきものだったのではないでしょうか?
・また、「アジア通貨基金」の意義を国際発信せよと述べられていますが、そもそも、外務省は、「従軍慰安婦はいた」という立場なのでしょうか?
・やはり、本書を読んで、「日韓対立」を生んだ最大の原因(≒戦犯)は、「外務省の事なかれ主義」だったと思いました
・国民は、日常の生活を、汲々と営むのに忙しく、そこから、血税を支払っているのです
・国民に、国際発信せよというのではなく、国民の血税を給料にしている外務省に、本来職務である、韓国を始めとする国際外交を、もっと頑張っていただきたいと思いました
・そのために、官僚中、最高のエリートは、財務省ではなく、外務省に、制度改正したら、いかがでしょうか?
・本書は、「日韓対立」の真相が、最も良く分かる本であると同時に、「日韓対立」の戦犯である、外務省の言い訳本だと思いました
コメント このレビューは参考になりましたか? はい いいえ
著者は外務省入省後、在韓日本大使館での長年の勤務歴のある方です。
最後に特命全権大使を務めた。
朝日新聞の誤報をきっかけに、慰安婦問題が大きくなった。
「韓国人はアタマでなく、ハートで考える」(「」内は、本文からの引用、以後同じ)から、
「とうてい受け入れられない憲法裁判所の判決」が出た上に、違法の「慰安婦像の設置に、なにも韓国政府ができない」。「日本通が韓国外交部の主流から外され」、「日本の誠意は結局、韓国へ届いていない」と嘆く。
「韓国の歴史観は、自分が正しいことが前提」で、朝日の誤報のフィクションを、都合よく、いつのまにか、史実としている。
第3章で歴代大統領の反日を紹介している。
ここ3代の大統領のお粗末さと言ったら、それ以前の大統領の反日より、たちが悪い。
特に今の朴槿恵大統領ときたら、告げ口外交しかせず、孤立してしまった。
そもそも彼女の父親の大統領が国交再開した際の解決金を、慰安婦に渡さず、
建設資金に使用してしまったことが、今日の慰安婦問題を大きくしている。
日本にも居たね、偉い田中首相の娘が、使い物にならなかった例が。
大韓航空の社長の娘、ナッツ姫もひどかった。
著書は自身の見聞きしたことをもとに、一生懸命に、論理的に韓国を取りなそうとしているが、この本を読めば読むほど、ひねくれた隣人とは、とうてい仲良くできない、
その原因は向こうにあると、私は理解した。
以上転記終わり。