新聞に本の宣伝が載っていました。
中国が喰いモノにするアフリカを日本が救う 200兆円市場のラストフロンティアで儲ける
内容紹介
広大な未開の地下に眠る鉱物資源、10億人以上の巨大市場、年平均5パーセント以上の経済成長……先進国が生き残りを賭けて進出・協力を望む”ラスト・フロンティア”アフリカ太陸。日本がその果実を得るためになすべきことは何か?その果実を強奪しようとする競合国、とくに中国をしのぐための知恵とは何か? 日本の未来を約束するアフリカとのビジネススキームをアフリカと日本、二つの祖国を持つ「侍」が伝授する!
内容(「BOOK」データベースより)
爆発する人口と急伸するGDP、無尽蔵に眠る鉱物資源、世界が狙う“最後の大陸”に日本はこうして進出する!!日本を大好きなアフリカを、中国の無法な横暴から取り戻せ!!
投稿者 直いい親父 トップ500レビュアー 投稿日 2015/12/27
形式: 新書
本書の著者は、ムウェテ・ムルアカさん、
鈴木宗男元衆議院議員の私設秘書だった背の高いコンゴ人といったほうがわかりやすいかもしれません。
ムルアカさんは、コンゴ生まれですが、日本での滞在期間は長く、2005年には日本国籍を取得しています。
すなわち、アフリカと日本を同じ様に知っているわけです。
本書では、そんなムルアカさんが、アフリカ諸国を喰いモノにする中国の実態、実情を具体的に取り上げ、
それを阻止する国として日本を考え、中国に打ち勝つ具体的な方法を種々考えています。
アフリカには、現在10億以上の人間が生活し、しかも、今後その数はさらに増加すると考えられています。
そして、年率5%を上回る経済成長を続けていて、地下には様々な天然資源が眠っています。
そのため、アフリカはラストフロンティアと呼ばれています。
そんなアフリカを狙って中国も進出をはかっていますが、問題はそのやり方です。
人権問題、汚職問題等をを抱えていてる国にも、構わず援助をすること。
そして、中国政府の援助と国営机上の進出が一体化していて、いわゆるひも付き援助、役人の汚職、等を引き起こしていること。
さらには、所構わず、武器の輸出をすること、等が問題として挙げられます。
事実、当初は中国の進出を歓迎していた国家、人民も、現在はその援助が国民をうるおさず、
反対に中国の中国人の大量流入により、逆に職を奪われたり、弊害が目立ってきているので、中国排斥運動も一部では起きているようです。
ムルアカさんの言うことを鵜呑みにするのは、無理があるとは思いますが、
親日家のコンゴ人・・・現在は日本人です・・・・・の意見が聞けるのは、非常に有意義だと思います!!