日韓議連やはり平行線…「隣国とは仲良く」幻想を捨てよ 日本政府「ボールは韓国側にある」姿勢明確に 2019.11.1
超党派の日韓議員連盟と、韓国側の韓日議連は1日、国会内で合同総会を開いたが、平行線で終わった。いわゆる「元徴用工」の異常判決や、国会議長による「天皇陛下(現上皇さま)への謝罪要求」など、韓国側の相次ぐ「反日」暴挙によって、史上最悪まで冷え込んだ日韓関係の改善はできなかった。文在寅(ムン・ジェイン)政権の本性があらわになるなか、「隣国とは仲良く」という幻想は捨てるべきだ。
「韓国の歴代政権は日韓基本条約と日韓請求権協定を順守した」「文政権でも国家間の約束を守り、日韓両国が未来に向かって前進していくために、対立ではなく協力体制を構築することを希望する」
日韓議連の額賀福志郎会長は合同総会のあいさつで、こう語ったという。中央日報(日本語版)が1日報じた。極めてまともだ。
これに対し、韓日議連の姜昌一(カン・チャンイル)会長は「強制動員賠償・補償など歴史問題の解決のためには対話を継続的に持たなければならない」「被害当事者が負った傷と結びつくデリケートな事案だけに…」などと語ったというが、これはおかしい。
日韓の請求権問題は、1965年の日韓請求権協定で「完全かつ最終的に解決」している。徴用工は「合法的な戦時労働者」であり、賃金も支払われていた。韓国・落星台(ナクソンデ)経済研究所の李宇衍(イ・ウヨン)研究員は「朝鮮人が奴隷のように使われたとする主張はまったくのウソだ」という研究成果を国連で発表している。
今回の合同総会にあたり、日本政府は安倍晋三首相の祝辞を出さず、韓日議連による表敬の機会も設けなかった。「ボールは韓国側にある」という明確な姿勢を示した。
日韓議連周辺から、日韓関係の改善に向けて、エネルギー分野など「経済協力名目の基金創設」という“狂気の譲歩案”が浮上したが、安倍官邸は相手にしていない。「韓国の不当な要求に譲歩してきた過去の政権が、韓国の異常な『反日』行動を助長させ、日韓関係を悪化させた」「韓国とは長期戦でやる」という認識なのだ。
親韓の左派政党やメディアは「日本は歩み寄れ」「韓国と仲良くしろ」などと大騒ぎしているが、世界を見渡しても、大半の国が隣国とは問題を抱えている。「文政権とは関係改善できない」と覚悟して、それ以外の国々との関係を深めるべきだ。
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