写真・東部労組HTS(阪急トラベルサポート)支部結成(2007年)
「へとへとツアコン」の闘い！ 阪急トラベルサポート支部アピール
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2007年に東部労組HTS(阪急トラベルサポート)支部の派遣添乗員が決起するまで、長時間労働で苦しむ日本中の派遣添乗員には一円の深夜手当も残業代も支払われていませんでした。雇用保険も健康保険などの社会保険もなく最低でも7日に1日は与えなければならない休日も有給休暇も休憩時間もありませんでした。https://blog.goo.ne.jp/19681226_001/e/349a3f78970968a70f4053b0df99eeb5
「違法なみなし労働制」が原因です。すべての旅行会社、添乗員派遣会社はこぞってこの「違法みなし労働制」を維持しようと必死でした。必死だったのは、会社だけではありません。なんとサービス連合(サービス・ツーリズム産業労働組合連合会)などの大手の労働組合も会社と一緒になって「違法なみなし労働制」を継続するように政府に働きかけまでしていたのです。
https://blog.goo.ne.jp/19681226_001/e/f92f227e50645430c869bff5e00b238f
東部労組HTS支部の添乗員の仲間たちと東部労組と全国の支援の労組は様々な闘いを繰り広げました。各労働基準監督署への申告で「みなし労働は違法」「残業代を支払え」などの是正勧告を獲得しました。派遣添乗員には雇用保険がないため失業しても失業保険もありませんでした。雇用保険加入を求めた大阪の天満社会保険事務所交渉には、大阪の心ある多くの労働組合が駆けつけてくださり共に闘いました。こうして雇用保険加入を実現しました。TCSAへの抗議行動も繰り広げました。支部委員長へのアサイン停止(事実上の解雇)も撤回させ、職場復帰が実現しました。
https://blog.goo.ne.jp/19681226_001/e/4e11fde208035f5104af51915f777602
残業代支払いを拒否しあくまで「みなし労働」を続けようとする会社は、裁判でも抵抗を続けます。一審では、「みなし労働は違法」の勝利判決と「合法」とする不当判決とまるで正反対の二つの判決がでましたが、高裁判決と最高裁判決の全面勝利判決で、完全に「違法なみなし労働制」と確立されました。https://blog.goo.ne.jp/19681226_001/e/072ea6b2417416923f8279dbefe6f729
最高裁判決により、東部労組HTS支部の派遣添乗員は過去の未払い残業代を手にしました。今では、残業代と深夜手当も雇用保険も健康保険も有給休暇も休憩時間も40時間労働も公休も手にしています。
支部は闘って闘ってついにその全てを手にすることができました。全国の旅行会社や派遣添乗員にも大きな影響を与えています。
しかし、旅行会社や派遣会社側から様々な抵抗が続きます。闘いはまだまだ続いています。
https://blog.goo.ne.jp/19681226_001/c/f6f077e2913f9cdf847abac9fa0ec287
添乗員に人権を！上野バス前アピール行動2007/09/02
悪いのは天満や！添乗員に社会保険を！（１）
悪いのは天満や！添乗員に社会保険を！（２）
