1922年の主な出来事参照「社会・労働運動大年表」大原社研編「日本の労働組合100年」大原社研編「日本労働運動史年表」第一巻青木虹二「労働組合物語 大正」大河内一男・増尾洋
世界1.01 中国湖南省憲法公布。各地でこの頃〈連省自治運動〉広がる1.02 中国労働運動第一次高揚期(香港海員スト~3.6)1.21 モスクワで第一回極東諸民族大会、日本から片山潜ら参加(ワシントン会議に対抗)。1.22第 . . . 本文を読む
写真・女給同盟(連盟)1925年
1922年女性労働者の闘い (読書メモー「日本労働年鑑」第4集 大原社研編)
(1922年『女給同盟』の加盟を呼びかけるビラ)「ことわざに『稼ぐに追いつく貧乏なし』と申しますが、実際は全くこれと反対で私たちは稼いでも稼いでも貧乏神に追いつかれています。これは何故かと申しますに、今の世の中が不平等で、強い者勝ちだからであります。金持ちは遊んでいてもどしどし殖えて . . . 本文を読む
大阪朝日新聞「朝鮮の労働諸団体」1922.12.9
朝鮮人労働者の決起と日本労働者の連帯 (読書メモー「日本労働年鑑」第4集 大原社研編)
参照「日本労働年鑑」第4集 大原社研編「日本統治下の朝鮮」山辺健太郎(岩波新書)「信濃川虐殺事件問題大演説会開催の件」朝鮮総督府警務局資料 鮮高秘乙第623号 大正11年9月5日
1、信濃川朝鮮人虐殺事件 1922年7月、信濃水力電気株式会社 . . . 本文を読む
写真・山川均・山川菊栄家族
資料・山川 均の論文「無産階級運動の方向転換」(月刊誌『前衛』1922年7・8月合併号)
目 次一 右翼と左翼との見解二 少数者の運動から三 社会主義運動の第一期四 われわれは誤っていた(注一)五 労働組合運動はどうか六 われわれの新しい標語七 大衆は何を要求しているか八 政治の否定と政治的対抗九 全線の方向転換
一 右翼と左翼との見解 急進分子が前に進もうと . . . 本文を読む
1922年日本共産党結成など(読書メモ)
参照「日本労働組合物語」大河内一男・松尾洋「社会労働運動大年表Ⅰ」大原社研編「日本労働年鑑」第4集 大原社研編(第9編社会主義運動)
雑誌『前衛』創刊 1922年1月1日、山川均、山川菊栄、堺利彦、荒畑寒村等らにより月刊雑誌『前衛』が創刊されます。『新しく生まれた「前衛」の全誌面は無産階級の主張と憧憬で満たされねばならぬ。ブルジョワとブルジョワの言論機 . . . 本文を読む
- 解放歌(水平歌)
1922年水平社創立(読書メモー「日本労働年鑑」第4集 大原社研編)
参照「日本労働年鑑」第4集 大原社研編「日本労働組合物語」大河内一男・松尾洋
全国水平社創立 1922年(大正11年)3月3日京都市岡崎公会堂で全国水平社創立大会が全国の被差別部落から約2千名が参加して開催されました。全国300万同胞の解放を叫んで以下の綱領と宣言と「我々に対し穢多及び特殊 . . . 本文を読む
写真・堺利彦と山川均と大杉栄
1922年「サンジカリズム」と「ボルシェビズム」(読書メモー「第一次大戦前後の労働運動と労使関係 ─ 1907~1928(二村一夫著作集)」) 参照「第一次大戦前後の労働運動と労使関係 ─ 1907~1928(二村一夫著作集)」
二村一夫著作集 第一次大戦前後の労働運動と労使関係 ─ 1907~1928「4、労働運動思想の変化」のサンジカリズムとボルシ . . . 本文を読む
写真・「日本労働組合総連合」の結成大会を告げるビラ
1922年労働組合の全国統一の失敗 (読書メモー「日本労働年鑑」第4集 大原社研編)
参照「日本労働年鑑」第4集 」大原社研編「日本労働組合物語大正」 大河内一男・松尾洋
「日本労働組合総連合結成大会」の不成立と総同盟11周年大会
1、「日本労働組合総連合結成大会」と不成立 総同盟と労働組合同盟会の統一による労働組合の全国的総連合という画 . . . 本文を読む
1922年メーデーなどの労働運動 (読書メモー「日本労働年鑑」第4集 大原社研編)
1、 第3回メーデー 1922年5月1日第3回メーデーが、東京、大阪、神戸、足尾、岡山、横浜、尼ヶ崎、八幡、京都、田島の各地にて挙行されました。
東京 東京の主な参加組合は、日本労働総同盟、関東労働同盟会、純労働者組合、日本労働聯盟、造機船工労働組合、信友会、工人会、小石川労働会、時計工組合、正進会、技工組 . . . 本文を読む
ビラ「失業運動につき組合員諸君に告ぐ」
参照ビラ「失業運動につき組合員諸君に告ぐ」失業者運動全国労働組合同盟発行「日本労働年鑑」第4集 大原社研編
ビラ「失業運動につき組合員諸君に告ぐ」(上の写真)失業運動につき組合員諸君に告ぐ 資本家階級の国際的利害の為に戦われた世界大戦は日本にも三十万の失業者を産した。失業者は資本主義の制度の生産物であり、資本主義生産の一支柱である。従って資本 . . . 本文を読む
1922年、吹き荒れる大量解雇・工場閉鎖(読書メモー「日本労働年鑑」第4集 大原社研編)
(感想) ちまたで失業者の群れがあふれる中、突然の解雇通告。この時代、失業保険もなく、まともな退職金も解雇手当もありません。まして探す仕事先も絶望的です。労働者とその家族にとって、この時代の失業とは、解雇通告のその日から文字通り路頭に迷うどん底の地獄にたたき落とされることでした。この時の悲嘆と怒りはいかば . . . 本文を読む
1922年の農民運動②日本農民組合結成 (読書メモー「日本労働年鑑」第4集 大原社研編)
日本農民組合の結成! たちまち燎原の火となり全国へ拡がる 賀川豊彦、杉山元治郎らによる日本農民組合結成に向けての準備は、前年12月ごろから始まり、本年1922年(大正11年)4月9日神戸市基督教青年会館において第一回大会を開催した。出席者120名、来賓鈴木文治、有本厚吉らの祝辞演説があり、以下の . . . 本文を読む
農民組合ポスター(年代不詳)
1922年の農民運動①小作争議 (読書メモー「日本労働年鑑」第4集) 前年1921年(大正10年)の凶作もあり、小作農民の運動は燎原の火のごとく全国の農村を席巻した。1922年に入るや組織的に、また戦術もするどく猛烈に地主に殺到した。かくして都会における労働争議の多くが不況下の資本家の攻勢で労働者が惨敗したことに対して、農村における小作農民の争議は、徹 . . . 本文を読む
大島製鋼所争議 1922年主要な労働争議⑭ (読書メモー「日本労働年鑑第4集」大原社研編)
大島製鋼所争議参照「日本労働年鑑第4集」大原社研編「本年の労働運動界」山川均(姑息・卑劣な会社) 東京大島の大島製鋼所では1920年にも賃上と8時間労働制を要求するストが起きたが、裏切り者の出現と官憲の弾圧により敗北した。以来大島製鋼所の労働者は心の内に満腔の怒りを抱きつつ、極めて低い賃金を耐え忍んでいた . . . 本文を読む