おやじのパイプ

壁に飾ったシベリア抑留中に作ったと自慢していた亡父のパイプを眺めながら写真と木版画の海を漂っている。

ゴーヤを多色版画で遊ぶ

2025-02-19 18:35:00 | 版画
暑中見舞い版画を今年はゴーヤで作ります。
板木の数は最低限の2版、色版と黒の主版で作ります。コレでも1枚作るのに2回摺ることになりますので数多く作る時は大変です。
ゴーヤのイメージは緑色なので、薄めと濃いめの2種類の緑で摺ってみます。
先ずは濃いめの緑色の上に黒の主版を重ねてみました。

コレぞゴーヤという感じです。
次の薄目の緑で摺ってみました。

まだ充分に熟していないゴーヤという感じになりました。
更に主版を濃いめの緑色にして、先ほどの薄緑の色版の上に重ねてみました。

下地のうす緑の影響を受けて深緑が薄めに見えますね。
3種類で遊んでみましたが、やっぱりザ・ゴーヤの感じになった濃いめの緑と黒の主版で摺ったのがいちばん良い感じですので、これで30枚ほどハガキに摺るすることにしましょう。




試し摺りしてみました

2025-02-17 21:14:00 | 版画
数日前から取り組んでいました木版画です。
ご存知の夏野菜のゴーヤです。
主版が一通り彫れたので、早速試し摺りをしてみました。この試し摺りをする瞬間が、版画を彫っている人にとって、至福のひと時です。








先ずは試し摺りなので、黒色のみで摺りました。
大きさはハガキ寸法です。
今年の暑中見舞い用として作っておりました。
色のないこの白黒版画が上品でいいと妻が申しております。
でも色版も彫りましたので、どんな具合に仕上がるかも興味がありますので、次に試し摺りしてみたいと思います。




うふ、何かわかるかな?

2025-02-15 12:50:00 | 版画
年が明けて、団体展へ出品する作品の準備も出来ました。次の作品制作に取り掛かるにはイメージがまとまっておりません。ちょっどこの時期を利用して毎年小作品を作っております。


板木に塗った絵の具の色が濃くて下絵の転写が、ちょっと見難いのですが、乱獲彫りをした所ですが、うふふ、何を彫っているのかわかりますか?
もう少し彫りが進んだらまたブログで紹介します。


調子に乗って写真集も作りました

2025-02-10 17:53:29 | 写真
既にお話ししましたが、11月に胃がんを内視鏡で手術した時で、今後どうするかが決まっておりませんでした。内視鏡による手術での再発リスクは3%程度あり、そのリスクを回避する方法としては胃を切除(3/4程度)すれば再発リスクは1%程度に抑える事ができる。どうしますか?と言われて悩んでいた時期です。腹腔鏡手術なら負担も少なく10日ほどの入院で済むし外科の先生からは年齢的にもまだ若いからとも言われておりました。
胃の切除による懸案事項はQOL(生活の質)です。3食から少ない食事量で5食くらいに分けて食べることになる。当然胃が小さく消化もし難くなりますから体重体力、抵抗力も低下するでしょう。妻からは今のままで胃の切除せずに行く方が、がん以外の病気になっても体力が残っているから大丈夫だと申します。それらで悩んで最終的にこの1月末に内視鏡手術をしてもらった内科の先生と相談して、このままで胃の切除手術をせずに定期的なCT検査と胃カメラ検査で行くことに決めました。
この間検査検査で、版画をつくっているような気持ちにもならず、ましてやカメラを持って出かける気のもなりませんでした。
そんな時に手元にある材料で版画集を作りましたが、同時に並行して進めていた写真集もあとさきになりましたが出来上がってきましたのでご紹介します。
表紙は美作市にあるお寺の銀杏の古木です。有名だそうです。

次は、和紙の原料になる三椏の花と片栗の花です。

車のボンネットに映った桜と児童公園とJR姫新線写真

姫路と岡山県の新見を結んでいるJR姫新線の鉄橋夜景と紫陽花の花です。1時間に2本しか走っていませんのでマジックアワーと競争でした。

大学校内にある藤の花と風鈴で有名なお寺の写真です

姫路城で開催されたテラノザウルスレースと北条鉄道とひまわりです。

揖保郡太子町にある鵤寺で開催された前衛画家によるパーフォマンスと生野銀山の坑道内部です。

北条鉄道とコスモス、そしてNDフイルターを使って長時間露光で撮った姫路港の灯台。

揖保郡新宮町にある弥生時代の復元した集落と彼岸花、村祭り獅子舞と子供

稲刈りとキティ新幹線。

刀鍛冶の写真と、神社での来年の吉兆方角占い。この柱が倒れた方角に行く際は注意とのことです。

銀杏並木とサンタとトナカイ。


版画集を作ってみました

2025-02-06 19:13:00 | 創作
ここ数ヶ月は病気と追加手術をするかこのままで定期的なCT検査と胃カメラなどで経過観察を続けていくかの治療方針で悩んでおりましたので、版画と向き合う気持ちが湧いて来ず、何もしないだけで時間が過ぎておりました。ネットで簡単に廉価で作れるフォトブックを見つけましたので、試しに1冊作ってみました。版画の写真はスマホの中にあった偶然撮っておいた版画の写真を使いました。
大きさは文庫サイズで、最低24枚で1冊200円弱とお手軽な金額です。


















届いたものを見ると、まずまずの出来上がりでしたので、追加で20冊注文しました。
コレなら配っても遠慮なく貰っていただける仕上がりです。
自慢がてらに知り合いの版画仲間に配ります。
好評ならば、第2弾も考えております。